パーナさん事件とは？Twitter大炎上でカオス！真相とまとめ

パーナさん事件とは？

ゲリラ豪雨でNEWSの野外コンサートが中止と翌日への延期が決まり、宿泊先を探しているファンの様子から嘘と事実が入り混じったネタを創作して大勢の心配を煽り芸能人まで巻き込み拡散されたネット釣り事件のことです。また、コンサートの中止と気温差が原因で過呼吸と低体温症の体調不良者で87名が医療の助けが必要になりました。

真偽不明なツイート拡散で大炎上した事件

「パーナさんを狙うナンパ車やレイプ車を駅周辺で見かけた」「ニセ警官にパーナさんが襲われて服を切られた」との情報が流れ、パーナさんを守れとTwitterやfacebookで拡散されました。NEWSのファンではない人へもひと晩中拡散されたので1部のファンの行動によりパーナさんの迷惑な悪いイメージが広まることになりました。

「パーナさん」とは

ジャニーズ事務所のアイドルフループNEWSのファンの総称です。NEWSが2012年に発売したNEWSのシングル曲「チャンカパーナ」（愛しい人という意味）からとったNEWSファンの略称です。作詞家Hacchin’Mayaさんがラテン系の音楽に合わせたサビにふさわしいキャッチーな言葉を探し結局ご自分で作った造語だそうです。

パーナさん事件の概要！報道・拡散されたツイート内容とは？

悪天候でコンサートが延期でパーナさんが都心部で翌日のコンサートまで宿泊地を探しているツイートを発信した後、その状況と創作が入り混じった内容の誤情報が飛び交いました。その内容がニセ警官のレイプ・薬物を摂取・服を切られたなど事件性が高く、善意のツイートで拡散され混乱を招きました。現実には事件報告は警察に届いていません。

NEWSの屋外コンサートが翌日順延に！

2013年7月27日場所は秩父宮ラグビー場で前日と合わせて2日間の予定で行われ行われた屋外コンサートです。真夏の屋外で昼間は猛暑ですが午後6時の開演頃には雲が出て天候が急に変わり冷ややかな強風が吹きました。開演1時間ほどで豪雨も始まり風も強く続行が難しい天候になります。その後大きな音で雷が始まりました。

当日の天気

前日の天気は降水確率50%で雨が降ることはなく同会場でのコンサートは無事終了しています。当日朝の天気予報では降水確率30%であったことからパーナさんは雨の心配はしていなかったようで雨具を持参しない来場者もいました。懸念されたのは昼間の猛暑で早くから会場へ来ていた人は熱中症の症状が出た人もいました。

来客3万5千人・87名が体調不良を起こした

CSchmidt-EC / Pixabay

雷を伴う大荒れの天気に変わった会場で安全が確保できない環境へと変わりました。7時45分に小山さんから翌日にまた最初からやり直させてくださいと延期が伝えられNEWSのメンバーは何度も謝ります。全員から落胆と仕方ないという雰囲気が漂いました。大雨がラグビー場の足元をぬかるませ転倒に気をつけながら規制退場が始まりました。

過呼吸と低体温症

同じ日とは思えないほど天候の変化が激しく、冷たい強風と雨が体温を容赦なく奪ってゆき低体温症と、コンサートを中断したことでパニックになり過呼吸の症状がでた人もいて体調不良を訴えるパーナさん合わせて約87名もでしまいます。ほとんどのパーナさんが軽傷で体を温めたり呼吸を整えて回復しましたが重症な41名が救急搬送されました。

最後の一人が帰るまで見送ります

35,000人の規制退場は時間がかかり一時間ほど順番を待っている人もいました。NEWSのメンバーが広いステージを走り来場者の安全と体調の悪い人を見つけスタッフへ報告、連携しました。ライトの当たらない場所はかなり暗く歩くのは大変でした。その頃テレビでは屋外のコンサートが中止になり来場者がバタバタと倒れたと報道されました。

宿泊先を探すパーナさんがツイート

無事に会場から出た遠隔地から来たパーナさんが急遽翌日も同じ会場へ行くことになったので自宅に帰らず残る選択をした人もいたので宿泊先をTwitterやFacebookで探しました。ファン同士助け合うことができ「どーすればいい？」「寒いよー」「ギリギリ4人まで泊められます」などのファン同士でのやりとりがありました。

