というのも、政府や国家機関の機密情報であったり、銀行などが管理している個人情報、ログイン情報を必要とサイトといったものがほとんどのためです。ここでは深層ウェブのさらに奥に存在するダークウェブへのアクセスの危険性を解説します。
違法な取引やデータがあるため危険性が高い
ダークウェブの割合は僅かとは言っても、悪意を持ったサイトは確実に存在します。表では行われない取引がこのような場所で堂々と行われていたり、ハッキングデータの売買なども行われているので、興味本位でアクセスすると思わぬ犯罪に加担してしまったり、巻き込まれる可能性があります。
アクセスするだけでウイルスに感染する可能性も
ダークウェブではコンピューターウイルスを購入する人間も存在し、数万円で購入できるようです。ウイルスを感染させ利益を得る人たちも存在し、ウイルスの感染だけを目的としたサイトもあるそうです。
深層ウェブで購入できるもの
深層ウェブ上では多くの違法な取り引きが行われていますが、調べてみると違法薬物や武器以外にもグレーゾーンな商品も販売されているようです。ここでは違法なものから微妙なものまで一部の商品をご紹介します。
子どもの霊
子どもの霊を小さな彫像に閉じ込めたものが販売されていました。どのようにして子どもの霊を閉じ込めたかについては触れないでおきましょう。ダークウェブとはそういう世界なのです。15,000円前後で売られており、お守りとしても人気のようです。
不死のからだの作り方
”人生100年時代”などと言われていますが、ダークウェブには不死を手に入れる本が販売されています。違法な内容が書かれているのでは?と思いきや、この本はアマゾンでも販売されており、一般的に購入できるようです。
個人情報
ここでいう個人情報とは、住所や名前などではなくクレジットカード情報や銀行口座になどの財産に直結するものです。近年ではネットショッピングの発達もあり、このような情報をインターネット上に登録している方も多いのではないでしょうか?
ダークウェブを利用していなくても盗み取られた情報から被害にあう可能性も十分にあります。またクレジットカードは現物が販売されており、100枚1セットで売られていることが多く、1枚あたり〜100円ほどのようです。
プレッツェル
違法薬物、銃火器、個人情報など危険なものが多く取り引きされている中で、なんとプレッツェルを販売しているドイツ人がいるようです。危ない粉で作られているというわけでもなく、純粋にプレッツェルなのだとか。
深層ウェブが作られた理由
そもそもなぜアクセスできないサイトが存在するのか、そこにはちゃんとした理由があります。その価値は、アクセス元が特定されないところにあり、情報のやり取りの際に外部に漏れることを防ぐために作られたようです。
米国海軍によって開発される
危険なイメージが強いかもしれませんが、もともと開発したのは米国海軍であるそうです。諜報活動での匿名性を維持した情報通信を目的とし、外部から情報を盗み見られることを防ぐために開発されたと言われています。
アメリカ政府は、このソフトを国家機関のみの仕様に限るとアクセス元が限定されると考えました。匿名性を強化するため、悪用する人間が出てくることも見据えた上で一般の人たちにも公開したようです。
秘密裏に情報をやり取りする目的で使われる
深層ウェブはその匿名性の高さから、様々な場所で利用されています。政府の機密情報や、ジャーナリストが自身の安全を確保しつつ通信できる手段として利用させています。身近なもなだとプライベートなブログなどもありますね。このように個人の自由を守るためにも活用されています。
深層ウェブに入る方法は?
検索エンジンで表示されないにも関わらず、アクセスする人がいることも事実です。利用者はどのようにアクセスしているのか、私たちもアクセスは可能なのか。深層ウェブへのアクセス方法を調べてみました。
通常の方法ではアクセスはできない
深層ウェブのURLは通常とは違い、Googleなど一般的な検索エンジンに直接入力したとしてもアクセスはできません。深層ウェブへアクセスするには専用のブラウザを経由しなければならないようです。