不死身の深海生物「チューブワーム」とは?宇宙人そっくり?謎の深海生物を紹介!

地球でもわかっていないことが多い場所「深海」。深海の中でも、とりわけ過酷な環境にいる謎の生物「チューブワーム」をご存知ですか。ほとんど不死身で寿命は何百年、食べることもしない生物。そんな謎だらけなチューブワームの驚くべき特徴や生態を紹介しています!

この記事をかいた人

初めまして。皆様の関心と興味を引き付ける記事をたくさん書いていきます!
Array

謎の生物チューブワームとは?

皆さんはチューブワームという深海に生息するミステリアスな生物をご存知ですか?私たち人間のように地上に住む生物たちとはかけなはれた生態や特徴を持っているのです。どのような特徴を持ちまた生息域についてお話ししていきます。

多くの深海の生物たちは未だに謎が多くて、そのほとんどが完全に解明されていません。ですが深海の生物たちの多くはその見た目が奇抜であり、また奇妙で宇宙の生物ともいわれているのです。そしてテヅルモヅルもまた深海の生物です。もしテヅルモヅルについて気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらの記事も合わせて読んでみてください。

チューブワームの特徴・生態

最大の特徴はその見た目と言えます。チューブのような筒状の形をしていてくねくねと曲がり、そこから触覚の様な頭(ハオリ)を何本か出しているのです。その見た目が由来でそのような名前で呼ばれているそうです。その長さは数10㎝と言われています。

口や消化器官をもたない変わった生物で、硫黄が酸化した細菌を細胞内に取り付けて生きており、頭から出ている触覚から深海にある硫黄物質の細菌を取り込むことによって生命を維持してます。それが一体どういうことかあまり想像つかないですよね。実際に深海の生き物ということで未だに深くその生態が解明されていないのです。

チューブワームの生息域

地球の底から湧き出る熱い水の蒸気が出ているようなホットスポットや、その熱い蒸気よりも温度が低いような場所に生息しています。どちらも硫化水素を含んでいるような環境であり、このことからも生きていく上で硫化水素や硫黄が必要だということが分かります。

チューブワームの寿命は250年以上?

数多くの深海の生物は未だに、その生態や物質など解明されていません。解明されている生物の中には1000年の超える寿命を持つものもいるらしいく、深海の生物はみな生命力が異常と言われているのです。この生物はなんと寿命が250年以上あるのではないかと言われています。

チューブワームの寿命の測り方

寿命の測り方が特殊であり理解するのが難しいのですが、先端部分に印をつけておき一年後にその印を基準にしてどれだけ伸びたかを測定して、元の大きさと比べて寿命を計算するというものなのです。また機械を使って実際に採集したものも研究した結果によっても測定したそうです。寿命は250年以上という結果でした。

チューブワームは不死身だった

数多くの個体を採集してきたのですが、その中で死亡していた個体がわずか1パーセント未満だったのです。これは異常な数値であり、このことからこの生物は限りなく不死身だということが判明したのです。

深海だとメタボリズムのスピードが落ちる

我々が住んでいる地上とは深海は全く違う世界なのです。深海だと代謝を幾度も行って生命を維持、成長する(メタボリズム)のスピードが落ちるということが分かっているのです。これにより不死身であったりとんでもないくらい長寿であるのです。一説によると誰しも知っている浦島太郎もこのことに関係しているともいわれています。

チューブワームは動物?植物?どっち?

これまでの内容から、私たち人間や地上に住む生き物の生態や見た目とは程遠いということは理解していただけたはずですが、この奇妙な生き物は果たして動物なのでしょうか?それとも植物なのでしょうか?そんな疑問にお答えします。

チューブワームは動物

結論から申し上げますとこの生物は動物なのです。ここで植物の定理を説明させていただくと、太陽の日射のエネルギーと自身の葉緑体で行う光合成をする生物が植物になるのです。よって一切の光が届かない遥か深海の世界で生息する生き物は、総じて植物と呼べないのです。

動物なのに物を食べない

それは生物であり、同時に動物であるのにもかかわらず、物を食べるということを一切しないのです。口などの消化器官が一切存在しておらず、栄養分の様なものは、硫黄物質の細菌ということだったりと、本当に動物なのか疑ってしまう生き物なのです。

一方でその強烈な見た目から、ほかの生物を捕食する獰猛な生き物と一目で理解できる深海の生物も生息しています。その生物には牙が生えており深海の化け物ともいわれているのです。そんな巨大深海生物オニイソメについて気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

体内の微生物が栄養を作っている

動物ではあるものの、植物の特性である光合成と同じ原理のものを、身体の微生物を使って行っているのです。この場合の日光は硫黄物質の細菌であります。深海でも硫化水素が発生していないところでは生命を維持できないことが分かります。

チューブワームは繁殖するのか?

先ほどの見出しでは、この生物が植物ではなく動物であるということを説明しましたが、生物の目的でもある種を残すための繁殖や交尾は行うのでしょうか?こちらの見出しではそんな疑問にお答えしながら解説していきます。

性別である雄と雌が存在する

NEXT 性別である雄と雌が存在する