山中では、当然ながら街中のように自分の食べたいものを自由に食べに行くというようなことはできませんので、水分、食料も必ず持っていきます。ハイドレーションは歩きながら水分を補給することができるアイテムで、ご紹介したバッグにも付属しています。
手軽に食べれる行動食
ハイドレーションと同じように、食事も移動しながら食べられるものだとスポーツを効率的に進めることができます。例えばアミノダイヤルの「パーフェクトエネルギー」のようにゼリー状の気軽に食べられ栄養を補給することができるアイテムがとてもおすすめできます。
エネルギーチャージの栄養補助食品
他にも、エネルギーチャージができる栄養補助系の食品を持っていくことを推奨します。トレイルランニングのようなスポーツ向けのトレイルバターというものもあり、高カロリーなのでエネルギー補給にはピッタリ。味もチョコレートやクローバーハニーなど、疲れをとってくれる甘い味になっています。
トレイルバターについて詳しく知りたい方はこちら
Contents
トレイルランニングに必要な装備⑦小物
地図
何もやみくもに険しい道を走り込むというのがトレイルランニングというわけではありません。ちゃんとコースを決めて走る必要があり、地域ごとに周辺のトレイルランニングコースガイドが出版されています。それをもとにランニングをするようにしましょう。
ヘッドランプ
もし突然の地震など何らかのトラブルが発生した場合には、緊急の非難をすることもあります。そういったときには光源となるヘッドランプがあると暗くなってからも安心できますので、万が一を考えて用意しておくと緊急時に役立てられます。
救急用品
スポーツを行う時にはいつでも安全に気をつけながらやるのが楽しくやるためのポイントです。しかし気をつけていても怪我をしてしまう場合も十分にありますし、山道であればその可能性も高くなります。怪我をしたときのため、応急処置ができる救急用品もあると安心です。
ホイッスル
ホイッスルは自分の身の安全を守るためにいろんな場面で活躍してくれるアイテムです。スポーツの中でもそれは当てはまり、スポーツ用のホイッスルなどがあると山中では野生の生物への危険信号、自分の居場所を知らせるためなどに使うことができますので、用意しておいて損はありません。
トレイルランニングの初心者おすすめコース
ということで、トレイルランニングの際に揃えておいてほしい装備について色々とご紹介しました。では、これからスポーツを始めていくことになる初心者はどんなところを走ったらよいのでしょうか。初心者におすすめしたいトレイルランニングのコースをご紹介します。
奥多摩コース
まず1つ目は、東京都の奥多摩にある奥多摩コースです。セブンスヒルズアドベンチャーがツアーを行っており、奥多摩駅から標高差1100メートルの山を登っていきます。標高差があるので少し体力を消耗するコースではありますが、その分の達成感と上達を感じられるコースといえます。
南高尾コース
続いては南高尾コースです。こちらは高尾山口駅からスタートして同じ地点に戻ってくるコースで、途中にはダムの展望台や休憩所などといったポイントが設けられています。人気のコースですが初心者は道に迷いやすいようなので、ご紹介したGPS付きの時計があると安心できるでしょう。
箱根コース
最後は箱根コースです。箱根外輪山の中を走るコースで、箱根湯本駅をスタート地点として50キロほど走り込むものとなっています。時計回りと反時計回りのコースを選ぶことができ、後半に補給のポイントがあること、万が一の場合普通の道路を走れることなどから初心者には反時計回りコースがおすすめです。
野生生物を見られるコースも
関東地域の初心者向けコースをご紹介しました。他にもいろいろとありますが、ご紹介したいのはトレイルランニングを行っている最中に野生動物を見ることができる、最近新設されたコースです。
井川de望月将悟氏とトレイルランニング
それがこのイベントコースです。これはトランスジャパンアルプスレースにおいて4度の連覇を果たしている望月将悟氏が監修を行った、静岡県静岡市南のアルプスユネスコエコパーク井川自然の家において開催されるものです。
全長12キロ程度、標高が1000メートル以上ということで少し空気が薄いですが初心者でも行けるコースで、猿や鹿といった野生の動物たちをランニング中に見かけることもあるのだそうです。
初心者向けトレイルランニング大会情報
初心者向けのトレイルランニングのコースを3点ほどご紹介しました。ある程度経験をしてみて挑戦がしたくなったという方は、大海も開催されていますのでそちらに出場してみてはいかがでしょうか。気軽に参加できますので初心者のうちでも問題はありません。
