【ルーマニア事件】益野友利香さんはなぜ殺害された?事件概要とその後

現役大学生だった兵庫県宝塚市出身の益野友利香さんは、常にTwitterを更新している20歳の女性。1人でルーマニアを訪れることに、ブカレストに近くにつれ不安を募っていたほどでした。SNSではその気持ちが投稿されていましたが、誰もが事件へと発展するとは思ってもいなかったことでしょう。

テンションが上がっていた内容から、突然無事着けるのか不安になって行く様子があったほどです。初めての地では、気丈に振る舞うも実は孤独で不安だったことは明らかと言えます。今ではアカウントがありませんが、調べるためにあえて開いて見た方もいるほどだったのです。今では、もうその姿は画像でしか見ることはできません。

ルーマニア事件の犯人ニコライ・ブラッド

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ルーマニア事件では、早い段階で犯人が逮捕されています。窃盗から強姦・殺人に至るまで、他に事件にも関与していましたが、全て証拠不十分となっていることも判明するのです。では益野友利香さんの場合、なぜ早く犯人は見つかったのでしょうか。

そこには、目撃談や防犯ビデオも活躍したのです。もちろん最初は気付かなかったことは当然かもしれません。ただ犯人がいくら用心深くても、見つかる時はあっけないことが露呈します。

ニコライ・ブラッドが容疑者として逮捕

目撃者がいたこと、防犯ビデオに姿が写っていたことから逮捕に至ります。ニコラス・ブラッド(当時25歳)が容疑者として逮捕されたことで、悲しい実態が明るみにされるのです。逮捕されたことは安心ですが、帰ってはこない益野友利香さん。

容疑者によって明らかになる全貌は、残虐極まりないことだったのです。ポーターに成りすましていた、ニコラス・ブラッドは当時20歳の命を奪いました。逮捕後の供述で明かされる内容は、目を覆うものがあったのです。

遺体発見現場のブカレストの森で犯行に及んだ

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ルーマニア事件の犯行が行われたのは、ブカレストから遠くはない森でした。ただ、夜遅いこともあり誰も気が付かなかったことも確かでしょう。衣服は切り裂かれ、激しく殴打した形跡も残っているだけではありません。強姦し殺害した後にも酷いことをしていたことが分かります。

しかも殺害後には金品を奪って行くほど、非道な行為は森の中、しかも夜間でもあり周囲に気付かれることはなかったのです。空港から車で5分ほどの距離とは言え、森に入ってしまえば誰にも気付かれないでしょう。暗い闇の中での犯行に、悲鳴を聞いたなどの証言はありません。

逮捕の決めては被害者の携帯電話

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ニコラス・ブラッド容疑者の逮捕で犯人だと判明したのには、目撃者の証言だけではありません。益野友利香さんは、犯行が行われる直前までTwitterを更新していたことが分かっています。ただ犯行現場に携帯電話はなかったのです。捕まった犯人は、益野友利香さんの携帯電話を所持したまま逮捕されています。

海外では日本の電化製品は高く売れることもあり、また高価な価値もあるからでしょう。そのためカメラは既に、売られてしまった後のことだったことも明らかです。目撃者の証言、防犯カメラの映像だけでなく、被害者の携帯電話を持っていたことは逮捕の決め手になったといって良いのではないでしょうか。

犯人のニコライ・ブラッドは終身刑

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ルーマニア事件で逮捕されたニコラス・ブラッドですが、死刑に問われることはありません。国によって違いがあるため、死刑制度を取り入れていない国もあるからです。特にEU加盟国のほとんどの国で死刑制度は廃止されています。もちろん死刑制度廃止国は、EU加盟国に限ったことではありません。

ルーマニアで定められた制度の中で、一番重い罪だったのが終身刑です。ニコラス・ブラッドも例外ではありません。残虐な殺人事件ですが、規定により強盗、強姦、殺人ですが、2013年3月7日ルーマニア55条1項によって下された判決は終身刑でした。

ルーマニア事件で発見された無残な遺体

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発見された益野友利香さんの遺体は、見るも無残な状態だったことは想像を絶する状態だったことも明らかです。強姦や殺人の止まらなかったルーマニア事件では、遺体にはかなりの損傷があったことが言えます。解剖の結果では絞殺とされていますが、惨さは他にあるのです。

痛めつけられていたのは口腔内や膣内だけではありません。肛門内にも損傷はありましたが、発見された遺体には更に無残な傷跡が残ったのです。発見時の状況から、その酷いとも言える状況が明かされれることになりました。

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