ドクターフィッシュとは?
水族館などで見ることができる、ドクターの名前を持っている特殊な魚がいます。肌を綺麗にしてくれるというような大雑把なことを知っている方は多いでしょうが、詳しいことまでご存じの方はあまり多くないでしょう。ということで、まずはどんな魚なのかについてご紹介しましょう。
正式名は「ガラ・ルファ」
まずドクターフィッシュというのは正式な学名などといったものではなく、正しくはこういった名前が付けられています。全然呼ばれている名前と違いますし一文字もあっていませんので、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
生息地
非常に小さい魚ではありますがよく飼われている鯉の仲間であり、アジア西側の川の中であったり、離れてヨーロッパはトルコの暖かい温泉が流れているような地域が主な生息域となっています。
性格・習性
若いうちは皆さんが思い浮かべるようにたくさんの仲間と集団で行動をしていますが、成長してくるにつれてだんだんと集団での生活をせず単体で動くようになり、また肉食の傾向が増えてくるために成長した個体というのは人間の角質を食べたりといったことはしなくなるようなのです。
そもそもなぜドクターフィッシュは人の角質を食べるの?
今回ご紹介する魚について、生息している地域や性格といった事などについて簡単にではありますがご紹介しました。冒頭でもご紹介しましたが、この魚は人間の古い角質を食べてくれることで有名です。ではどうしてそんなものを食べてくれるのでしょうか。
温泉ではエサが無かったため
まず前述しました通り、この魚は自然に湧き出てくる天然の温泉地域にも生息しています。しかしそういった人間からしても温度の高い地域には他に生息している生物や餌になるようなものが無く、結果温泉として利用している人間の肌に付着している微生物等を餌にするようになったとされています。
ドクターフィッシュのセラピーはトルコ発祥
日本でも良く知られているセラピーへの利用は、最初はトルコで開始されています。現在も周辺の国では保険が適用する範囲内で医療行為として認められていますが、アメリカやカナダといった国ではセラピーに利用するのが合計14の州で禁止されているようなのです。
発祥の地はエサ不足だった
前述しました通り、トルコでは温泉に住んでいるこの魚たちは水温が高いために餌となる生物が生きていけないため、人間の皮膚、角質を食べるようになったとご紹介しました。実はこうなったのは、人間側にも原因があるようなのです。