知らない人からの注意を引いた

このやり取りが関係のない人々にも読まれたことが原因で創作と嘘の混じったネット騒動が始待ってしまいました。「行くところがないパーナさんを守ってください。拡散希望」この変からファン同士の書き込みではなさそうな文章に変わってきています。

宿泊先を探す書き込みを読んだ反響

「遠征しに来たのに宿泊費も持たずに来たのが信じられない」
「未成年だけの遠征自体が良くない」
「親が宿泊費くらい持たせるものだろう」
「グッズ代で消えたのかなぁ」としっかりしてない子供を批判しているような意見でした。

偽警官がパーナさんを狙うなど真偽不明な情報が拡散

過去の東京ドームコンサートで撮影された警備員の画像が「コイツがニセ警官です。気をつけて」とアップロードされました。レイプ・麻薬取引・暴行・ニセ警官が何かするなどの内容の最後には「拡散しないのも罪」と書かれていて本当に拡散されました。そしてパーナさんを名乗り助けてと今逃げてる最中ですと書き込む釣りもたくさんいます。

善意のアドバイス風

パーナさん警官にたよらんほうがいいよ、ほとんど偽物だから！
パーナさんレイプされたらすぐ産婦人科へ！
これがレイプ車です? こんなかんじの車を見かけたらとにかく逃げてください。ずっと追いかけてくるみたいです。
TwitterやFBで拡散してください。回さないあなたも加害者ですよ。

常識のないパーナさんのフリ

私たちジャニヲタは変なおっさんにナンパされる為に自分磨きとオシャレしてるわけじゃない、たった一人の王子様のために頑張ってる。
7月27日を「ジャニーズ心の日」にしよう。

ナンパ車・レイプ車がパーナさんを狙っている

ニセ警官が体調の悪いパーナさんへ「過呼吸に効く薬」と薬物を飲ませ乱暴する事件が起こりました。おそらくその薬は覚せい剤。コンサート会場の駅周辺にパーナさんを狙う「ナンパ車」が停まっているから気をつけて。「レイプ車」「拉致」との嘘情報も拡散し、こちらも大きなイラストの書かれた黒いワゴンの痛車画像がアップロードされます。

更に芸能人まで巻き込む事態に

「NEWSのファンの子達が泊まる場所がなく危険にさらされてるんです。今Twitterで凄く広めてくれてて…。2700ツネさんがTweetしてくれたらたくさんファンの子が助かるはずなんで本当お願い。」このメッセージの名前部分か帰られ芸能人宛に送信されました。

三村マサカズさん：「この状況大丈夫」「近くの警察署に行くのが安全」
宮迫博之さん「今気づいた。誰か何とかしてーー」
2700ツネさん「ん？何をすればいい」
麒麟田村裕さん「大丈夫ですかーひとりにならないよう安全を確保してください」
益若つばささん「電車始発検索くらいしかお力になれません。無事をお祈りします」
篠田麻里子さん「拡散して逆に変な人が集まるのが怖い」「お店に入り暗闇は避けて」
高田純次さん「芸能人に言われるまで警察動かんかったんやね」

芸能人も拡散してしまう。

事件性のある内容であったことが災いしたのか人助けと思い芸能人も拡散してしまいました。善意の行動ですが芸能人が行うことでとても影響力が出てしまう安易な行動だったと専門家から厳しい批判がありました。

三村マサカズさんは複数tweetした

ご自身のTwitterで炎上を何度も起こした経験のある三村さん、「パーナさん事件」では真面目な性格が何度もツイートさせたようです。普段のキャラとは違う真面目な内容で炎上を起こし反省し、和田アキ子さんにも注意されて一度はツイッターを止めようとしました。しかし翌日には再開しています。

ついに行方不明者リストまで作られた

他の芸能人のファン同士でも拡散して28日の深夜には日本中でパーナさんの情報が送られて拡散を続けました。このとき初めてパーナってなんだ？と検索された人も多いはずです。その後Twitterに連絡がとれないパーナさんの情報が出始め外見の特徴や名前が記載された内容でキャプチャー画像をつなぎ合わせて不明者リストが公開されました。

