ほくろはメラニンの増殖により出来るもので、その副産物です。何度も処理しても生えてきてしまうというのは、そのメラニン細胞が正常に働いている証拠でもあります。
ほくろ毛が生えてくるというのは、皮膚の細胞が健康で壊れていない、と言えるでしょう。
刺激を与えるのは止めよう
ですので、処理しても生えてきてしまうというのは健康の証といえるのが分かっていただけましたか。
ただし、どうしても気になるからとむやみやたらに抜いたり、こすったりしているとほくろの刺激となり、最悪の場合、悪性腫瘍へと変化する可能性があるので注意しましょう。
ほくろの形で分かる!悪性と良性の見分け方
自分のほくろが良性か悪性か、判断するのは見ただけでは医者でも検査に出さないとすぐに判断はできません。しかし、あくまでも判断材料の1つとして、自分でもほくろの良性悪性をチェックする方法はあります。
悪性は左右非対称
ほくろは通常ある程度の丸みがある形をしています。しかし、悪性のメラノーマは、ほくろの形が左右非対称となるのが特徴です。形がデコボコしていたり、インクを上から垂らしたような形のほくろには注意が必要です。
自分のほくろに中心線を引き、左右の大きさがあまりにも違っていたらすぐに病院に受診するようにしましょう。
大きいほくろは要注意
他にも、大きいほくろにも注意が必要です。元から大きく、そのサイズが変わらなかったらそれほど心配することはありません。
しかし、どんどんとほくろが大きくなっていったり、20歳を超えてから現れたほくろの大きさが変わっていく場合は放置しないほうがよいでしょう。危険と言われる大きさの基準は6~7センチです。
気になる人はすぐに病院へ
ほくろが左右非対称、大きくなっている、生えなくなったというのは危険なサインですので、まずは皮膚科に受診に行きましょう。ただ、皮膚科でもすぐに判断は出来ません。
ほくろを取り、病理検査をして初めて良性か悪性かが診断されます。手遅れにならないように日々自分でもチェックをすることが大切です。
ほくろ毛は縁起がいいと言われている
見た目が悪く病気のイメージもありますが、実は縁起物と言われているのをご存知でしょうか。中国では「ほくろに生える毛は福が宿る」、日本では「宝毛」「福毛」などと言われていて、変に処理しないほうがいいかもしれません。