ナトロン湖の石化動物の写真を世に出し、有名にした写真家の名は「ニック・ブラント」です。ほとんど顔を出さず、あまり知られることのなかった彼の動画はこちらになります。神秘の湖の写真を撮った写真家は何を語るのでしょうか。
ナトロン湖を生息地とする動物とは?
恐ろしいイメージはありますが、全く動物がいないわけではありません。恐ろしいイメージを持つ湖ですが、生息している動物の姿があります。生息地とする生物がきちんといるのですが、一体どの姿でどんな状態でいるのでしょうか。
ナトロン湖の動物①フラミンゴ
ナトロン湖にも、きちんと生息地にしている生物がいます。その動物こそフラミンゴ。藻である赤いスピルリナなどを食べるのです。赤い藻を食べていることからフラミンゴは赤色をしていて、実はエサがなくなってしまうと白くなってしまいます。
動物園で見るフラミンゴは、βカロチンを含むエサが与えられているので赤みを帯びているのです。貴重な存在である自然のフラミンゴにとっても、大切な湖であることが分かります。
ナトロン湖の動物②唯一住む魚「オレオクロミス・アルカリクス」
藻がありますが、健気に生息している生物が実はいるのです。「死の湖」ともされることに影響されず、住処にしている唯一の魚がいます。
その名もカワスズメ科にも属する「オレオクロミス・アルカリスク」という魚だけがいるのです。高温・塩水などの変化にも対応しているという、珍しい種類と言えるでしょう。
ナトロン湖のナトロンとは?
そもそも「ナトロン」とはどういった意味なのでしょうか。遡ること古代エジプトでは石鹸や死者をミイラにする際に、脱水目的で使われた「ソーダの重炭酸塩」のことであり、自然が生み出す炭酸水素ナトリウムをそのまま表した名前です。
ナトロン湖の名前には、石灰化する意味が込められていたことが分かります。古代に遡って見るとなおのこと魅惑の湖に感じるかもしれません。
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