「ニチャア」とは?
こんな言葉を実生活の中や、インターネット上で使ったことがあるという方はいらっしゃるでしょうか?最近になって流行ってきた言葉なのですが、これが何を元ネタとした言葉なのか、どんな時に使用されるのかなどについてをご紹介していきましょう。
「ニチャア」は擬音のひとつ
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まずこの言葉は、擬音の一つとして数えられています。雨の「ザーザー」や車の「ブロロロロ」といった音と同じ種類のものではありますが、何となく字面からちょっと気色の悪い擬音であるということが見て取れるのではないでしょうか。
オタクの「気持ち悪さ」を表す言葉
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これがどんな時に使用されるのかというと、所謂オタクたちの気色の悪さを表現するときに使用されているようです。何となく好きなものについて語るときに薄ら笑いで言っているのを表現したりだとか、とにかくそういったときにネット上で使用されています。
なんJ民の間でよく使われる
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また、この言葉は「なんJ民」の間で頻繁に使用されています。これは特殊な民族であるとかそういったわけではなく、2ちゃんねるにおける「なんでも実況J版」の住民、つまり頻繁に訪れて利用している人たちの中でよく使われているというわけなのです。
なぜ「ニチャア」と言う言葉なのか?
簡単に今回ご紹介するのがどんなものなのかということについてご紹介しました。ではなぜこんな用語が生まれて使われる状況に至ったのか、気になりませんでしょうか。別に気色の悪さを表現するというのであれば、違う擬音であっても良いはずでしょう。
ニチャアの意味①粘膜が音を立てる様子
まず、これには口の中の粘膜、唾液が大きくかかわっており、粘膜が音を立てている様子を表しているとされています。実際に口の中に唾液を含ませながら話しだそうとすると、ひとそれぞれかもしれませんが粘膜が同じような音を立てるのが分かるのではないでしょうか。
ニチャアの意味②乾いた口を開く音(唾液の音)
また、その時には口の中が乾いていますので、それを潤すための唾液の音とも取れます。大抵アニメなどを好む所謂アニメオタクというのは普段の生活の中で極力喋らないというイメージがあり、好きなものについては雄弁に語るためにその時に口を潤すための音ともされています。
ニチャアの意味③粘着質な性質を表す
前述しました通り、オタクに限った話ではなくまたオタクが絶対にそうというわけでもないのですが、普段離さない人というのは口内が乾きがちです。語りだすときに唾液が出るように、とにかく粘着質な何かの音を表しているというのはお分かりいただけるのではないでしょうか。
「ニチャア」は新時代のオタクの笑い方?
インターネットの中で笑っているかどうかは顔が見えないのでわかりませんから、(笑)やwwwといったものを自分が笑っている表現として使っています。これなら使ったこともある方が多いかと思われますが、2ちゃんねるの住民などはこれが少し違っているのです。
よくあるオタクの笑い方
いままでよく使われていたオタク特有の笑い方として「コポォ」とか「フヒッ」などがあったかと思われます。いずれも普通の笑い方とはずいぶん異なっていて、その異質さがオタクと呼ばれる人たちの気色の悪さを一層際立たせています。