アルビノとは?全身が真っ白の人や動物の神秘的な姿や苦悩を紹介!

アルビノの支障①白髪が理由で就活不採用

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アルビノの人たちは美しい白い髪をしています。しかし、その髪の色が接客業にふさわしくないからと就職を難しくさせる原因になっています。「髪を黒く染めて就職するのは違う」とアルビノの人は強く主張します。

アルバイト探しや就職活動でも視覚障害を原因に拒否され、心が深く傷つくような出来事が何度もあるそうです。まだまだ社会自体が保守的なので、1人1人が受け入れ態勢を作っていく必要がありそうです。

アルビノの支障②違いを受け止めきれない社会の問題

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アルビノの人に対して社会は受け入れ態勢がまだできていないようです。違いを嫌う日本の文化もこれから開かれていく必要がありそうです。人としてあるがままの姿を受け入れるという単純なことがとても難しいこの社会では、意識改革をはじめ、やらないとならない課題が山積みです。

日本アルビニズムネットワーク

日本アルビニズムネットワークとはアルビノ当事者とその家族のためのネットワークです。一般の人たちがアルビノを理解するためのいろいろな情報が集められています。オフ会の情報やアルビノフェスティバルについてのお知らせなども掲載されています。当事者と家族への生活のアドバイス(弱視、学校、子育て)についても受け付けています。

FAQにはいくつか質問が設けられており、それによると日本にはアルビノの人が6000人くらいいる計算になるそうです。どこの家庭にも生まれる可能性があり、みなさん普通の生活を送っています。アルビノは先天的なので、後に発症することはありません。FAQにもありましたが、魔法や超能力などの神秘的な力を発揮した人はいないそうです。

アルビノ・ドーナツの会

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アルビノ・ドーナツの会は2007年2月に当事者である藪本舞さんが発足しました。活動は主に関西地方ですが、とてもアクティブなグループで九州や名古屋で交流会を開いています。当事者同士のコミュニケーションや家族のつながりにとても力を入れています。マスコミへの出演も多く、広くアルビニを知ってもらう為、力を注いでいます。

ドーナツの輪を「アルビノの人の輪」にかけたのが名前の由来です。そしてドーナツのように身近な存在であって欲しい、ほっとして笑顔になるような、そんな場を作りたいというのが発足の原点となっています。

アルビノとは全身が白い色素障害

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アルビノとは身内のメラニン色素が作られない、もしくは極端に少ないため、全身が白くなってしまう遺伝子による色素障害です。色素が薄いだけで、同じ人間、生き物です。違いを個性と受け入れ始めた今の社会では、アルビノの人が生まれたままの姿で受け入れられる日は遠くはないかもしれません。

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