トムとジェリーの最終回があるって本当？原作の最終回と隠されざる最終回をご紹介

ある期間に放映されたシリーズの区切りとは言えるでしょうが、トムとジェリーのアニメ自体には、今現在も最終回は存在していないのです。

Contents

都市伝説と化したトムとジェリーの最終回「夢よもう一度」の動画

「デマ情報なのではないのか」などと言われながらも、人の心に響き感動さえも与える最終回は今や都市伝説ともなっており、ネット上にも動画としていくつかのチャンネルで紹介されています。

原作とは違ったストーリーになっている最終回を、朗読で紹介している動画です。トムがいなくなった世界でジェリーが起こした行動とその結末を、ぜひ一度聞いて見てください。

都市伝説化しているこのストーリーを創作したのは、実は日本人なのではないかと言う噂もあります。真偽のほどは定かではありません。しかし、日本においても50年以上にわたり放映され多くの人々に親しまれてきたことを考えると、創作者が日本人であっても不思議ではないでしょう。

MIH83 / Pixabay

日本人が創作したと言われている、いわば幻の最終回についてはその物語の優秀性からさまざまな場所で大きな反響を呼び起こしています。そしてそれは日本国内だけの現象ではないようです。

猫に襲われたジェリーが死ぬ直前になって初めて感じた「大切な友を失った悲しみ」。この内容には多くの日本人が感動し、二匹の愛らしい猫とネズミのキャラクターを失った事に対する、悲しみの感情を持つ事になりました。

現在でもさまざまなアニメや都市伝説を紹介するサイト、そして動画チャンネルなどでこの最終回を取り上げているのが、そのことを物語る一つの証とも言えるでしょう。

Yuri_B / Pixabay

幻の最終回が大きな反響を巻き起こしたのは、この都市伝説の発祥の地となった日本だけではありませんでした。原作を生んだオリジナル発祥の地であるアメリカでも、その感動のストーリーは言い伝えられ話題になっているようです。

人気アニメ「ドラえもん」にもあった幻の放送回について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

cegoh / Pixabay

ここまで「トムとジェリー」の最終回に関する都市伝説をご紹介してきましたが、都市伝説が存在するアニメは他にもたくさんあるのをご存知でしょうか？

逆に考えると都市伝説があると言うことは、それだけその作品が人々に馴染みがあり、かつ愛されているからこそだとも言えます。そこで、この章では他にもある人気アニメの都市伝説をいくつかご紹介します。

スタジオジブリの代表作の一つでもある「風の谷のナウシカ」にも、いくつかの都市伝説が存在します。そのうちの1つが、風の谷が存在する場所は実は「火星」だったというものです。

「火の7日間」といわれた壮絶な戦争の1000年後を表した世界が、火星のそれを連想させることや、重力の小さな火星だったからこそ「メーヴェ」と呼ばれる小型飛行艇で飛び回ったり「風使い」ができたのではないか、と言うのがその理由とされています。

公開する映画がほぼ全てヒット作といわれるジブリ作品は、多くの都市伝説が存在するのが特徴ともなっています。いくつかある「千と千尋の神隠し」の都市伝説の1つが、主人公「千尋」が働く事になった場所の設定が、もともとは「風俗」だったという伝説です。

登場してきた八百万の神様が全て男だったことや、従業員のほとんどが女性だったことなどから、そう言われるようになったそうですが、監督の宮崎駿氏自身が風俗業界を描いてみたい、と発言していることもその一因なのかも知れません。

日本人なら誰でも知っていると言っても過言ではない超長寿アニメ番組「サザエ」さんに存在する1つの都市伝説は、「ブラックマネー疑惑」伝説です。アニメを見たことのある方はご存知だと思いますが、毎回オープニングの中で全国各地の観光地が紹介されています。

そして、オープニングで取り上げられた場所は観光客が急増し、地元に大きな経済的恩恵をもたらす効果があるそうです。そう言った理由からこの都市伝説が生まれたようですが、各地の観光協会が広告費として番組にお金を支払うのであれば、あながち都市伝説ではなくビジネスとしてあってもおかしくない話ともいえます。

今ではアニメは日本の専売特許のように言われ、世界に誇る固有の文化にもなっています。しかし、時代を半世紀ほど遡ってみると、幼年期をアメリカで作られたアニメをみて育った方も多いのではないでしょうか。昔懐かしいアメリカンアニメをご紹介します。

正義感は強いが力は弱い主人公のポパイが、いざと言う時になるとほうれん草を食べて超人的なパワーで悪漢をやっつけるというアニメです。このアニメを見て、嫌いだったほうれん草を食べるようになった男子も、多いのではないでしょうか。

アメリカでは1966年から放映され、日本では1967年にテレビ放映された50年以上も前のアニメです。主人公のゴーストは体を透明にしたり、両腕のバンドから光線を出して悪党をやっつけます。

今回は昔から日本のテレビ番組でも放映されお馴染みになった、トムとジェリーの幻の最終回についてご紹介しました。原作には明確な最終回が存在しないとはいうものの、昔よく見たあのアニメにこんな都市伝説があったんだと、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

単なるデマ情報としてではなく、さまざまなサイトで「悲しくも美しい二匹の友情」ストーリーとして取り上げられているのは、それだけこのアニメが人々に愛されてきたからなのでしょう。これを機会に子供の頃よく見た「トムとジェリー」にもう一度思いを馳せてみてはいかがでしょうか。