アルビノとは?全身が真っ白の人や動物の神秘的な姿や苦悩を紹介!

視覚に現れる障害を弱視といい、メガネやコンタクトでの矯正では追いつかない場合、遠くのものにはオペラグラス、などを使い視覚を補完します。また象の境界線が不明瞭なため、色覚での区別が重要になります。

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強い光を受けた時に光の量の調節が出来ずに、不快感や目の痛みなどを生じることを羞明(しゅうめい)といい、アルビノの人の中にはこの障害を持つ人もいます。網膜を痛めてしまうこともあるため、サングラスなどを利用すると和らぎます。

視界が左右に揺れて物が見えづらくなる症状を眼球振盪(がんきゅうしんとう)と言い、アルビノの人にはその障害がみられることがあります。横並びのものは見づらいので立て並びにすると見やすくなります。定規を使う時には縦にしてメモリが横になるよりも、横にしてメモリが縦になる方が見やすいです。

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眼に入ってくる光を調整する虹彩と言う部分に支障が出てしまうので、いろいろな視覚障害が出てしまうのでしょう。一部ではメガネをかけても視力は矯正されないこともあるようです。先天性疾患、キャットアイ症候群に興味のある方はこちらをどうぞ。

日本でのアルビノの生き辛さも問題に

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日本にいるアルビノの人たちはどのように日常をくらしているのでしょうか。受け入れる社会は開かれたものなのでしょうか。アルビノの人が住みやすい世の中にする為にはどのようなことが問題なのか調べてみました。

アルビノの支障①白髪が理由で就活不採用

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アルビノの人たちは美しい白い髪をしています。しかし、その髪の色が接客業にふさわしくないからと就職を難しくさせる原因になっています。「髪を黒く染めて就職するのは違う」とアルビノの人は強く主張します。

アルバイト探しや就職活動でも視覚障害を原因に拒否され、心が深く傷つくような出来事が何度もあるそうです。まだまだ社会自体が保守的なので、1人1人が受け入れ態勢を作っていく必要がありそうです。

アルビノの支障②違いを受け止めきれない社会の問題

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アルビノの人に対して社会は受け入れ態勢がまだできていないようです。違いを嫌う日本の文化もこれから開かれていく必要がありそうです。人としてあるがままの姿を受け入れるという単純なことがとても難しいこの社会では、意識改革をはじめ、やらないとならない課題が山積みです。

日本アルビニズムネットワーク

日本アルビニズムネットワークとはアルビノ当事者とその家族のためのネットワークです。一般の人たちがアルビノを理解するためのいろいろな情報が集められています。オフ会の情報やアルビノフェスティバルについてのお知らせなども掲載されています。当事者と家族への生活のアドバイス(弱視、学校、子育て)についても受け付けています。

FAQにはいくつか質問が設けられており、それによると日本にはアルビノの人が6000人くらいいる計算になるそうです。どこの家庭にも生まれる可能性があり、みなさん普通の生活を送っています。アルビノは先天的なので、後に発症することはありません。FAQにもありましたが、魔法や超能力などの神秘的な力を発揮した人はいないそうです。

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