ミームとは?本来の意味や由来、インターネットミームの画像も!

「インターネットミーム」という言葉は聞き慣れませんが、海外では人気のコンテンツが日々誕生している分野です。本来はある種の遺伝子の情報などを指す言葉なのですが、ここではネット上の面白画像を指すコンテンツについてを主に、例を挙げて紹介していきます。

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ミームとは?意味は?

皆さんはご紹介する単語を聞いたことがありますでしょうか。ネット上では様々なコンテンツとして楽しまれているある種のコラ画像として知られているようです。ということで、まずは元々はどういったものなのか、更にネット上ではどんなものになっているのかを紹介しましょう。

意味①人類の文化を進化させる情報

Engin_Akyurt / Pixabay

まず、語源となった言葉がどういったものなのかですが、端的に言えば人類の築いてきた文化、文明を進化させるための情報のことを指しています。人間の生活における習慣、技能、そして物語といった文化的な情報のこと全般を指しているといえます。

意味②ネタのようなコンテンツの総称(インターネットミーム)

そして今回メインでご紹介するのは、インターネット上で使用されている面白い画像やビデオ、文章などのことを言います。SNS上などでよく見ることができ、画像などは特に簡単にコピーできますので急速に伝播していく場合が多いようです。

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インターネットミームの画像まとめ①海外

冒頭にありますように、ご紹介しているネット上の画像などは確かに日本国内でも見受けることのできるものではありますが、どちらかというと海外での人気が高いものなのです。そこで、海外での面白い画像についていくつかご紹介していきましょう。

Grumpy Cat

例えば、こんな画像が挙げられます。猫本人が本当に不機嫌になっているかはわかりませんが、見たところ不機嫌そうな顔をしています。そしてこれに後付けでネガティブなセリフを付け加えておくことで、あたかも猫がそのセリフを言っているかのようにしている画像なのです。

「モルドールは簡単に歩いて入れるようなところではない」

続いては、有名な映画である映画「ロード・オ・ザ・リング」におけるセリフを言え変えたものです。セリフの中の同士を「そう簡単に~できるものではない」というものに変えたもので、ネット上では様々な動詞に変換したものが流行っているのだそうです。

rage comics

ツイッターを始めとして、SNSでは簡単に画像を上げることができます。自分で描いた漫画だって4枚以内であれば一度に上げることができるのですが、こちらはそんな漫画に人生の中で理不尽であると感じた瞬間や、憤りを覚えた時などをインパクトのある言葉を添えたものとなっています。

Nyan Cat

こちらは体がケロッグのポップタルトというお菓子になっている猫が、daniwellPさん作曲のボーカロイド曲に合わせて宇宙を背景に全力で走り回っているというものになります。楽曲では「nyanyanyanya!」と猫が鳴いているような歌詞が続いているのが妙に映像とマッチしています。

Doge

こちらは2013年ごろから流行したミームになり、柴犬がこちらに目線を向けて何とも言えない表情をしている画像に、勝手に状況を想像して所謂文字コラを行ったものになります。ちなみに犬は日本のブロガーが投稿したもので、それが海外の人たちの目に止まったのだとか。

Distracted Boyfriend

続いてこちらは、街を歩いているカップルが女性とすれ違い、男性の方がすれ違った女性に見とれているという映像を元にして、すれ違った女性と男性の顔面部分を別のものに入れ替えたというものになります。両方とも女性にしたり、男性の顔を犬のそれにしたりと様々なバリエーションがあるようです。

Poland Ball

最後は、ポーランドの国旗である紅白の旗をモチーフとしたイラストや漫画などになります。他にGermanyballも描かれることが多いようで、お互いよくケンカしているところが描かれていますが、それぐらい仲が良いということを表しているのかもしれません。

インターネットミームの画像まとめ②日本

ここまでは、国外で知られている有名な画像などについて紹介しました。もちろん前述しました通り日本国内においても秀逸なものが流行していますので、続いては我らが日本において流行った有名なインターネットミームについていくつかご紹介していきましょう。

壁ドン

例えば、壁ドンなどは非常に有名な例です。男性が女性を壁際に追いつめて壁にドンと手をつくことで女性がときめくというシチュエーションを表したもので、主に女子中高生などが使い始めたことから流行り出し、現在に至るといったところのようです。

今でしょ

こちらも有名な東進ハイスクールの国語科専門教師である林修先生が使った「いうやるのか、今でしょ」というセリフになります。本来ポジティブなものではあるのですが、いつやるのかを「いつ殺るのか」などセリフを変えて全く別の意味にしている画像が多く見受けられます。

SCP財団

最後は元々は海外で誕生した投稿型のSF系ホラーサイトであるのですが、日本において「SCP財団日本支部」なる組織が確立され、そこに脳内にネタをため込んでいた多くの人たちが集うことで、日本独自のオリジナルミームが数多く誕生しているのだそうです。

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インターネットミームが見られるサイト

ここまでは、海外と日本において有名な面白い画像などについてそれぞれご紹介しました。それでは、そんなミームたちというのはどこで誕生しているのでしょうか。続いては様々なコンテンツを見ることができるサイトについて、海外と日本それぞれご紹介しましょう。

KnowYourMeme

まずは海外のものを見られるサイトです。2019年現在から11年ほど前になる2008年に生まれたサイトであり、生活の中で英語を使用する英語圏の地域におけるありとあらゆるミームを調査、収集してアーカイブ化しており、海外においてはこのサイトを主に指しています。

煽り画像・レス画像まとめ

続いて日本国内のサイトについてです。こちらでは日本語版のコラ画像などを多数見ることができ、現在もSNS上で使われるようなものが生成されていっています。また、国内では「ミーム」という言葉はそこまで浸透しておらず、煽り画像やレス、コラ画像などで知られています。

加えてどの画像も非常に汎用性が高くなっており、自分が憤りを感じた時、誰かの意見に共感した時、そして誰かを煽るときなど様々な状況で利用することができるようです。

インターネットミームはどのように広まるのか?

さて、ご紹介してきましたように海外でも国内でも日に日に新しいミームが創り出されているわけなのですが、こういったものはどういう形で広まっていくのでしょうか。実は、その流行に関してしっかりした調査をしたケースが存在しているのです。

ロンドン大学の研究チームが調査

なんとロンドン大学の研究チームがミームを調査対象として、ネット上に広まっている1億6千万枚もの画像を集め、前述の海外のサイトからもたくさんの素材をダウンロードしてデータベースとしました。これほどのデータをよく調べたと感心するとともに、それほどにネット上にはミームが広まっているということが分かります。

そして、それらをコミュニティことで分類していきながら、インターネット上のミームがどのように生まれ、そしてどのように拡散されていくのかを研究したようです。

小さなコミュニティで生まれて拡散するという流れ

その研究によると、インターネットミームというのはある小さなコミュニティの中で誕生し、それらは大抵Redditや4ちゃんねるというサイトで拡散されていること、さらに拡散されていく中で突然変異や複製などといったように本物の生物の進化のようにネット上で浸透していくことが判明しました。

次々誕生する次世代のミーム

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