カナヘビにおすすめの餌!種類や与える頻度や量、食べない時の対処法も

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人間と同じで、毎日同じ餌を食べていると、カナヘビも飽きてしまい餌を食べなくなります。ワーム、クモなどは大好物ですが、栄養の偏りを無くすためにも与える餌の種類を変えることはとても大切です。時々ワラジムシやバッタなども与えてみましょう。それでも食べない場合はサプリメントのパウダーなどを活用しましょう。

脱皮の前

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脱皮を控えたカナヘビはエサを受け付けなくなります。子供は2週間に一度、大人は1ヶ月に一度脱皮をします。例え飼育されているとしても、敵がいつ来るのかわからない緊張状態の中脱皮をする習慣は変わりません。なので餌を減らし、隙を無くしていると考えられます。

温度が適温ではない

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カナヘビは体温が35℃程度に温まらないと、健康状態が悪くなります。行動が活発ではなくなり、食欲も減ってきます。毎日日光浴をさせるのが一番いいのですが、もし不可能な場合は日光浴用のライトがあるのでそれを日光浴と同じように利用しましょう。

カナヘビの餌と冬眠について

秋が深まってくると野生のカナヘビは冬眠する場所を探しはじめます。飼育されているカナヘビも体温が下がり自然に冬眠モードに入るので、上手に冬眠させてみましょう。その際どんなことに注意したらいいのか、冬眠前には餌やりをどんな風にしたらいいのかをご紹介します。ぜひ挑戦してみましょう。

冬眠させる前には餌を多めに与える

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カナヘビは冬眠中、餌を一切食べません。なので冬眠に入る前に栄養をつけさせないと死んでしまいます。冬眠させる場合は10月を過ぎたころからしっかり餌を食べさせてください。食欲がなくなり、動きが鈍くなってきたら水だけを入れて様子を見ます。冬眠中に食料が胃の中に残っているのは、カナヘビにとって危ない事です。

起きてきたら餌を再開

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2月になってだんだん暖かくなってきたら、ケースを観察するようにしてください。時々目を覚ましてまた寝ることを繰り返し始めます。エサは与えてみて、糞があるのを確認したら追加します。まだ動きが活発ではないのであまり動き回らない餌を与えましょう。

冬眠にはリスクも

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カナヘビの冬眠にはリスクがあります。冬眠中に乾燥してミイラになっていたり、水入れの中で死んでいたりという事故が後を絶ちません。冬眠から目覚めてからもなかなか餌を食べなかったり、寒の戻りで凍死してしまったりもします。自信が無い場合、秋には野生に返すことをお勧めします。

カナヘビの体温調節

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現代では生物によって体温調節が多様であるといわれ、変温動物、恒温動物と言う言い方は科学的にはあまり使われなくなってきています。しかし、カナヘビは変温動物で自分では体温調整ができず、体温が外気と同様になってしまう為、冬には冬眠しなくてはなりません。

カナヘビは越冬するのか

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一部の飼育下にいるカナヘビは、部屋の温度がある程度保たれるため越冬することができます。その場合、飼育ケースの下1/3にヒーターを敷いてケース内を温めてあげることが大切です。暖かい場所と冷たい場所、両方にシェルターを作ってあげるといいでしょう。部屋の温度が極端に低い場所には飼育ケースを置かないようにしましょう。

日光浴はどうするのか

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日光浴もいつもと同じようにさせてあげます。午前中は部屋の中の日の当たる場所にケースを置きます。天気の良くない日には爬虫類用の日光浴ライトを当ててあげましょう。落ち葉などを置いてライトの光から逃げる場所を確保してあげることも忘れないようにしましょう。

カナヘビの飼育に必要なもの

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カナヘビを飼育するのにどんな道具が必要になるのでしょう。飼う前にしっかり確認しておきたいですね。出来るだけ野生の状態を再現して、カナヘビが暮らしていた状態を作ってあげることが大切です。

飼育道具①飼育ケース

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最低でも幅30センチ程度のプラスチックケースが必要です。プラスチックやガラスはカナヘビの足が滑り、登れないので素材として適しています。複数飼育する場合は幅45センチ以上のケースをお勧めします。高さが25センチ以上あれば脱走はしませんが、もし心配でしたら網をかぶせてもいいでしょう。

