痰壺ってなに?何のために設置していた?結核との関係や都市伝説も!

空気や衛生環境が悪く、痰が絡むそれを地面に吐き出し、そしてまた空気が悪くなる。そのような悪循環を防止するためにも、政府は対策として痰壺の設置を義務化したのです。そのためあらゆる場所に設置されているのです。

当時は結核での死亡者数が多かった

今では医療やそのほかの科学などが進歩して、結核を患ってしまっても死に至ることは少ないのですが、昔は空気も悪くそのため結核患者も非常に多く、また確かな治療法が確立されていなかったため死亡者数も多かったのです。

平成に入ると痰壺は少なくなっていった

昭和では当たり前にいたるところに設置されていましたが、平成に入るとその数が徐々に少なくなっていったのです。今現在はまずそれが設置してあるところはないのではないでしょうか?ではなぜ少なくなっていったのでしょうか?

結核患者の減少

まず医療も進歩して、またその相乗効果によりだんだんと空気や衛生環境が改善されていったのです。それによりおのずと結核患者が減少していきました。すなわち痰を地面に吐く機会も減っていったのです。そのため徐々にその壺がなくなっていったのです。

設置義務は今はない

昔の日本では法律上に設置義務がありましたが、今ではその法は改定され設置義務はありません。ですから当然その物自体が見ることがなくなってきたのです。もし年配の家族や知り合いがいたら聞いてみてはいかがでしょうか。

時代の変化に応じて昔あったものが今ではなくなってしまったものはたくさんありますが、反対に昔からずっと変わらず、今でも続き存在し続けるというものも中には存在するのです。そんな古い昔からある、古き良き言葉「まぐわい」について興味のある方や、気になる方は是非こちらの記事を合わせてご覧になってはいかがでしょうか?

結核はなぜ減少したの?

医療や衛生環境の改善により結核は減少した。そのように先ほどの見出しで解説いたしましたが、もう少しその部分について詳しくご説明いたします。結核という病気は悪い意味で昔の日本では根強かったのですが、その部分についてもお話ししていきます。

予防接種など医療技術の発達

だんだんと他国の先を行く医療技術が日本にも導入され、今ではごく普通にある予防接種などもこの時から始まったのです。それらの発達により結核がだんだんと、この日本から消えていったのです。逆に言えばまだそのような技術がなかった時代には、この大病に我々日本人はさんざん悩まされてきたのです。

日本は結核が多い国

不名誉なことかもしれませんが、結核は日本の国病と言っても過言ではありません。今でこそ医療技術や予防接種があるため、昔に比べるとその数は著しく減少していますが、それでもまた他国に比べると、患者が多いのが現状としてあるのです。

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