11次元とは?宇宙の、超弦理論、M理論を分かりやすく説明!人間の脳も関係?

その中で繰り返される選択肢の先や、選ばなかった選択肢の先には、一体どのような世界が広がっているのでしょうか。

4次元以上の高次元世界⑥10次元以上のイメージ

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10次元は「自由」、11次元は「法則」の次元で、それぞれ人間の理解を超えた世界だとされます。それは想像のその先、すべての可能性が許された次元だと言われています。

10次元は言葉の通り自由であり、どのような条件にも影響されず、影響を与えません。これにより可能性は無限となり、すべての次元のエネルギーを調和しました。

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高次元になる程にその世界は広がりますが、物質としての大きさは小さくなっていきます。そのため5次元以上は、私たちが認識できないほど小さくなった状態で存在しているのです。

11次元の世界を説明する仮説

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もしこのすべての次元を証明することが出来たのなら、宇宙の原理が解明され、すべての物理現象を記述する「万物の理論(Theory of Everything)」を完成させる可能性に繋がります。

その過程で人類もさらに進化を遂げ、社会や環境、他の生物に影響を及ぼし、現在の世界とは大きく異なる世界となっているでしょう。想像もつかないその世界は、研究者たちに尽きることのない探求心を与え続けています。

11次元の説明となる仮説①超弦理論

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超弦理論とは、弦理論に超対称性の考えを加えたものを指し、「超ひも理論」や「スーパーストリング理論」とも呼ばれています。物質を構成する最小の単位を素粒子と言いますが、次元はこの点と点が繋がって構成されていると考えられていました。

しかし素粒子を点ではなく、弦であると考えたのが超弦理論です。この弦は閉じているもの、開いているものが存在し、閉じているものは「重力子」、開いているものは「素粒子」とされます。

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そして素粒子は、3次元に存在するブレーン(膜)に縛られる性質があります。逆に重力子は自由で、ブレーンに縛られず高次元への行き来が可能とされています。そしてこのブレーンを描写した世界は「ブレーンワールド」と呼ばれています。

超対称性

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素粒子は2種類(フェルミオンとボソン)に分けられており、この2種を統一するためには超対称性パートナー関係である必要があります。2015年に受賞したノーベル賞は、素粒子ニュートリノの発見によるものでしたが、これはフェルミオンの一つに分類されます。

しかし素粒子は宇宙(真空)では観測されておらず、パートナー関係の質量が異なっていると考えられ、成立されていないのが現状です。

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