近年はネットで何でも揃うようになり丑の刻参りに使う道具が入った丑の刻参りセットなるものも販売されています。しかし呪術を進めているわけではなくリンク先にも書いてありますが、あくまでジョークとして売られているものであり呪いを行う前に今一度冷静になってもう一度よく考えてください。
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丑の刻参りのやり方②作法
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ビジネスと一緒で丑の刻参りにも正しいやり方や手順があり、呪いというだけあって無礼を働くと自分に返ってきます。先ほど簡単なやり方を必要な道具と一緒に説明しましたが今回は正しい作法も交えながら解説していきます。
藁人形を用意し呪う相手の体の一部を入れる
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呪いたい相手の体の一部分を混ぜて藁人形を作るとより効果が期待できると言われています。ですが、実際に相手の体の一部を手に入れるのは余程親しくないと難しく現実的ではないので有った方がいいと言われているだけでなくても問題ありません。
冷水で体を清め衣服を整える
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また除霊や手水などとも共通していますがこれらは古くから伝わっている儀式である為きちんと冷水で体を清めて失礼がないようにしてから行いましょう。その際白い清潔な衣類や白装束を着ることも大切です。
神社のご神木に藁人形を呪いを込めて打ち付ける
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準備を終わらせると後は神社へ行き御神木へ藁人形をセットし呪いを込めて釘を打ち込みましょう。それで丑の刻参りは完了ですがこれは7日間続けなければ効果が出ないので7日間毎日同じ時間に続けて行って下さい。
丑の刻参りのやり方③注意点
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丑の刻参りについての注意点を紹介しましたがここでもう一度おさらいします。また、丑の刻参りを行い逮捕されてしまった方もおり丑の刻参りのどのような点が法律違反なのかそれについても詳しくお話しします。
儀式を人に目撃されてはいけない
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先ほどお話しいたしましたが丑の刻参りを人に見られると呪い返しといって自分に呪いが返って来るため見られてしまった場合相手を殺さなくてはいけません。ですが実際に見られても殺すことが出来るわけはなく、人に見られて最悪通報され逮捕されることを考えるとまず丑の刻参りをやらない方が無難です。
場合によっては不法侵入や脅迫罪になる場合も
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夜中閉まっている神社へ入ると不法侵入の罪に問われる可能性もあり、神社の大切な御神木を傷つけてしまうと器物破損になることがあります。そして呪いの効果はプラシーボによる可能性についてお話ししましたが相手に呪いをかけたことを知らせたいがために藁人形を送るなどすると脅迫罪になることもあり罪に問われるリスクを考えるとやはり丑の刻参りをやるべきではないと言えます。
ネットで話題!呪い代行って効果はあるの!?
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ネット社会の現代、様々なネットを使った職業があり呪い代行もその一つですが何だかかなり胡散臭いです。今回は呪い代行についてお話しするので気になる方や実際に使いたいと思ってる方は是非お読みください。
呪い代行は詐欺だらけ!?
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呪い代行は実際頼んでみても本当に呪いをかけたか行動したか確かめるすべもなく詐欺だらけになっているのがネットの呪い代行の現実です。そもそも呪い代行をしてもらってから少しでも期間があれば呪いたい相手も人間なので体調を崩すなどの大なり小なり嫌なことは起きるものでそれが呪い代行の効果であるのかなど知るすべはありません。
ネットの評判は信用できる!?
