そんな風に伝説の中でも悲劇的な場面で登場することが多いため、「滅亡」や「冷淡」といった非常にネガティブな花言葉もあるのです。
マンサク「呪文」「魔力」「霊感」
マンサクという花もあります。春の早い時期に花を咲かせることから「まず咲く」が語源になったといわれており、沢山咲けば豊作、咲かなければ不作と収穫の占いとしても知られていますが、花言葉には「呪文」「魔力」などオカルティックな意味合いのものがあるようです。
ハナズオウ「裏切り」「不信」「疑惑」
ハナズオウは日本国内では江戸時代から庭の花として親しまれてきた、春に咲く花の一種です。サクラなどが散り始めるころに蝶のような花を咲かせるのですが、この花はキリスト教ではユダの木とされており、「裏切り」や「不信」といったユダのあり方を示すような花言葉があります。
アサガオ「あなたに私は絡みつく」
梅雨の時期になると大きな花を咲かせるアサガオはおそらく大抵の方が知っている有名な花でしょう。6月辺りをメインに花を咲かせるのですが、「愛情」や「結束」といったポジティブな花言葉の裏に「あなたに私は絡みつく」というヤンデレ感あふれる花言葉もあります。
アザミ「 復讐、触れないで 」
アザミは紫色の花を咲かせる種類の花ですが、いたるところからトゲを出しており「刺草」とも呼ばれている少々見た目も危険な花です。加えて赤い色の種類の花言葉は「復讐」、トゲがあって触りにくいことからなのか「触れないで」というものもあるのだそうです。
エンドウ「永遠の悲しみ」
そして最後にご紹介するのは、エンドウの花です。マメ科の植物でエンドウ豆として食べることもできるので有名ですが、花言葉は「いつまでも続く楽しみ」といったプラスの意味と「永遠の悲しみ」という正反対のマイナスな意味のものがあるようです。
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植物の生き残り戦略いろいろ
ということで、今回ご紹介する花以外の植物の花言葉についてそれぞれご紹介しました。植物のいる自然界は生き残るために様々な戦略を打つ必要があり、今回ご紹介している花も周りを焼くという、方法的には恐ろしいですが生き残っていくための戦略を持っています。
トゲで身を守るサボテン
他の植物にもそれは見ることができ、例えば観葉植物としても有名なサボテンがそのいい例です。ご存じのように全身にトゲを持っており、他の動物に食べられてしまわないようにしているのです。見た目も特徴的、かつ育てやすいのが観葉植物としての人気の理由のようです。
またサボテンも花を咲かせることができるようになっており、大抵の場合頂点部分から花を咲かせています。花言葉ももちろんあり、水の少ない地域でも生きられることから「枯れない愛」「燃える心」といった花言葉が付けられています。
抗菌物質を出すブドウ
また、果物として有名なブドウにも同じく生き残るための仕組みが備わっているのです。ブドウは菌類からの攻撃を受けたことを認識すると、ある種の抗菌物質を放出するようになっています。これによって、菌類に感染して植物的な意味で死んでしまうのを防いでいるというわけなのです。