【三上静男】上申書殺人事件の黒幕のサイコパス性を検証!経歴や現在の姿も

否運が強いのか彼の頭脳が勝ったのか、どこまでも図太く生き抜くこの男は、被害者からしてみると怒りをどこにぶつけていいのか法で裁けない無念が漂うばかりだったことでしょう。

重要参考人の死去

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警察が詳しい事情を知っている人物としてマークしていた草刈という男が死去したことも彼にとって無期懲役になった一因でもあります。

車を運転していたところ、ガードレールに激突し路上にでたところ後方から走行してきた車やトラックに次々跳ねられ死去します。闇組織が関係しているのかという憶測が出ましたが謎のまま事故死と処理されています。

三上静男の経歴

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一度、三上静男というアウトローはどんな半生を送ってきたのか、どうやったら道徳心の欠片もない鉛の心臓を作ってこられたのか経歴を遡ってみましょう。

不動産ブローカーを生業にしていた

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彼の幼少時代については詳しく明かされていませんが、青年となり犯罪すれすれの職をして生計を立てていたため悪に進むには何も抵抗がなかったのかもしれません。

不動産ブローカーって?

通常、不動産業者を名乗るには免許が必要です。ですが彼には免許はなく、あくまでも土地や物件を多く持っている不動産会社を紹介する裏方として動いていたのです。その紹介料として手間賃を手に入れていました。発覚すれば罪に問われます。

先生と言われた理由

彼の指示で動いていた後藤は、更生してカタギとして生きて行こうと誓い、彼から不動産ブローカーのノウハウを学びました。何も知識のない後藤に対し一から丁寧に教えていったため、先生と慕われ信頼関係を強くしていったのです。

裏組織と繋がっている

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現在ではクリーンなイメージを持たせるために不動産業者と名乗りますが、昔は地上げや立ち退きなど強引な商売のやり方が主流でした。そのためほとんどが反社会組織関連だったといいます。

雰囲気に染まる

そんな業界で働いていれば、その雰囲気が当たり前になってしまいますし悪い事とも思わなくなっていきます。横繋がりの強い職業なので、彼も闇組織の多くの知り合いがいたことでしょう。

三上静男の地元での評判は上々。なぜ犯罪者に?

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極悪人でも人間らしい血の通ったストーリーもありました。悪とは全く正反対の評判もあったのです。一体どんな器の大きいエピソードがあったのでしょうか?順番にご紹介します。

顧客に親身に対応する優しい一面も

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接客し人の心を掴むことには才能があったようです。それは善にも悪にも使われることとなるのですが、困っていたお客に対して大変親身に寄り添い相談相手になっていました。

失業者したお金のないお客にも親切だった

定職のなかったお客に対しても親身になり、格安で住める物件を探して提供するなど優しい一面もありました。雨風しのげる場所がやっと見つかった人にとっては大変優しい人に映っていたことでしょう。

周囲からは「人格者」として慕われていた

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仕事をする姿勢が優れており、次々に顧客を獲得していきました。悪行働くアウトローな姿とは似つかない人の為に動いてくれる人格の優れた人と信頼を得ていたのでした。

お金への執着が強かったため?

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不動産ブローカーという犯罪すれすれの職業は、多額のお金が動く仕事です。お金のためなら本来の人格を隠し、人の為に尽くすように動くことは容易いことでした。。

彼にとって人の為に動くのではなく、お金がたくさん手に入るための手段であり、自分のためだったのです。

あの人がやるとは・・・

よくニュースでも犯罪を犯した人物に対しかけられる言葉でもありますが、実はこの人間性が本当の姿なのではないでしょうか。優しく見える一面、凶悪な一面、この二面性こそ本質であり理性が利かない彼のような人物を精神異常者ともいうのではないでしょうか。

三上静男は「サイコパス」?その理由5つ

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冷酷で道徳心の欠如しているこの男はサイコパスではないか?とメディアが騒ぎ立てました。なぜ精神病質であることを疑ったのか疑惑をご紹介したいと思います。

