「いんぐりもんぐり」とは?元ネタはバンド名やドラゴンボールや方言?

ピラフ一味はとてもウブな性格のため、投げキッスを「とんでもなくいやらしい事」と思っており、ブルマに対してそれを実行しますが、ブルマはそんなものかと思い、「てっきり裸にされてへろへろとかきょいきょいとかぱふぱふとか”いんぐりもんぐり”とかされるかと思った」と話しています。

いんぐりもんぐり(ドラゴンボール)④そのほかのちょっとエッチな表現

上記でも触れましたが、ブルマは”いんぐりもんぐり”以外にも”へろへろ”、”きょいきょい”、”ぱふぱふ”と擬音語を並べて発言しています。漫画の中では”ぱふぱふ”については、女性のお胸でお顔を挟む行為と示されていますが、そのほかについての説明はありません。

今の時代、女性を軽視した発言とも取られかねない「ぱふぱふ」という表現には注意が必要です。とはいえ実際に「ぱふぱふさせて〜」なんていうことはほとんどないとは思いますが、使いどころを誤らないようにご注意ください。ちょっとエッチな意味の単語は他にもあります。こちらの記事もぜひご覧ください。

いんぐりもんぐりの意味④「漫才ネタ」

実は漫才のネタにも”いんぐりもんぐり”という言葉は使われてきました。元々は方言として一定の地域に根付いていた言葉でもあるので不思議ではないのですが、なんとも言えない響の言葉で印象に残っている人も多くいます。

いんぐりもんぐり(漫才ネタ)①作ったのは中田カウス・ボタン

漫才の中で”いんぐりもんぐり”を使ったのは吉本クリエイティブエージェンシー所属の中田カウス・ボタンさんです。1967年結成の大御所で、今でもなんばグランド花月(NGK)では大トリを務める現役の漫才コンビです。特に中田カウスさんはあの有名な漫才コンテストM-1の審査員も長らく努めてきたお笑いの大ベテランです。

いんぐりもんぐり(漫才ネタ)②ちょっと卑猥な擬態語

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漫才のネタの中で、ボケのカウスさんが女性のお胸を揉む手の動きとともに”いんぐりもんぐり”と連呼しています。今ではきっとコンプライアンス上、見ることは叶いませんがなんだか容易に想像ができます。

ネタの中ではその後も”いんぐりもんぐり”をモジって更に卑猥な単語を連発していますが、ツッコミのボタンさんに「いやらしい手つきしなさんな」と突っ込まれて落ちるという流れになっています。

いんぐもんぐり は保育園でも使われる?

今まで”いんぐりもんぐり”の意味について解説してきましたが、保育園でも”いんぐりもんぐり”が使われているのをご存知でしょうか?ドラゴンボール内での意味だとすれば「なんて言葉を教えているのだ!」とお叱りを受けそうですが、ここでは「くねくねしている」という意味で使われています。

いんぐりもんぐり体操という体操がある!

曲のタイトルはそのまま”いんぐりもんぐり”で、なんと作詞はあの体操のお兄さんで有名な”ひろみちお兄さん”というから驚きです。主に0歳から3歳くらいの子供向けの曲で、体を自由に動かしてダンスする体操曲として認知されています。子供達が”いんぐりもんぐり”という言葉に合わせて踊る姿はとても微笑ましいです。

いんぐりもんぐりがCMに採用!?

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実は80年代のTVコマーシャルにも”いんぐりもんぐり”が使われていました。80年代と言えばバンド”いんぐりもんぐり”が活躍していた時代でもあるので、単語自体が流行っていたとも言えます。

当時大人気だった阪神タイガースの掛布選手をメインに、たこ八郎さん、西川のりおさんらが出演しています。今でも蚊取り線香でおなじみの金鳥蚊とりマットのコマーシャルで”いんぐりもんぐり”は使われていました。

「いんぐりもんぐり」のセリフがCMに登場

カニの被り物をした2人が「いんぐりもんぐり〜いい気持ち〜」とつぶやきながら上下に動くCMは、意味はわからなくともなんともキャッチーなコマーシャルです。お分かりかとは思いますが、「蚊には金鳥マット」の「蚊には」と「カニ」をかけているという、いかにも金鳥らしいコマーシャルになっています。

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