リールの種類を一挙に紹介!
のべ竿でウキ釣りをしていた子供のころから、大人やテレビなどの釣り番組でリールでキャスティングして釣りをしているのを見ると、リールの釣りはかっこいいし楽しそうだなと思ったものでしょう。ですが、いざリールでの釣りをしようと思うと、その種類の多さなどで迷ってしまうものです。リールの種類を一挙に紹介しましょう。
リールの名称を覚えておこう
沢山あるリールについて詳しく紹介していく前に、代表的な2種類の例を挙げて、その各部位の名称をおさえておきましょう。今回の説明が分かりやすくなることもありますが、いざ購入の段階になった時などにも、その性能やスペックをチェックするのに、きっと役に立つはずです。
スピニング名称
画像を確認しながら見て行きましょう。①ハンドル(左右取り替えることが可能です。)②スプール(ラインを巻き付ける部分です。)③ドラグ(この部分を調節するおとで、ラインに掛かる力を調節します。)
④ベイルアーム(ラインをラインローラーまで運ぶます。開けるとラインがフリーの状態になります。)⑤ラインローラー(ラインをスプールに巻き付ける部分です。)
両軸リール
画像を確認しながら見て行きましょう。①スプール(ラインを巻く部分です。)②ドラグ(この部分を調節するおとで、ラインに掛かる力を調節します。)③ブレーキ(ここを調節することでスプールの回転数を制御します。)
④ハンドル(スピニングと違い左右交換できません。)⑤クラッチ(ここを押すとラインがフリーの状態になりキャスティング出来ます。)
リールの種類①スピニングリール
メジャーでいてオーソドックスな種類の紹介から初めていきましょう。このタイプは、みなさんにも一番馴染みのあるタイプではないでしょうか。それもそのはずです。このタイプは、使いやすく子供でも初心者の方でも少し使い方を練習すれば、すぐに使えるようになるでしょう。
また、様々な釣りにも対応していて、このタイプをひとつ持っていれば、ある程度の釣りはカバーできると思います。では、このタイプでのメリットやデメリット、また、このタイプでも、様々な種類があうので、それについても紹介していきましょう。
スピニングリールの特徴
あとで詳しく紹介して行きますが、大きなメリットでもあり、デメリットにもなるのが、スプールがラインの出ていく方向に直角に対して位置している点になります。他のタイプでもいえることですが、目指す釣りに合ったものを選ぶことが何よりも大切にあるでしょう。
メリット
先ほども紹介したように、スプールとラインの出ていく方向が直角になっています。このことによって、キャスティング時にラインい掛かるブレーキはなくなります。このことによって、軽いルアーや仕掛けであても、簡単にまた遠くへ投げることが出来ます。
このことが、このタイプでの最大のメリットになります。他にも、ハンドルを左右付け替えることが出来ることや、風などの悪条件にも強いこと、さらに、扱いやすさから初心者の方にもおすすめな点などがあります。
デメリット
どんな道具にもデメリットはあります。このタイプの特徴でもあるスプールがラインの出ていく方向に対して直角になっていて、ラインを巻き取る際にラインの向きを90度変える必要があります。そのためにラインローラーを通ります。そのためにラインの痛みが早くなってしまいます。
また、構造的にも複雑になっているため、故障が多く、強度的にも低くなってしまう傾向にあります。これらのデメリットは、対応次第でなんとでもなるものなので、このタイプの人気が下がることはないようです。
スピニングリールの種類
このタイプにもやはりメリットもあればデメリットもあることなどを紹介してきましたが、このタイプは、いくつかの種類に分けるこが出来ます。ここからは、代表的な4種類のタイプについてそれぞれ紹介していきましょう。
スピニングリールの種類①汎用
対象魚によって専用のタイプもでていますが、種類の中でも一番メジャーといっても問題ないでしょう。ある程度の魚に対応できるのが、この汎用タイプになります。汎用タイプなので、専門的な部分でのデメリットはありますが、ある程度の釣りには対応出来るので、初めての方などにおすすめです。
スピニングリールの種類②釣種専用
シーバスやエギング、メバルやタイラバ、ブラックバスやトラウトなど色々な釣りの種類に特化した専用のタイプが販売されています。その釣り方に適した構造になっているので、それぞれの釣りをするときには、ストレスなく快適に釣りが出来ます。
スピニングリールの種類③投げ・遠投用
遠くへ投げる必要がある釣りの時に便利なタイプです。ラインの出がよりスムーズに出来る構造になっています。また、このような遠くへ投げる釣りではラインの太さにもよりますが、大体、200メートルほどラインを巻いておきたいので、それが可能なようにスプールも大きなものになっています。