飼育道具②土などの床材

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床材は粘土質でない土や赤玉土などが適しています。ペットショップに行くと爬虫類用の敷材も購入できます。床材は糞が確認しやすいものにし、量は余り入れません。日光浴をさせる時に持ち運びしやすいくらいがいいでしょう。

飼育道具③シェルターになるもの

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日光浴をしていて暑くなってしまったときなど、光をよけるシェルターが必要です。石を組んで隙間を作ってあげてもいいですし、割れた鉢の欠片を入れてあげてもいいでしょう。木登りが好きなので枝も入れてあげます。その場合ケースの縁には届かない様工夫が必要です。

飼育道具④水入れ

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カナヘビは水を飲むので水入れが必要です。水滴状の水をなめるので、深い皿よりも浅めの皿を裏返したものなどがいいでしょう。または小鳥用の水入れなどを使い、浅めに水を入れましょう。よく観察してカナヘビに適した分量を与えましょう。

カナヘビを捕まえよう!

カナヘビの飼育に必要なものが揃ったら、いよいよカナヘビを捕獲しましょう。カナヘビがよくいそうな場所、捕まえやすい時期、時間帯、トラップの作り方などを紹介します。特別な道具は必要ありませんので挑戦してみてください。

カナヘビがいそうな場所

カナヘビは庭先でよく見かけます。石があって草や芝が生えていて、小さな虫がいるところ、そんな場所を探してみましょう。森の中よりも人間の存在の感じられる場所、そんなところがカナヘビが好んで住む場所です。コンクリートがあれば日光浴には最適です。

捕まえやすい時期、時間帯

カナヘビは日光浴をよくします。体温をあげないと活発に動けないからです。地面が暖かくなってくる頃から庭先をうろうろし始めます。日差しが厳しくなると葉の下に隠れてしまうこともあるので、午前中からお昼くらいまでには見つけましょう。季節的には春先から初夏によく活動しています。小さな虫がいるところなどをよく探してみましょう。

トラップの作り方

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カナヘビは晴れた日の昼間、獲物を探して庭先などでよく見かけます。そこで穴を掘り、プラスチックケースをセットして、中にカナヘビの好物をを入れておくとカナヘビがかかることがあります。もしトラップで捕まえられなくても、カナヘビを見かけたら後ろから近づき手の平をそっとかぶせてみてください。

二ホンカナヘビの生態や特徴

ニホンカナヘビは身近な爬虫類であり、子供の頃捕まえたことがある人も多いのではないでしょうか?でも、カナヘビとトカゲってどこがちがうのか分かる人は多くないかもしれません。カナヘビの生態、特徴についてご紹介します。

日本全国に生息

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カナヘビは北は北海道、南は九州の属島まで生息しています。平地や低い山くらいまでの土地を好み、森や林の中よりも植え込みや雑草の繁る空き地などを好みます。どこででも見られる身近な爬虫類ですが、東京都と千葉県では準絶滅危惧相当の指定を受けています。

寿命は5~7年ほどですが、飼育下にあるカナヘビは冬眠が上手くできなかったりするので多少寿命が短くなる傾向にあります。カナヘビ同様、日本全国に生息する蛇もおりますので気になる方はこちらもどうぞ。

見た目の特徴

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小さな恐竜の様でとてもかわいらしい姿をしています。皮膚は乾いていて、大きさは16~27センチほどになります。カナヘビのオスは後ろ脚の付け根が少し膨らんでいます。メスは膨らみがなくすっきりとしています。上から見るとメスは後ろ脚からそのまま尻尾にまっすぐ向かっているのに対し、オスは一度膨らんでから尻尾に向かっています。

ニホントカゲとの違い

トカゲと間違いやすいですが、トカゲの尻尾の長さが全体の1/2しかないのに比べ、カナヘビは全体の2/3ほどあります。トカゲの皮膚は光沢があり、触るとペットリしますが、カナヘビの皮膚は乾いています。トカゲの子供は尻尾の先が鮮やかな青い尻尾を持っていますが、カナヘビは大人とほとんど変わりません。

カナヘビにぴったりの餌をあげよう!

カナヘビは比較的簡単に飼える爬虫類なので、チャンスがあったら餌を与えたり、餌を食べる様子を観察してみましょう。道具をそろえるのは大変ですが、家にあるもので工夫して環境を整えることもできますので挑戦してみましょう。

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