パーナさんを泊めた人から批難の声も！

パーナさんを自宅へ泊めた人が「パーナさん礼儀知らずで酷かった」とイメージを悪くさせる内容をTwitterに投稿しました。「パーナさんを非難するな」「パーナ飽きた」とのTweetもありました。

宿泊ネタの釣り内容

7人を泊めることでOKしたがその友人もきて大人数になる
濡れた服の洗濯
お風呂
着替えを提供
両親が寿司でもてなそうと注文したが断られる
挨拶もお礼の言葉もなく
たくさんの飼猫に、猫嫌いなのに聞いてないと文句
洗濯やお風呂の準備中陰口が聞こえて不愉快だった。
お母さん帰宅と思ったらパーナさん10人連れてきた
パーナさんを泊めてあげたら彼氏を寝取られました。
拡散希望パーナさんを泊めたら財布と通帳などの金目のものがない。パーナ許せない。

食料の提供を呼びかける

「コンビニやスーパーのみなさん、街にいるパーナさんに食料をあげてください」と食糧難に追い込まれた扱いです。災害時の支援のように捏造した内容の書き込みもありました。この内容で「助け合いの意味を勘違いしている」というイメージまでついてしまいました。

施設を開放している

「警察で居場所を提供するべき」この内容でもデマ情報が拡散します。・東京ドーム・消防署・警察・国立競技場・青山学院大学を開放していますよとの内容です。「朝の化粧やトイレは青学使ってください。大学に確認は取ってません」実際に警察に行き断られたと騙されたパーナさん風のツイートもありました。

ほとんどがデマだった？パーナさん事件の真相

翌日パーナさん達は荒れていた天気も回復し予定通りコンサートは開催されています。ネットではパーナさんの書き込みがたくさんありましたが当人たちではなく面白く書いた創作がほとんどと考えるのが普通の内容でした。

翌日のコンサートは、ほぼ満員だった

前日の雨は上がり延期されたコンサートは無事行われました。35,000人ほぼ満席であったようです。中止になった日と同じ顔ぶれだったと参加者からのコメントもあり、事件性はなかったようでパーナさん達は無事に夜を過ごすことができたようです。延期が決定してから付近で薬物やレイプなどの通報や届けはありません。

ファンの年齢層は高く宿は探せたはず

OpenClipart-Vectors / Pixabay

NEWSファンの方が独自調査した記録によると、10代のファンは全体の30％程度で20歳以上のファンが圧倒的に多いのでコンサート延期の情報が出てからの身の安全は自分達で確保できていました。アイドルのファンが都心部で一晩さまよっていると言う内容のツイートが釣り師の創作欲を刺激して事件を作り出したのが事実です。

現場はファン同士が声を掛け合い冷静だった

ファン同士は声をかけあい穏やかな雰囲気での退場でした。雨具やビニール袋を多く持ってきたパーナさんは、翌日返す約束をして貸し借りが行われていました。会場から駅までの間にコンビニがあり食べ物やタオルを買っているパーナさんもいたそうで、当日その場にいた人達からはネット情報のような光景とは全く違う現実だったと書き込まれました。

芸能人が関与したことで拡散されすぎた

内容がレイプや薬物や拉致で恐怖度が高い事件がおきているならばと心配して行動を起こした人が多くいました。また、フォローしている芸能人に拡散を頼み、善意で拡散した事でかなり広い範囲での騒動になりました。ネット情報の完全な削除ができず「ネット釣りに騙された芸能人」の見方をされてしまい迷惑な話です。

釣り師など愉快犯の可能性も指摘された

パーナさん達の行動が全く違い安全に翌日もコンサートに来ることができています。パーナ事件とは全く関係のない人がパーナさんを面白おかしく書いた嘘で「NEWSファンが家に帰らず遊びのために迷惑かけて常識がない団体」というイメージがついてしまったのが1番の被害であり、パーナさん達は被害者だったのです。

デマを信じた人が自己満足で更に拡散させた

ネット釣り師の捏造した内容で人々が大慌てするのは文章の影響力が見えるので楽しいようです。SNSは数字がそれを証明してしまう所から中毒性があります。その情報を善意で拡散しているのは「良い事をしている」という自己満足なので注意が必要です。内容をよく読み自分で判断できない場合はネットで検索すると他者の判断も参考にできます。

