キモオタブルーとは?意味や使い方、そして違う色の呼称までご紹介!

キモオタブルーとは一部の車種のことを軽蔑的に指す言葉です。キモオタブルーの意味と正しい使い方、そしてどんな車がキモオタブルーといわれるのか解説していきます。またキモオタブルー以外にも存在するネット民的カラーネームも一緒に紹介します。

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キモオタブルーの意味とは

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「キモオタブルー」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。聞いたことがなくてもキモオタという言葉の意味を知っている方ならなんとなく予想がつくと思いますが、決して良い意味ではありません。

キモオタブルーは青い車のこと

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「キモオタブルー」とは青い車のことを指す言葉です。いつからかそう呼ばれるようになりました。よく「シーマに乗っているのはヤンキー」や「レクサスに乗っているとモテる」など、乗っている車で人を判断することがありますが、キモオタブルーもそのうちの一つです。

キモオタブルーの代表はスバルインプレッサWRX

車種は特に限定していませんが、多くはインプレッサWRXのことを指してそう呼んでいます。その外観や色味の派手さから注目を浴びやすい車種であることも手伝い、こちらが代表格のような存在とされています。

青い車をキモオタブルーと呼ぶ理由

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青い車のことを指してなんとなく馬鹿にしていることはわかりましたが、なぜそのように呼ばれるようになったのでしょうか。そもそも「キモオタ」とは何なのでしょうか。ここではその由来について紹介していきます。

キモオタとは

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キモオタとは気持ち悪いオタクのことです。どこで判断するかは人によりますが、不潔にしていたりファッションがダサかったり、または異常に早口だったりするとキモオタと言われやすいです。多くは見た目のことを指して言われる言葉です。

キモオタが高確率で青い車に乗っているから

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青い車がそのように呼ばれるのはキモオタがよく乗っているからという理由にほかなりません。もちろん統計を取ったわけではありませんが、青い車は目立ちます。目立つ車を見ると、一体どんな人が乗っているのだろう…とつい運転席を見てしまうものです。

そこでいわゆるキモオタの人が運転していると強く印象に残ってしまい、このようなあだ名を付けられるに至ったと考えられます。普通の人もたくさん乗っているはずですが、その人たちは印象に残らず記憶から消えてしまうのでしょう。

特に青い車でゴールドホイールならキモオタ率アップ

青い車でゴールドホイールなのはスバルが好きな人たちにとっては定番の組み合わせです。しかし、その色合いの奇抜さから他の人にはあまり理解されず、時には「生き恥」とまで言われてしまいます。そして、何故か「ダサい選択をわざわざするのはキモオタに違いない」と思われてしまいます。

スバルインプレッサWRXがキモオタブルー代表と言われるワケ

ここでは、冒頭で触れたスバルインプレッサがなぜこのようなある意味不名誉を獲得してしまったのか、その理由についてご説明いたします。そこにはオタクと呼ばれる人たちの琴線に触れる魅力が詰まっていました。

スバルインプレッサWRXの性能にオタク魂がくすぶられる

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そもそもオタクとはひとつのことを突き詰めてこだわり続ける人たちのことです。インプレッサは性能にこだわり、また細部まで突き詰めたデザイン性が人気です。性能にこだわった結果、燃費が悪く維持費もかかってしまうのですが、そんな手のかかるところもオタク魂に火をつけてしまうようです。

スバルインプレッサWRXのアニメっぽいボディデザイン

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インプレッサの角張ったデザインを、なんとなくどこかで見たことがあるかもしれません。このフォルムは1970年代から今でも根強い人気を誇る「機動戦士ガンダム」のガンダムにどことなく似ています。アニメの世界から抜け出してきたような未来的なデザイン性に強く惹かれるのはオタクの性なのかもしれません。

スバルインプレッサWRXの発色にやられる

インプレッサは青い色が特徴ですが、自然界でこのような美しい青を見られることはなかなかありません。現実離れしたアニメの世界にあるようなきれいなブルーが、更にオタクの心をつかむのです。

