加藤智大とは?
6月のある日曜日の昼過ぎ、秋葉原は大勢の買い物客や観光客で賑わっていました。しかし、突如車の侵入が禁止されている道路にトラックで突入し、自分が所持していたナイフで周囲の人を次々切りつけわずか10分ほどの短い時間で17名の人を死傷させ歩行者天国を倒れる人の血の海で地獄へと変貌させた人物です。
加藤智大の起こした「秋葉原通り魔事件」とは?
正午過ぎという大勢の人が行きかう中で起きた惨劇で、秋葉原通り魔事件と呼ばれています。信号無視をしたトラックが歩行者天国となっている道路に侵入し歩行者を次々と跳ね、車から降りたあとに用意していたナイフで人々を殺傷した事件になります。他、カレーに毒を混入したとされている林真須美の事件に関する記事はこちらをご覧ください。
2008年東京の秋葉原の歩行者天国で事件発生
2008年の6月、日曜日で昼過ぎということもあり多くの人で秋葉原の歩行者天国は賑わっていましたが、惨劇は一瞬のうちに起きました。人を跳ねたあとは用意していたナイフで他の歩行者や倒れている人の救助をしている人に向かって切りつけていきますが、駆け付けた警察官によって犯人は現行犯逮捕されています。
目撃者の何名かは、初め単なる交通事故だと思ったと語っています。しかし、直後に悲鳴や逃げ惑う人々で周囲はあっというまにパニック状態となり天国から地獄になり、人々の笑顔が恐怖の顔になった瞬間だったという人もいます。
犯人、加藤智大の運転する2トントラックが歩行者に突っ込む
通行禁止となっている歩行者で賑わっている中に車で侵入し5人の人々を跳ねています。そのまま歩行者天国を横切ったトラックは停車していたタクシーとぶつかり停止しています。多くの人の笑顔であふれていた歩行者天国は一瞬で悲鳴や逃げ惑う人でパニックになりました。
加藤智大はトラックから降りてダガーナイフで17人を殺傷
犯行に使用した車はタクシーと接触したことでようやく止まりますが、車からおりてきてはねられた人々を救助するために集まった人や他の歩行者をナイフで次々と切りつけていきます。犯行時間はわずか10分ほどとされ10分の間に7名を殺害し10名の人にケガを負わせたあとナイフを持ったまま逃走をします。
逃走した加藤智大だが、警察の説得で投降し現行犯逮捕となる
周囲の人にナイフを振り回し切りつけながら逃走していきますが、すぐさま警察官がやってきて警棒で応戦し確保を試みています。しかし警察官に切りかかるなどし凶器を捨てようとしない姿に警官は最終的警告としてした拳銃をむけます。すると抵抗を辞めてナイフを捨てたため現行犯逮捕となります。
加藤智大の事件後の裁判判決と服役の様子とは?
この凶悪な事件の裁判は最高裁にまで及び、すべての審判で死刑判決となっています。弁護側は最後まで精神に異常があると主張をしていましたが、被告人自身がこのようなことを起こしたことについて後悔と反省の考えがあることから刑が確定しています。