他にも、大きいほくろにも注意が必要です。元から大きく、そのサイズが変わらなかったらそれほど心配することはありません。
しかし、どんどんとほくろが大きくなっていったり、20歳を超えてから現れたほくろの大きさが変わっていく場合は放置しないほうがよいでしょう。危険と言われる大きさの基準は6~7センチです。
気になる人はすぐに病院へ
ほくろが左右非対称、大きくなっている、生えなくなったというのは危険なサインですので、まずは皮膚科に受診に行きましょう。ただ、皮膚科でもすぐに判断は出来ません。
ほくろを取り、病理検査をして初めて良性か悪性かが診断されます。手遅れにならないように日々自分でもチェックをすることが大切です。
ほくろ毛は縁起がいいと言われている
見た目が悪く病気のイメージもありますが、実は縁起物と言われているのをご存知でしょうか。中国では「ほくろに生える毛は福が宿る」、日本では「宝毛」「福毛」などと言われていて、変に処理しないほうがいいかもしれません。
目立つほくろ毛は縁起がいい
縁起がよいと言われるようになった由縁は、仏教の師ブッタの身体と共通したところがあるからです。ブッタは、額の部分にほくろのような印があります。
仏像を思い浮かべるとピンとくる人も多いのではないでしょうか。あの印は「白毫」と呼ばれ、実はほくろではなく長い毛がくるくると丸まって出来ています。
ほくろ毛はそのままにして運気を味方につける
そんなブッタの白毫に似ているので、そのままにしておいた方が運気が良くなる、という説があります。
そう考えるといつもは恥ずかしいほくろ毛も「仏教で沢山の人を救ったブッタと同じ印がある」と考えると少し気分が楽になるでしょう。
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ほくろが増える原因はなに?
ほくろというのは実は生まれた時から隠れているだけで、あります。人が生活していく中で紫外線や刺激が加わり、今まで無かったほくろが表面化します。
今まで見えなかったほくろが急に増えたと心配する人がいますが、増えたのではなく「元からあったものが出てきた」と捉えるのが正しいです。
ほくろは遺伝性?後天性?
ほくろは遺伝性もあります。親が多かったらほくろはできやすいと言われています。人によっては親子で同じ位置に同じ大きさのホクロがある、なんて人もいます。しかし、なぜ遺伝するか詳しいことは分かっていません。
ただ、ほくろは後発性のものの方が多いでしょう。その人の紫外線を浴びた量によってほくろの数は変わってきます。
ほくろの予防法は?
なんといっても紫外線をカットすることです。紫外線を浴びると、身体は肌を守ろうとメラニンを多く作り出し結果的にほくろとなってしまいます。ですので日焼け止めクリームは一年中塗る、外出時は日傘を徹底しましょう。
最近は「飲む日焼け止め」を利用している方も多いです。皮膚科や美容皮膚科にて購入できます。
男性にこそ日焼け止めは塗ってほしい
男性ですと日焼け止めなんてちょっと、と思われる方も多いですが今は男性も日焼け止めを塗る時代です。
もしあなたが顔ほくろ毛に悩んでいて、そのまま日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びてしまうと、また顔にほくろが出てきてしまいまう可能性だって捨てきれません。
日焼け止めに興味がある方はこちらをご覧ください。
ほくろ毛を除去する方法はある?
基本的に伸びてきたら刺激を加えずカットして欲しいですが、顔などの目立つ位置にある人は除去したいと考える方もいるでしょう。
どのような除去方法があるのか、最後にクリニックを利用したほくろ毛の除去法を紹介します。
ほくろ自体を除去してしまう
女性がよく利用するエステのレーザー脱毛でほくろの「毛」だけを除去するのは無理です。脱毛用のレーザーは、ほくろに当ててしまうとメラニンに反応し、やけどをしてしまうためです。
ですので、ほくろ毛を除去したい場合は、ほくろも含めて取るしかありません。
病院でほくろを除去
皮膚科では「毛根からほくろを切りぬく」という手術を受けることが出来ます。局部麻酔やメスを使うので怖い印象を受けますが、手術自体は簡単なもので、あっという間に終わります。
手術は保険適用なら安いですが、医者が取るべきではないと判断すれば自費負担になることもあります。
レーザー治療で綺麗に除去
ほくろをレーザー治療で取る場合、主流のレーザーは「炭酸ガスレーザー」です。レーザーをほくろに照射するだけであっという間にほくろは無くなります。切除手術と違い血も出ませんし、その後の回復も早く、治り方も綺麗です。
ただ、レーザー脱毛は美容面を重視しているので、ほくろは悪性腫瘍でなければ、料金は全額負担になります。
ほくろ毛の知識を身につけて正しい対処をしよう
正しいセルフケアをしていれば、何の問題もない良性の腫瘍です。どうしてもいじってしまう、抜いてしまうという人は多少お金がかかっても病院で取ってもらいましょう。
素人診断ではなく、病院で見てもらった方が健康的にも見た目の改善にもメリットが多いです。
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