対象魚では、ヒラメやキスなどで、サーフ(砂地)などから沖を狙う釣りになります。この時には、リールだけでなく、遠くへ投げるためにロッドなどもあわせて使用することをおすすめします。
スピニングリールの種類④レバーブレーキ
このタイプは、あまり知っている方は少ないのではないでしょうか、リールにはドラグという機能があります。これは、ラインが魚に引っ張られて時に、ラインブレイクなどが起こらないようにある程度の力が加わるとラインを出す機能です。このドラグは調節が利くので、魚に合ったセッティングにします。
そのドラグをてものとレバーで調節出来るのが、このタイプになります。扱いには、多少コツが必要なので、初心者向きではありません。グレやシーバスなどで使われることが多いです。
スピニングリールに関する記事はこちら
リールの種類②両軸リール
良くブラックバスの釣りなどで見かけるのが、このタイプではないでしょうか。釣りをしない人にはあまりなじみのないタイプです。先ほどのスピニングリールとの大きな違いはラインを巻くスプールの向きです。また、このタイプを使用する時には専用のロッドも必要になります。
両軸リールの特徴
画像などで確認していただくと、分かると思いますが、このタイプはスプールを軸を両端で止めていることから、この名前がついています。この構造によって様々なメリットがあります。それらのメリットをこれからデメリットも含めて紹介していきます。
メリット
このタイプは、スプールを回転させてラインを巻くので、ラインは痛みにくくなっています。また、この構造は非常にパワーを出せるので、大物などでも十分に対応出来ます。これらの構造はシンプルなため丈夫なのもメリットでしょう。このシンプルさは本体の軽量化も可能にしています。
ラインが直接つながって、ラインのテンションが常に張っていることから、とてもアタリが取りやすくなっています。投げたりすることに多少コツが必要ですが、慣れれば非常に強い武器になるでしょう。
デメリット
このタイプでの最大のデメリットはラインのトラブルです。バックラッシュという名前を聞いたことはないでしょうか。これは、このタイプ特有のライントラブルで、ラインの出るスピードとスプールの回転すのズレによって発生します。スプール上でラインが絡んでしまうので直すのには時間が掛かるのと、ラインの劣化にも繋がる厄介なものです。
しかし、こらはプロのアングラーでも、起こってしまうこともあるので、慣れることと、コツをつかんで対応出来るので、しっかり対策をしておきましょう。このタイプに搭載されている機能で、ブレーキなどを調節しセッティングをしておくことも大切です。
両軸リールの種類
他のリール同様にいくつかの種類に分けるこが出来ます。構造やメリット、デメリットなどを紹介してきましたが、ここからは、代表的な5種類のタイプについてそれぞれ紹介していきましょう。
両軸リールの種類①船・手巻き
使用する場合のポイントとしては、ラインの巻ける量になります。船の上からだと狙う魚にもよりますが、それなりの水深へ仕掛けを落とさなくてはいけません。そのためラインを多く巻いておく必要がある訳です。また、船から釣っていると、魚のいる水深を教えてもらって、その深さに仕掛けを落としていきます。
ラインが長さによって色が変わっているのももあるので、そのようなラインを使用してもいいのですが、船からの場合は、カウンター付のものが、おすすめです。手元のカウンターで水深が分かるので非常に便利うです。
両軸リールの種類②電動
先ほど船で使用するタイプを紹介しましたが、ここで紹介するのはその船用をさらにバージョンアップした感じだというと分かりやすきかもしれません。船から釣っていると、500メートルや1000メートルの水深まで、仕掛けを落としていくこともあります。この距離で手巻きだとラインを巻き取るだけでもひと苦労です。
そこで、電動で巻き取るタイプがあります。もちろん水深を見て確認することが出来るカウンターもついていますし、エサの交換なども楽に出来るでしょう。バッテリータイプもありますが、船から電源をつなぐが主流なので、バッテリー切れなどの心配もありません。
両軸リールの種類③ルアー用
ここで紹介するタイプは、ルアーを投げて使うタイプになります。このタイプの特徴としては、ブレーキシステムが充実しているところです。デメリットにも紹介しましてが、バックラッシュを軽減できるのがこのブレーキの機能です。
スプールに指を掛けることが出来るので、指でラインの出にブレーキを掛けることもできます。また、このことにより、ルアーを狙ったポイントで止めることも出来るので、他では出来ない正確なキャスティングが出来ることも大きなメリットになっています。