菖蒲の花言葉は色で異なる!ショウブやカキツバタとの違いや名所も!

菖蒲の花はきれいな紫色や白色ですが、色によって花言葉が違うって知っていますか?今回は菖蒲の花の花言葉や、同じ漢字で読み方が違うショウブ、花が似ているカキツバタについても併せてご紹介します。見分け方や菖蒲の花が見られる名所もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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三人の娘のいるシングルマザーです。推理小説を読んだりPCで脱出ゲームをするのが好きです。

菖蒲(アヤメ)の花の基本情報

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菖蒲(アヤメ)はアヤメ科アヤメ属の植物で日本を含む東北アジアが原産地の多年草です。高さは30cm~60cmほどで茎の先端に1~3個の花を付けます。花の色は紫が多く見れらますが、まれに白いものもあります。開花時期は5~6月頃で比較的乾いた草地に群生しています。漢字で「文目」と書くこともあります。

菖蒲(アヤメ)の花言葉とその由来

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様々な花には花言葉と言ってそれぞれの花の外観や特徴からイメージする言葉が付けられています。友人や恋人に花をプレゼントする時に参考にする方もいらっしゃるでしょう。それでは菖蒲(アヤメ)にはどのような花言葉があるのでしょうか。

紫色の菖蒲の花言葉

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昔から「アヤメ色」と呼ばれるくらい紫色の菖蒲の花は一般的によく見られる花です。たいていの人は「アヤメ」と聞いて思い浮かべるのは紫色の花なのではないでしょうか。そんな誰もが知っている紫色の菖蒲の花言葉は「良い便り」「メッセージ」そして「希望」です。これは菖蒲の花全般の花言葉としても使われています。

白色の菖蒲の花言葉

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白い菖蒲の花言葉は「純粋」「思いやり」「神秘的」そして「あなたを大切にします」です。因みに白い花の代表のような百合の花言葉もやはり「純粋」や「純潔」で、高価な花として知られる白い胡蝶蘭も「清純」といった花言葉が付けられています。白という色は花嫁衣装に代表されるように無垢で清純さをイメージするところが大きいのでしょう。

西洋での花言葉

西洋における菖蒲の花言葉は日本の花言葉とは別に「信頼」や「知恵」「友情」といった言葉もあります。ドイツやフランスで品種改良したジャーマンアイリスという菖蒲には「情熱」、またオランダで品種改良がすすんだダッチアイリスには「和解」や「私はあなたにすべてを賭ける」といった言葉が付けられています。

菖蒲と同じように紫や白の花を付ける多年草は他にも桔梗があります。桔梗の花も昔から日本に咲き日本人に馴染みの深い花ですが、現在では絶滅危惧種にもなっています。そんな桔梗に興味を持たれた方は是非こちらの記事もご覧ください。

菖蒲(アヤメ)の花言葉の由来はギリシャ神話

菖蒲の「メッセージ」や「良い便り」などの花言葉の由来はギリシャ神話によるものだと言われています。菖蒲の英名アイリス(Iris)はギリシャ語で虹を意味しギリシャ神話の中の虹の女神イリス(Iris)と深い関係があります。

全知全能の神ゼウスの妻ヘラに仕えていたイリスはゼウスに言い寄られて困り果てヘラに相談します。ヘラはイリスの願いを受けてイリスに七色の虹の首飾りを渡し神酒をふりかけます。そうしてイリスは神々と地上を繋ぐメッセンジャー虹の女神となりました。この時地上に零れ落ちた神酒が菖蒲の花になったと言われています。

菖蒲(アヤメ)と漢字が同じ「菖蒲(ショウブ)」

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