動機を星島貴徳容疑者はこのように語っており、女性に性的快楽を与え続ければ自分に従順になるというエロ漫画のような展開を本当に信じていたようです。星島貴徳容疑者の計画では金曜日に拉致、土日を使ってたっぷり調教してやれば従順になり開放しても警察にチクらないと思っていたようです。
そのあまりに稚拙で現実と漫画の区別のついていない動機は後のゲームや漫画をめぐる世論に大きな影響を及ぼしました。猟奇的なゲームをすると殺人を起こすなどという過激で根拠のない決めつけのような世論はこの時一気に過熱したように思えます。
星島貴徳の人物像③遺体を細かく刻む残忍な行動を平気で行った
この事件が大きな話題となった要因の1つに、証拠隠滅手段の残酷さが挙げられます。鋸やナイフで細かく切り刻み少しずつ捨てるというあまりにも猟奇的な遺体の処理方法です。四肢切断に性的興奮を覚えていたということから解体も楽しみながらやっていたのでは?と考えるととても同じ人間とは思えない恐ろしさを感じます。
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星島貴徳は精神病質者(サイコパス)だった?
まずサイコパスというのはどういう人物を指すのかをざっくりここで解説しておこうと思います。サイコパスとは、良心が異常なほどに欠如していて自己中心的。そしてやったことに関する罪悪感がとても薄いということがあげられます。そして驚くべき特徴の1つとして、一見とても好印象で魅力的な人物であることが多いです。
簡単な説明ではありましたがなんとなくわかっていただけたでしょうか。では以上を踏まえて、星島貴徳容疑者の行動を振り返りつつサイコパスの定義に当てはまるか否かをここでは見ていきたいと思います。
星島貴徳のサイコパス疑惑考察①特殊な性癖
星島貴徳容疑者の最も際立った異質な性癖、四肢切断という他者に肉体的苦痛を与えることで快感、満足感を得るという点はサイコパスの特徴の1つである良心の欠如という部分に当てはまるのではないでしょうか。
星島貴徳のサイコパス疑惑考察②残忍な行動
遺体を切り刻み、様々な手段で処分するという普通ではなかなか思いつかないような残忍極まりないことを平然と自身の保身のために行えることは自己中心的で良心の感じられない行動のように感じます。
星島貴徳のサイコパス疑惑考察③事件に対する罪悪感の薄さ
これが垣間見えるのは事件発覚後日の各テレビ局が放映した近隣住民のインタビュー映像です。供述によればこの時すでに被害者を殺害していたであろうタイミングでインタビューに薄ら笑いを浮かべながら答えています。
被害者女性を心配するようなそぶりを見せたり、事件が起こったことはマンションの監視カメラが十分ではなかったのではないかと管理会社にクレームを入れたりととても犯人とは思えないような行動をしています。これはサイコパスの特徴の平気で嘘をつく、罪悪感が無い等に当てはまります。
サイコパスとソシオパス
以上の点を見て、星島貴徳容疑者はサイコパスのように見えますが実はサイコパスには先天的なものと後天的なものがあるということはご存知でしょうか。ここでは後天的なサイコパスについてを解説しながら星島貴徳容疑者とも照らし合わせていこうと思います。
後天的サイコパス「ソシオパス」
環境や教育などといった後天的な理由でサイコパス思考となった人物のことを「ソシオパス」といいます。原因の大きな部分としては家族との不和や劣悪な家庭環境、過去に受けたなんらかのトラウマ等があげられます。
星島貴徳容疑者も家族、特に父親との不和ややけどの跡によるいじめのトラウマなどがこれにあたるのではないでしょうか。犯した罪は許されるものではないですがこう考えると犯罪を予防出来るポイントがどこかにあったのではないかと思ってしまいます。
星島貴徳と被害者【東条瑠理香さん】との関係性
ちなみに、被害者女性と星島貴徳容疑者の関係性はただただ近くの部屋に住んでいたというだけでした。名前も何も知らないという極めて希薄な関係で、犯行1週間前にマンション内で見かけて細身の女性であったからというびっくりするほど小さな理由で彼女に狙いを定めたそうです。
星島貴徳以外にも。サイコパスが起こしたとされる事件【日本編】
この世にはこの事件の他にも日本、外国問わず様々なサイコパスの気質がある人物が起こしたと言われる猟奇的な事件が数多く存在します。ここではそんな事件を2つほどピックアップしてご紹介したいと思います。
星島貴徳以外にも。サイコパスの事件①佐世保女子高生殺害事件
この事件は2014年の長崎県で高校1年生の女子が起こした衝撃的な殺人事件です。同級生の女子の頭をハンマーで殴った後、犬の散歩に使うリード紐で首を絞めて殺害しました。そして驚くべきはその後、被害者の頭と手首を切断。胴体にも切断を試みたような無数の切り傷があったといいます。
動機は「解体したかった」「中身を見てみたかった」といったもので親友にあたる被害者女子を狙ったのは特に理由はないそうです。さらに驚くべきことに、彼女らは犯行当日の昼間、2人仲良くショッピングをしていたといいます。より詳細な事件の内容を知りたい方はこちらをご覧ください。
加害者少女の日頃からの異常性