痛車にも人気なキモオタブルー

この車種は単にクルマ好きのオタクだけではなく、痛車に乗るタイプのオタクからも人気の高い車です。痛車だけでも目立っているところへ更に注目を集めてしまいそうですが、なぜ彼らと相性が良いのか、選ばれる理由についてご紹介します。

発色がきれいなキモオタブルーは痛車に最適

先ほども書きましたように、ブルーの車は発色がきれいなので痛車に向いています。また、車体が大きくボンネットが広いので、そのぶん大きくキャラクターを描ける所も痛車向きと言えます。キャラクターを描ける範囲が広いというのは痛車に乗る人々にとって魅力的なポイントです。

キャラだちするキモオタブルー

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アニメのキャラクターはよく青い空を背景に描かれていますが、それは青色がキャラクターを引き立て、美しく映えるからなのでしょう。現実世界でも美しい青のボンネットにキャラクターが映え、痛車の完成度が上がります。

キモオタブルーは2次元感がある!

ある意味不自然な青色はまるで二次元の世界にいるようで、キャラクターを現実世界に連れてきたような非日常感があります。そんなところも青い車が痛車乗りに人気がある理由の一つなのではないでしょうか。

キモオタブルーはアニメにも登場

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2次元感があり、アニメキャラが映えると大人気のインプレッサですが、実際のアニメにも登場したことがあります。このアニメは2011年にyoutubeで公開され、その後2015年にはテレビ放送されていました。アニメに登場しているおかげで「インプレッサがキモオタに人気なのはアニメに登場したから」とも言われています。

スバルの販促用アニメ「放課後のプレアデス」

こちらはスバルが「新世紀エヴァンゲリオン」を作ったガイナックスに制作を依頼した販促用アニメです。その名も「放課後のプレアデス」。販促用と言いつつもスバルからの要望により車要素はなく、内容は単なる魔法少女アニメとなっています。

あえて車を作中に出すことなくプロモーションを行うという新しい切り口の販促方法ですが、よく見るといくつかスバルの要素がちりばめられています。バス停がスバルの工場名だったり、部屋のカギが車のキーのような形だったり、次に紹介する武器に使われていたりと、小ネタが多いです。探しながら見ると面白いかもしれません。

キャラクターの武器デザインに使われている

スバルの車本体が出てくることはありませんが、各キャラクターが持つ「ドライブシャフト」という武器のデザインがレガシィなどのスバルの車種を元に作られています。インプレッサは主人公の親友・あおいが持つドライブシャフトに使われていました。

キャラクターがドライブシャフトを振ると、モチーフとなった車のエンジン音が鳴る演出となっています。また、障害物の前で停止するという機能もあり、その時にはアイサイトと同じ警告音が鳴ります。そのように、要所要所で各車種の特徴を盛り込んだ作品となっています。

WRX以外のキモオタブルー車種

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「ブルー」ではありませんが、オタクが選びがちな車種は他にもあります。やはり「メカっぽいこと」と「ロボットのようなデザイン」の厳つい車であることが選ばれる共通のポイントとなっています。

キモオタブルー①三菱ランサーエボリューション

こちらは全体的に角張ったデザインがロボットのようで「ガンダム顔」と言われています。確かに、正面からよく見てみるとガンダムの目と口に見えてきます。スバルインプレッサとはライバル関係にあり、こちらも人気の車種です。

キモオタブルー②トヨタCH-R

普通の車と比べるとデザインがかなり奇抜です。ロボット的な見た目ももちろんですが、機能性よりもデザイン部分に相当お金をかけているところがオタクのこだわりとマッチし、人気の車種となっています。

キモオタブルー③ホンダシビックR

見た目で言えば一番ガンダムに似ています。正面から見ると今にも動き出しそうです。色もデザインも、最早ガンダムを意識して作ったのではないかと思うほどで、彼らがどこに目を惹かれたのかは一目瞭然です。

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