「だったら触れても洗えば落ちる」くらい石鹸が9〜11なので、弱酸性で安心ではないか感じることでしょう。問題はph値だけの判断で考えてはいけないことにも、注目してみると良いかもしれません。
それでもナトロン湖には触れてはならない
理由がはっきりすれば触れても問題がないように思われるかもしれません。そこには成分に潜んでいる恐怖があります。その怖さは50℃にもなる炭酸ナトリウムが関係します。肌が溶けてしまうほどの高温で強度なナトリウムは近づくと、とても危険なことが言えるでしょう。
またもう一つに実はとても希少な場所でもあり、存在が大切なところでもあるのです。触れてはいけないともされている理由があり、希少な場所も関係しますが、自然保護だけではありません。どこか近寄りがたい光景は、まるで危険をも促しているのではないでしょうか。
動物を硬化させる赤い湖・ナトロン湖!他にはどんな特徴が?
そこだけ別世界の空間のようになっている、何とも言えない不思議さが漂うのがナトロン湖。動物を硬化させることが一つの理由に言えますが、特徴はそれだけでしょうか。どこか熱さすら感じさせる湖にはその他にも近づくこと拒む理由があります。
ナトロン湖の特徴①渦のような模様
赤く石灰化する異次元空間のような場所でもあります。どこかフツフツさせているような、渦のような模様も特徴に挙げられます。元は火山灰からできている湖なので、ミイラ化でも触れたようなソーダ成分が渦を生み出しているのです。ソーダ成分である炭酸ナトリウムによって、炭酸水のような泡、つまり渦状になっていると言えます。
ナトロン湖の特徴②強烈な臭い
近づくことを拒んでいるのは、それだけの理由ではありません。触れてはいけない理由にも挙げたように、強いアルカリ性を帯びているので強烈な臭いを発しています。アルカリ性が蒸発することによって、強い臭いを発しているナトロン湖自体が来ることを拒否しているように警告を出しているように感じるかもしれません。
ナトロン湖の危機?やがては見れなくなってしまう?
決して触れてはいけませんが、石灰化の姿を見てみたいと思うこともあるでしょう。近づくことも辞めた方が良いのですが、現在危機的状態にあることも伺えるのです。
ところがいずれ見れなくなってしまう、という話もありますが、その原因とは何でしょうか。不思議な場所だからこそ、謎深きまま見れなくなることは悲しいのが実際のところでしょう。
赤道直下という過酷な環境下に存在するナトロン湖
アフリカ大陸の中でも、赤道直下ということもありいずれは消えてしまうのではないかとも言われています。流れることがないので、流れることなく溜まったままのアルカリ性によって徐々に蒸発してしまうかもしれません。
また、ナトロン湖へ少しずつ淡水が流されていることも危機的とも言われています。バランスが保たれていないことが致命傷になっているのでしょう。
砂漠化によって縮小するナトロン湖!消えてしまう日も近い?
徐々に干上がってしまうことで砂漠化してしまいます。現在少しづつ姿が失われつつし始めているのですが、対策として淡水を流さないように堤防も設置しているものの、なかなか効果が見られないことも事実です。このままでは、いずれ砂漠のように草原化する日も近いのではないか、消えてしまう日も近い灯されているのが現状と言えます。