父親をバットで殴り負傷させたり、猫を殺して解体していたりと異常な行動が目立ち精神科の利用歴もあったようです。「人を殺したい」と親に打ち明けたりとSOSを発しているようにも見えますが両親と精神科の担当医が児童相談所に相談した際は取り合ってもらえず、そうこうしているうちに事件が起こてしまったという感じです。
生活環境はというと弁護士の父親、教育委員会に務める母親を持ち金銭的には何不自由ない生活を送っていたようです。学校の評判も勉強スポーツ共に万能で笑わない子だったという評判こそありますが優秀な地元の有名人だったそうです。
星島貴徳以外にも。サイコパスの事件②大阪姉妹殺人事件
こちらは2005年に起きた事件です。星島貴徳容疑者の事件と似たような事件となっております。被害者はマンションに住む姉妹。押し入った容疑者に強姦された後殺害。さらに金品を奪い部屋に火をつけて逃走しました。
容疑者は「血を見たくなった」等と逮捕後答えており殺人という行為に快感を覚えていたらしき供述が数多くみられていました。裁判の判決は精神鑑定から責任能力もあると判断され死刑となり、2009年には死刑が執行されました。
容疑者の前科
この事件の容疑者は本事件の5年前に母親をバットで撲殺したという前科がありました。母親を殺害した時に性的興奮を覚えそれをもう一度味わうためにこの事件を起こしたという旨の発言もあり、星島貴徳容疑者と同じく特殊な性癖があったようです。
サイコパスが起こしたとされる事件【外国編】
日本でも数多くの痛ましい事件が起こってきましたが、外国でも同様の残忍な事件は数多く存在します。むしろ殺害者数や発覚から逮捕までの期間を比べたら圧倒的に海外の事件の方がヤバいといえるでしょう。今回はそんな外国のサイコパスが起こした事件の一部をご紹介します。
海外のサイコパス①アンドレイ・チカチーロ
彼は1978年から1990年という長い間ロシア全土を股にかけて50人以上を殺害した殺人鬼です。この50という数字は彼の自供により発覚したもので警察はというと36件ほどしか事件を発見できていなかったといいます。
彼の犯行の手口は子供であればお菓子やおもちゃを餌に人気のない所へ誘い出し、大人であれば浮浪者やホームレス、売春婦を酒や金を餌に誘い出してめった刺しにするというものでした。逮捕後彼は銃殺刑となり1994年に刑が執行されました。
コンプレックスと異常性癖
チカチーロは勃起不全を患っており、それが彼にとってとても大きなコンプレックスでした。気にするあまり自慰行為が癖となりそれに気付いた周りのからかいやパートナーとなった女性の失望や申し訳なさからくる自信喪失でさらにこのコンプレックスに気を取られるようになります。
強姦をしようとして抵抗した少女を殺してしまった際に性的興奮を覚えてしまったのが彼が殺人鬼となったきっかけでした。激しい抵抗を受けると興奮するという性癖を満たすために罪を重ねます。また、彼は裁判の際精神異常を装って罪をいくらでも軽くしようと企て奇行に走ったこともあります。実に自己中人的でサイコパスじみています。
海外のサイコパス②アルバート・フィッシュ
アメリカの殺人鬼で1910年から1934年もの間に自供によると400人を殺したというとんでもない殺人鬼です。その目的はというとなんと食べるためで子供を始めとする数多くの浮浪者や貧民が犠牲になりました。被害者に浮浪者や貧民が多かったことも被害者数がはっきりしない一因と言えるでしょう。
また、彼は犠牲者の少女の家族の家に匿名で少女をシチューにして食べた時の味の感想を書き綴った物語じみた手紙を出しており、それにより逮捕へと結びつきました。とても美味かったという旨の手紙を遺族に出せるあたり、普通ではない異常さを感じます。
サディストでありマゾヒスト
彼はとんでもないマゾヒストでありながらサディストでもあります。彼の殺人のきっかけは少年少女が痛みに苦しむ姿が見たいというところからでした。そこからはじまり、徐々に遺体を食すようになっていきます。肉を柔らかくするためと言い攫った子供達を拷問したという供述も残っています。
彼は1936年に電気椅子による処刑で亡くなっていますが、その時の「電気椅子はまだ試したことがないからどんなものか楽しみ」発言はアメリカの殺人史の中でもかなり異彩を放つ言葉なのではないでしょうか。アルバートやチカチーロの他にも外国には数々の凶悪犯がいます。さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧になってみてください。
星島貴徳は身勝手な理由で人の命をうばった殺人犯
如何でしたでしょうか。昨今、この事件の他にも痛ましい事件が多くなってきてしまっています。江東マンション神隠し殺人事件の被害者女性はもちろんのこと、全ての事件被害者のご冥福をお祈りするとともに、このような事件が起こらない世界となることを切に願います。
容疑者の方々は死刑の方も多いですが、星島貴徳容疑者のように生きて罪を償うような形となった方々は深く反省し、2度と同じ様な過ちを起こさないようしっかりと心を入れ替えて欲しいものです。
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