三上静男サイコパス疑惑①先生と慕う後藤良次を平気で裏切った

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自分のことを慕い、自分の指示通りに忠実に行動してくれた右腕のような存在をあっさりと裏切ることも彼には何とも思わないのです。平気で裏切り自分が有利になるのなら切り捨てます。

後藤が逮捕されたことから関係が捻じれた

人を消すことで多額の報酬を与えていましたが、後藤が違う罪で留置所へ入ったため渡すはずだったお金を自分の懐へしまってしまいます。後藤にとってはタダ働きをしたことになります。

裁判中でも裏切る

暴力団員である後藤と深い絆を築きあげていたにもかかわらず、裁判では暴力団は嫌いと言い放ち、いわゆる後藤のことが嫌いと遠回しに言えてしまうのです。

三上静男サイコパス疑惑②虚言癖があった

嘘をついて話すことが日常的でした。そうやってうまく人の心を鷲掴みにし、ブローカーでの仕事に繋げたり自分の右腕のように動いた後藤の信頼関係を築く道具としていったのです。

自分のためなら演技もする

多くのテレビカメラが集まる前で、自分は何もしておらず無罪だということを胸を張って言いのけたりもできてしまうのです。のちに嘘がばれてしまうことも想定せず、その場しのぎの嘘は日常茶飯事です。

涙も流せる名演技

裁判中では、人が困っているのがかわいそうで見ていられないと善人を主張して、身の潔白を証明したかったようですが、言葉だけでは説得力がないため涙を流しての名演技をします。

三上静男サイコパス疑惑③日立市ウォッカ事件では拷問を平気で行っている

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人間の仕業と思えない手ひどい事を表情変えることなくできてしまうのです。まるで人形に対して行っているかのように人の痛みが一切わからない人物なのです。

病気を患っているのに容赦しない

糖尿病と肝硬変を患っていた被害者に対して、大量のアルコールを与え苦しんでいる姿を目撃しても何とも思わなかったと言います。トイレでうずくまり血を吐く姿を見て、人が苦しむ姿を楽しんでいたのです。

共感度はゼロ

相手が苦しがろうと悲しいだろうと自分には関係ないのです。ただ感情だけ共感できないだけで、相手がどのような状態に陥っているのかは理解できていると解明されています。

三上静男サイコパス疑惑④子供時代は動物虐待を平気で行っていた

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飼育していたハトやニワトリを足で蹴ったり、絞殺していました。自分よりも力の弱い小さな動物を捕まえては、繰り返していたようです。歪んだ心は子供時代から備わっていました。

のちに殺人に発展する

現在の犯罪統計では弱い小動物を傷つけている人物は動物だけでは満足できず、のちに人に移ると分析されていますが、彼の時代ではこのような思考が乏しかったため未然に防ぐことが難しかったのでしょう。

刺激が欲しい

自分中心の考えなので、自分を満たすためにスリルを常に求めています。身近にあるものでその欲求を満たそうと手を出していくのです。目標を成し遂げられるならばどんな手段も厭わないのが特徴なのです。

三上静男サイコパス疑惑⑤犯罪に対しての意識が低い

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善意ある人間ならわざわざ自分からグレーゾーンの仕事を選択しないでしょう。ですが彼は違いました。悪行すれすれの仕事を平気でこなしていたため、もともと犯罪意識が低いことがうかがえます。自分ならやり通せるという自信もあったのでしょう。

相手を操りお金を得る

結果が出せるならば、悪でもなんでも構わないと思うのです。百万単位で動くお金を操作できるブローカーの仕事はまさに彼が思う最良の仕事だったのでしょう。

自分のことしか考えない

サイコパスは、自分のことしか考えません。自分がしたことによって他人がどう思うか感じるのかという他人の目は一切気にならないことが特徴です。

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