宿泊先をSNSでパーナさんが探していたのは事実

パーナさんがこの日したことで間違いない事実は宿泊先を探したことです。成人した大人が宿泊先をSNSで探した行動が大人気ないとの意見が多く中傷されました。しかしこの日は事情がありました。

土曜日の都内では他にも大イベントがあった

当日の都内近郊でのイベントはNEWSだけではなく、東京ドームでは日本最大級のアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」女性アイドルグループを中心に多数のアイドルが出演。総入場者数三万三千人の大イベントが他にもあり、延期が決まってから宿泊先を探すとすでに満室でした。

なぜここまでパーナさん事件の影響が広がったのか？

コンサートの中止後から書き込みがありますが、当事者ではない第三者の創作が伺えるパーナ事件というストーリーのように読み解けます。実際のファンは自宅に帰るか宿泊先を探すことができて翌日のイベント参加者は前日とほぼ嘘情報を心配した良心的な人が拡散した騒動です。

ジャニーズファンは団結力が強い？

たくさんの人気タレントが所属するジャニーズ事務所のファン同士は情報交換やファン同士の交流が頻繁です。女性同士のコミュニケーションは共感し共有する事が多く、仲間が困っていると発信すれば助け合う事が基本の行動です。ましてや知らない他人にも見られるSNSで疑いを感じても本音のコメントができなかったと想定できます。

ファンを助ける自分はいい人という思い込みも

報道で恐ろしい事件や出来事が阻止できたらと思いますが、被害者が増える可能性があるので警察は一般人の犯人逮捕を推奨せずに警察を呼ぶことを推奨しています。今回のパーナ事件では後悔するくらいならとの正義感で拡散した人もいます。

単純に騒ぎを大きくして楽しみたい人も

芸能界では不倫・浮気・未成年の飲酒などバッシングで芸能活動ができないほどのイメージダウンのためにCMや番組の降板で損害賠償を請求される芸能人や事務所のニュースを耳にします。そんな状態を作り出すのはSNSで通常な気にもしない相手にその時だけ注目しバッシングしています。パーナさん事件もそのような盛り上がりがありました。

NEWSの対応はどうだったの？

開演直前に高かった気温が涼しい空気に変わり雲行きが怪しく、野外イベント慣れしたパーナさん達は始まる前から荷物はビニール袋に入れて保護しカッパを着用していたようです。NEWSメンバーはパーナさん達が落ち込まないようたくさん声をかけ励ましたそうです。

天候悪化するもファンの不安を和らげようとした

午後7時ごろ音楽が聞こえづらくなるほど天候は悪化します。「一旦ストップ」と中断してスタッフと話し、小山さんと増田さんは「雨すごいね」と話し続け会場内の雰囲気を和らげます。パーナさん達は過密スケジュールのメンバーの体調を心配して「傘をさして」「風邪ひいちゃうよ」と声かけします。

手越は土下座をしたわけではない

「僕も続けたいけどみんなの安全が一番だから。ごめんね。」7時45分にコンサートの中止をメンバーが伝えました。手越さんは力が抜けたように崩れ落ち低い姿勢で謝り続けました。雷も鳴り響きこのまま続行するには危険な天候でステージは中断となります。降りしきる雨の中NEWSメンバーは何度も何度も謝ったそうです。

NEWSはファンを最後まで見送った

大きな野外会場から35,000人が安全に退場するには規制退場の必要があり1時間以上雨の中順番を待つことになります。手越さんは「全員が会場を出るまでオレらちゃんとここにいるから」という言葉通りNEWSメンバーは雨に打たれながらステージから来場者を見送ります。

体調不良を訴えるファンを素早く見つけた

来場者が帰るのを見守るNEWSメンバーが近くに来ると歓声が上がりますが増田さんは「騒がないで」とお願いしていました。体調の悪そうなファンを見つけスタッフへ報告し対応が遅れないように対応していました。翌日に来場できないファンの気持ちを考えると辛かったのか手越さんは「明日来れない子はどうなるの？」と呟いたそうです。