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先に結論を言いますが、全く信用できません。インターネットの口コミや相談サイトに呪い代行のおすすめ業者を教えて欲しいや効果のあった呪い代行を教えて欲しいなどの質問がたくさんありますがレビューや口コミを見たらすぐに分かってしまうほどの自演でその相談自体も宣伝のために行われている、完全な自作自演です。
人にやってもらっても意味がない
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呪いとは相手を憎む気持ちが一番大事で何の関係のない第三者に代行で呪いをかけてもらっても全く意味がありません。自分でやるからこそ意味があるもので第三者にやってもらおうなどの甘い考えがあるうちは絶対に成功しないので呪うという行為自体をやめておくべきです。
丑の刻参りと貴船神社の関係
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丑の刻参りと言えば、貴船神社が有名ですがなぜこの神社が有名なのでしょう。今まで丑の刻参りの呪いについて説明しましたが今回は貴船神社と丑の刻参りの深い関わりについてご紹介していきます。
丑の刻に降臨した貴船明神
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貴船神社(きふねじんじゃ)とは京都にある神社で丑年の丑月の丑日の丑刻に神社に貴船明神が降臨したと言われており、その為その時間にお参りすると願いが叶うという言い伝えが出来ました。また、地域の貴船(きぶね)とは関係なく水神であるため濁点がつかず貴船(きふね)の名称で呼ばれています。
宇治の橋姫の伝説
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橋姫という女性は大変嫉妬深く夫を奪った女性またはその親戚など関わる全てのものを殺してしまいたいと思い、貴船神社にて神様に鬼神に変えてもらうことを祈りました。妬ましい女を殺したいが為に7日間もの間神社にこもった橋姫を明神は哀れに思い鬼になるための方法を教え、橋姫はそれを実行すべく今の丑の刻参りの格好をし宇治川へ21日間浸かりました。
宇治の橋姫の伝説に陰陽道が混じった丑の刻参り
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橋姫は夫とその新しい妻を呪い殺そうとしましたが、今夜死ぬという寸前のところで呪いに気付き夫婦が安部晴明に相談し対処してもらい事無きを得ました。橋姫が呪い殺そうとしたことや鬼神へと変わってしまった経緯と陰陽道などの様々な物語が混ざり丑の刻参りという形の呪いが出来上がり後世まで語り継がれています。
丑の刻参りと呪いの代償
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丑の刻参りが見つかってしまった時のリスクについてお話ししましたが、丑の刻参りを上手く誰にも見るからずに行えたとしてももちろん代償はあります。今回はそれについてお話しします。
呪いは自分に返ってくる
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厳しいことを言いますが何のリスクも負わず人を苦しめる方法など存在するはずもなく当然リスクは伴います。それも呪いとなると相当なものでまず人に見つかると自分に呪いが返ってくると言われていますが、無事に呪いが成功して相手が苦しんだとしても自分にも返ってきて諸刃の剣となります。
呪いの代償を理解したうえで実行
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今まで散々呪いのリスクを紹介しましたがどうしても憎くて我慢できない相手が居て呪ってやりたいならそのリスクを理解し了承した上で自己責任でやりましょう。先ほども言いましたが何のリスクも背負わずに人を苦しめる都合のいい方法など存在しないので様々なリスクを負う覚悟が出来る人しか呪いを行う資格はありません。
丑の刻参りと日本「呪い」の歴史
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日本には様々な美しい文化が古くからある一方で呪いという恐ろしい文化も遥か昔から存在しています。この恐ろしい呪いという文化はいつから生まれたのかをそして昔はどのような方法だったのか呪いの歴史について解説します。
人の像を用いる呪いは古墳時代から
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丑の刻参りという呪いが成立したのは江戸時代ですが呪いという行為はもっと昔から存在していました。古墳時代にも呪いは存在していたと言われておりその頃から人形を使った呪いをしており、古墳時代では藁人形ではなく人をかたどった人形を使い呪いを行っていました。
奈良時代「人形代」に釘を打つ呪い
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奈良時代には遺跡から人形代に釘を打ったものが発見されておりこれは明らかに呪いに使われていたものです。丑の刻参りとは安部晴明が関わっていることから平安時代の話だと言えますがそれよりも前に丑の刻参りのような呪いは行われており、時代関係なしに呪いには人形を使う場合が多いです。
呪いの人形は各地の遺跡から出土されている
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釘を打ちつけた人形が各地の遺跡から発掘されておりこれは昔呪いに使われていたものです。弥生時代で有名な卑弥呼も呪術などを使い神の御告げを聞くことが出来たため女王として国を治めることに成功したと言われておりそのような遥か昔から呪いは身近に存在していました。
呪われた時って自覚症状はあるの!?
