その他の栃木のキャンプ場については、こちらの記事も参考にしてください。
地元の人の愛で復活した日光二荒山神社のシンボル
日光二荒山神社では、日光の三山と呼ばれる男体山・女峰山・太郎山のそれぞれに神をあてて祀っています。そのうち、男体山の山頂の奥宮には「鳥居」と「剣」という2つのシンボルが建てられていましたが、東日本大震災や腐食など理由で倒壊や破損してしまいました。
しかし、どちらのシンボルも地元栃木県に住む方の支援によって見事に復活を遂げており、現在では男体山山頂に登った登山者はその勇姿を観ることができるようになっています。
生まれ変わった男体山奥宮の「鳥居」
地震があった当初、神社は石材による「鳥居」の修復を試みたものの、数百万円以上かかるコストのため断念。しかし、同じ年の秋に日光市に住む男性から檜製の鳥居を奉納したいとの申し出があり、2012年10月に新たに檜の鳥居として復活しました。
腐食して折れてしまった奥宮の「剣」も復活
東日本大震災で鳥居が崩壊した翌年には、同じく山頂にあった鉄製の「剣」が腐食によって破損しているのが発見されています。この剣も接着により修復が検討されたものの、再度折れる危険があったため断念していました。
しかし、これも栃木県下野市に住む男性の方から、新たにステンレス製の剣が奉納されることになり、今では男体山の山頂に燦然と輝く新しい「剣」として復活をとげています。男体山に登られる機会のある方は、ぜひ復活した鳥居と剣もご覧になってください。
中禅寺湖周辺は各国大使館別荘地としても選ばれた最高の環境!
標高が高く自然が豊かなこのエリアは、明治の中頃から昭和初期にかけて外国の大使館や個人の外国人が別荘を建て、国際避暑地として発展して来た側面も持っています。
このうち次にご紹介する2つの大使館別荘は、現在記念公園として見学することが可能です。ぜひ訪れて優雅な別荘の雰囲気を感じてみてはいかがでしょう。
英国大使館別荘記念公園
明治29年に英国の外交官であったアーネスト・サトウの個人別荘として建てられました。その後、英国大使館の別荘として長年使用されて来ました。建物は当時の姿に復元されており、その当時の英国文化や歴史を紹介する施設にもなっています。
- 所在地:栃木県日光市中宮祠2482
- 入館料:大人(高校生以上)200円、子供(4才〜中学生)100円
- 開館時間:4月:9〜16時、5月~11月10日:9〜17時、11月11日~11月30日:9〜16時
イタリア大使館別荘記念公園
イタリア大使館別荘として昭和3年に建造されました。平成9年までは歴代のイタリア大使によって使用されていたもので、家具や建具などできるだけ当時のものを再利用し復元しています。
- 所在地:栃木県日光市中宮祠2482
- 入館料:大人(高校生以上)200円、子供(4才〜中学生)100円
- 開館時間:4月:9〜16時、5月~11月10日:9〜17時、11月11日~11月30日:9〜16時