モントレイル戸隠マウントレイル
1つ目の大会は、長野県は戸隠で行われる「モントレイル戸隠マウンテントレイル」になります。毎年6月の1日日に開催されており、コースのレイアウトは初心者から経験豊富な方まで楽しめる内容になっています。20キロコースのロング、10キロのショート、子供向けのキッズがあります。
群馬神流マウンテンラン&ウォーク
続いては群馬県南西部にある神流町で行われる「群馬神流マウンテンラン&ウォーク」になります。標高差3978m、総走行距離50キロのスーパーシングル、ペアクラスと、標高差2976mのロングクラス、27キロのミドルクラスの3コースがあり、自分の行きたいコースを選ぶことができます。
白馬国際トレイルラン
そして最後は1つ目の戸隠と同じく長野県は白馬村で開催される「白馬国際トレイルラン」です。54キロ余りのロング、36キロ少々のミドル、22キロのショートと、5キロ程度のファミリー&トライアルの4コースがあり、いずれも手つかずの自然の中を走り抜けていくものとなっています。
初心者が実際に走る時に気をつけたいこと
トレイルランニングの魅力や実際に行われている大会などもご紹介しましたので、実際にやってみたいと思われている方もいらっしゃるかもしれません。ただ、始めるにあたって初心者の方たちには事前に留意しておいてほしいことがいくつかあります。
体調管理
まず、自分の体調をしっかりと整えておきましょう。運動不足の人間がいきなり標高差のある山中を走るというのは、どう考えてもおすすめできません。ですのでまずは距離も長くなく、高低差のないコースを利用してみましょう。
まずはペースをつかむこと
ランニングの練習方法に、ペース走というものがあります。これは走るペースをつかむためのもので、自分でどれくらいのペースで走ればよいかを知ることができます。安全に走るためにも、まずはペース走をしてみましょう。
トレイルランニングのマナー
初めての方におすすめのコース、そして各地で開催されているトレイルランニングの大会情報などをご紹介しました。どんなスタイルでやるにしろ、楽しく行うためにはマナーを守り周りに配慮しながら行う必要があります。最後に実際に行う際のマナーをいくつかご紹介しておきましょう。
安全第一、装備をしっかり整える
まず、必要な装備はしっかりと揃え、走り出す前に確認を怠らないようにしましょう。必要な装備の中でアウトドア用のウェアなどと一緒に急を要する場合のアイテムなどもご紹介しましたが、そういったものを揃えるのも含めて安全第一で実践するようにしましょう。
安全をしっかり考えてほしいというのには理由があり、ロクな装備をしていなかった初心者ランナーが遭難してしまったというケースが実際に発生しているからなのです。ですので、経験者の意見などを参考に最大限の安全を考えた装備を揃えましょう。
ルールを守って譲り合い
トレイルランニングができるコースは全国各地にありますが、それぞれで全員が楽しめるようにルールが決められている箇所もあります。コースを利用する際には底のルールをしっかりと確認して、常に周りに配慮し譲り合うことを心がけておきましょう。
自然を守ろう
足場は悪いかもしれませんが、自然の中を走り抜けていくことができるのがこのスポーツの醍醐味です。それを害するようなことをしてしまっては、自然に対しても底を利用する他の人たちに対しても失礼にあたります。不用意に自然を傷つけないように注意しておくべきなのです。
ごみは持ち帰ろう
このトレイルランニングに限らずにいえることですが、自分が出したごみはしっかりと自己責任で持ち帰るようにしましょう。特に気にしておいてほしいのが食事の際のゴミです。おそらく一番捨てられる可能性が高いので、しっかり意識しておけば前述の自然を守ることにもつながります。
トレイルランニングで自然との一体感を楽しもう!
ということで、今回ご紹介するスポーツ、トレイルランニングとはどういったスポーツなのかや魅力、揃えておいてほしい必須の装備などについてをご紹介しました。アイテムはどれも高額なものではありませんので、一式そろえることは難しくないでしょう。
また、初心者向けのトレイルランニングコースや大会情報、注意点などについてもご紹介しました。しっかり周りへの配慮や常識的なマナーを守ればとても楽しいスポーツですので、運動不足の方、興味のある方などはぜひ実践してみてください。
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