福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件|クマに襲われ続けた恐怖の2日間

裸にベルトのみで遺体が発見される

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どの遺体も救助隊が目を背けたくなるほどの無残な姿でした。まず、衣服はすべて剥ぎ取られていました。腰のベルトだけがそのまま残されており、裸の状態で腰にベルトだけが巻かれているだけという姿で発見されました。

頭部の一部欠損

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剥ぎ取られたのは衣服だけではありませんでした。惨いことに、顔の上半分(約2/3)がなくなってしまっていたり、鼻や耳などといった突起物が引き千切られており、人相が分からなくなってしまうほどでした。

腸が出され性器が引きちぎられる

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そしてさらに惨いことに、腸などの内臓が引きずり出され、性器も引き千切られている状態で、救助隊も目を背けたくなるほどの光景でした。後日検視の結果によると、死因は「頸椎骨折および頸動脈折損による失血死」でした。おそらく、逃げている最中に後ろから攻撃を受け、うつぶせに倒れたところを追撃されてしまったとみられています。

福岡大学ワンダーフォーゲル部を襲ったヒグマ射殺

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福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の3人の捜索のために結成された救助隊は、帯広警察署・十勝山岳連盟・猟友会などから結成されており、ヒグマを捜索し、射殺するためにハンターも10名ほど参加していました。

29日ハンターによりヒグマ射殺

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29日、福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の3人を襲ったヒグマが発見され、ハンターによって射殺されました。ヒグマは発見時茂みにいました。茂みから出てきたヒグマは警戒する様子はまるでなく、攻撃する素振りもみせないままハンターたちの前まで出てきたため、そのまま射殺されました。

ヒグマは小型の3歳の雌

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射殺されたヒグマは比較的小型であり、3歳ほどの雌であることが分かりました。このぐらいの年齢のヒグマは人間でいうと20代にあたり、最も恐れを知らず、活動的とされています。もっと歳を重ねたヒグマならば、よほどの飢餓状態でないかぎり、このような危険を冒すようなことはないので、その意味でいえば運が悪かったともいえます。

襲ったヒグマは「はく製」となる

福岡大学ワンダーフォーゲル同好会を襲ったヒグマは、しきたりによってハンターたちはこの肉を食しました。後日ヒグマははく製にされ、現在は中札内村の札内川園地、日高山脈岳センターに展示されています。施設内には、ワンダーフォーゲル同好会の遭難報告書や、遺品の展示もされています。

福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件「残されたメモ」

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ここで、福岡大学ワンダーフォーゲル同好会のメンバーとはぐれてしまった興梠盛男さんに焦点を当てていきます。前述したとおり、興梠さんは他のメンバーとはぐれてしまった後に、一人でいるところをヒグマに襲われてしまいました。その時の興梠さんの心境が綴られた手記をご紹介します。

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