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人に恨みを買わないようにするのがベストですがどうしても何かの拍子に恨みを買ってしまうことはあると思います。そんな時のもしものために呪われていた場合の自覚症状などを説明いたします。
原因不明の体調不良
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まず呪いの初期段階ですとご先祖様のお告げであることが多く何か体調が悪い気がする、何か運が悪い程度のあまり気にならない極めて軽い普通の人であれば気づかない程度の変化がほとんどです。重たい感じがする頭痛や左肩の肩こりなどの体調の変化と眠れない、あまり笑わなくなった、時々ボーっとするなどうつ病のような変化があれば注意してください。
より強い呪い
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呪いが強くなっていくと次は下半身に現れるようになり慢性的なギックリ腰や腰痛、頻繁な足首の捻挫、生殖器系のトラブルなどが起こるようになります。また、この段階になると掃除をきちんとしても家がカビ臭くなる、水回りの調子が悪い、庭の木が枯れるなどの家に関するトラブルも起きてきます。
極めて強い呪い
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非常に強い呪いになるとちょっとした変化では済まないレベルの非常に恐ろしいことが身の回りで起こるようになります。順調だったはずの会社で急に解雇される、元気だったはずのペットが急に亡くなるなどの明らかな不幸が続くときは要注意で家族や本人が亡くなるなどの最悪のケースが起こることもあります。
「呪い返し」呪われたときの対処法
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人に恨みを買うような行動には気をつけて呪われないようにしたいですがそれでも呪われてしまった時のために呪い返しの方法を教えます。この方法を使う機会が無いに越したことはありませんが呪われた時の自衛のために一応知っておいて損はないので是非お読みください。
呪い返しの方法①鏡で呪い返し
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丸い手鏡を神社の手水で洗い綺麗な布袋または布に入れて持ち歩くのみで呪いを跳ね返すことができるためこの方法は比較的簡単に行うことが出来ます。しかしいくら簡単とは言え呪いを跳ね返さなければならないためかなりの労力を使うので、真剣に念を込めて行いふざけ半分などでは絶対に行わないようにして下さい。
呪い返しの方法②焼き塩で清める
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塩を使う分だけ淡い茶色になるまでフライパンで焼くという簡単な方法で焼き塩は出来ますが、焼いても色がつかない場合は非常に強力な呪いにかかっている可能性が高いため作り直しが必要です。また、焼き塩は1日しか効果が続かないため作り置きはせずに毎日きちんと新しい焼き塩を作って下さい。
呪い返しの方法③呪い返しの呪文
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この方法は道具など一切使わないため一番簡単に行えそうですが、言葉のみで呪いを跳ね返さなければならないためかなりの強い信念と呪いについてある程度詳しいことが必須となり中級者以上の方にお勧めしたい方法です。摩利支天の真言、観音様の経文、不動明王の呪文のどれか詳しいものを念を込めて唱えることで呪い返しが出来ます。
専門家に相談
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自分で様々な呪い返しを行なっても全く効果が無く酷くなるようであれば専門家に相談してください。余りにも効果がない場合などは相手も専門家に呪いをかけてもらっている場合や怨念が強すぎて払えない場合ですので自分ではどうしようも出来ないため手遅れになる前に専門家に相談して助けてもらいましょう。
呪い返しについて簡単に説明しましたが呪いとは奥が深いもので呪いを跳ね返す方法やそもそも呪いにかからないようにするための防御方法などが何通りもあります。もっとたくさんの呪い返しの方法やその効果なども一緒に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
丑の刻参りと事件
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丑の刻参りのリスクについては散々お話ししましたが実際に逮捕者も出ております。その事件の内容について詳しくお話しするので改めて呪いの重さというものを理解し実行することがないようにして下さい。
昭和29年丑の刻参りで逮捕者
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昭和29年に男女関係のもつれの末に元恋愛関係にあった男性を呪う為に丑の刻参りを行なった女性が逮捕されました。呪いを始めた頃に男性が体調を崩し医者にかかるも原因が判明することがなく恐怖を覚えた男性が警察に相談したところ女性の丑の刻参りが発覚したためオカルトに関与しない警察が動きました。
「丑の刻参り」脅迫罪で逮捕
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オカルト事件は基本的には警察は関与せず捜査もしませんがこの事例は捜査された数少ない特殊な事例であり、この時の丑の刻参りを行なった女性は脅迫罪で逮捕されました。またこの時の判例が元となって丑の刻参りやその他でも呪術を行うと脅迫罪が適用され刑事事件に発展することがあり相手を苦しめる為に呪術を行なっても自分が逮捕されてしまうという本末転倒な事態になりかねません。
丑の刻参りは刑事法に触れるのか?
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丑の刻参りを行なったということだけでは罪には当たりませんが先ほど言ったように何らかの方法で呪いを相手に伝える、若しくは呪いに使った道具を相手に送りつけるなどすると脅迫罪となります。また、7日間毎日夜中に神社へと入るため不法侵入で訴えられる場合やその神社の敷地にある御神木へと釘を打ち込むと器物破損になります。
今なお続く丑の刻参りの恐怖
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滅多に逮捕者が出ないため今時丑の刻参りをする人はいないと思われがちですが知られていないだけで今も全国で丑の刻参りをする人が後を絶ちません。呪いは掛けるほうにももちろんリスクがありますが掛けられる方も苦しく知らない内に呪われてたなんて怖いことが起きないように日々の生活に気をつけたいものですね。
モスマン(蛾人間)とその事件に関する記事はこちら
呪い返しに関する記事はこちら