必死のパッチの意味や語源・使い方は?現在は死語?謎の関西弁をマスター

「必死のパッチ」は元阪神の野球選手・矢野燿大選手がヒーローインタビューで叫んだ言葉であり、関西では馴染があります。この記事は「必死のパッチ」の意味や語源・使い方を始め、いつから使われているかなど詳しく調べまとめました。また関連するお店や商品もあわせてご紹介します。

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「必死のパッチ」の意味とは

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阪神が勝利した時、ヒーローインタビューの中で「必死のパッチ」という言葉を耳にすることがあります。これはどのような意味なのか疑問に感じたことはないですか?ここではこの言葉の意味について説明していきます。

「必死」の最上級!関西エリアで広く使われる

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この言葉は簡単に言うと「必死」という言葉の最上級を意味しており、関西地方で広く使われています。自分がどれだけ一生懸命努力したかを周りにアピールする場合によくこの言葉を使いますが、周りを笑わせるために使われることもあります。

「必死のパッチ」の正しい使い方とは?

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では、実際に「必死のパッチ」という言葉はどのようなタイミングで使えば良いのでしょうか?ここでは実際にこの言葉が使われている例を挙げて、その使い方や使うタイミングについて具体的に説明していきます。

「必死のパッチ」関西での使われ方

実際にTwitterに投稿されたツイートで使い方のイメージが沸いたかと思います。それほど難しい使い方ではないですよね。一生懸命や必死という言葉の代わりにこの言葉を使用するだけで問題ありません。

「必死のパッチ」はいつから使われている?

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この言葉はいつ頃から使われ始めたのでしょうか?阪神ファンの方はご存知かもしれませんが、ほとんどの人はいつの間にか使われていたというイメージではないでしょうか?それでは実際に使われたシーンを振り返りながら説明していきます。

阪神ファンにはお馴染!元捕手の矢野燿大選手が発端

この言葉は現在の阪神タイガース監督の矢野燿大さんが使ったのが始まりです。阪神ファンにはおなじみの光景ですが、大阪出身の矢野さんが現役時代にヒーローインタビューでこの言葉を使うというのが定番でした。初めてこの言葉が使われたのが2008年頃だったのですが、それが今現在でも阪神ファンにはお馴染みの言葉として定着しています。

「必死のパッチ」は関本賢太郎や原口文仁選手が引き継ぐ!

矢野選手の次は奈良県出身の関本賢太郎選手がその言葉を引き継ぎました。代打の神様と呼ばれていた関本選手は勝負所での出場が多く、勝負を決める一打を打つことが多かったため「必死のパッチで打ちました!」といったようなヒーローインタビューが阪神ファンにはお馴染みの光景でした。

現在、その言葉は埼玉県出身の原口文仁選手が引き継いでいます。原口選手は関西出身ではないのですが、好んでこの言葉を使うことから阪神というチームにいかにその言葉が浸透しているかがわかりますね。

「必死のパッチ」は大江真理子も使っていた!

この言葉は阪神タイガースファンや関西圏だけでなく、一般にも少しずつ浸透してきています。スポーツニュースなどでその言葉を聞く機会も多くなっているので、自然と耳に残っているのではないでしょうか?テレビ東京の大江真理子アナウンサーもTwitterでこの言葉をツイートしていました。

「必死のパッチ」の語源は諸説ある!

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この言葉の語源はどこからきているかご存知でしょうか?実は語源に関しては様々な諸説があって、確実なことはわかっていません。ここではその中で挙げられている諸説のいくつかを紹介していきます。

必死のパッチの語源説①パッチを穿く暇もないほど必死!

1つめは「股引き」が語源の基となったという説です。関西地方では股引きのことを「パッチ」と言います。このパッチという言葉を使って、パッチ姿であることを忘れるくらい必死であるという説や、パッチを履く時間がないくらいに必死という説など、股引きが由来になっているという説があります。

必死のパッチの語源説②将棋の「桂馬」に由来している!

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2つめは将棋の「桂馬」が語源の基となったという説です。将棋で使う桂馬の駒はその動きから股引(パッチ)と例えられることもあるのですが、桂馬(パッチ)を打たれて逃げ場のないピンチを必死に切り抜けようとする様子から必死のパッチという言葉が生まれたという説です。

必死のパッチの語源説③大学生の韻を踏んだ言葉遊び!

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3つめは単なる言葉遊びとする説です。大阪の大学生が必死の事を「ひっち→ひち=7」として、その「7」という数字よりも大きい「8」を「8=はち→ハッチ→パッチ」と、単なる語呂合わせとして韻を踏んだだけの言葉という説です。この場合のパッチには意味はなく、単なるリズム合わせの言葉です。

必死のパッチの語源説④ズボンのお尻のつぎ当て!

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基本的には今まで紹介した3つが良く言われている説なのですが、4つめにYAHOO!の知恵袋で個人によって新たに提唱された説を紹介します。それはズボンのお尻が破れたので必死につぎ当て(パッチワーク)している様から生まれた言葉という説です。非常にうまく考えられた説ですね。

「必死のパッチ」はもはや死語?

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「必死のパッチ」という言葉は野球ファン、特に阪神タイガースファンには非常によく知られている言葉ですが、世間一般ではどうでしょうか?この言葉は今でも関西では使われているのでしょうか?

関西で使っているのは主に40~50代!

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この言葉は40代~50代が主に使う言葉で、若い世代はほとんど日常会話で使うことはないため「死語」と言えるでしょう。しかし若い世代でも聞いたことがある人は多く、お笑い好きなどはギャグで使用することもあるために完全に廃れていっているわけではありません。

原口選手「必死のパッチ」で完全復活

「必死のパッチ」という言葉を引き継いだ原口選手ですが、2019年に阪神ファンのみならず全国の野球ファンを感動させることとなります。まさに「必死のパッチ」を体現したような出来事を紹介します。

大腸がんの公表

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原口選手は2019年1月、2018年末に受診した人間ドックで大腸がんが発覚したことを公表しました。1月に手術を受け、復活までにかなりの時間を要すると思われていましたが、原口選手はまさに「必死のパッチ」でリハビリを続けました。そして奇跡の復活を果たすのです。

復活のヒーローインタビュー

2019年6月4日の対ロッテ戦、9回に代打原口の名前がコールされた時には球場全体が盛大な拍手に包まれました。阪神ファン、ロッテファン関係なく原口選手の復活を祝福する光景は感動の一言です。原口選手はファンの期待に応え、タイムリーヒットを放つという見事な復活劇でした。

ヒーローインタビューに指名された原口選手ですが、この時の雰囲気はいつもの明るい感じではなく、まさに人々に感動を与えるという言葉がふさわしいものでした。「おかえりなさい」と涙を流すファンもたくさんいました。勇気をもらえた人もたくさんいたに違いありません。

必死のグッチ?

いつもの明るさが戻ったのは2019年6月9日の対日本ハム戦です。この試合で原口選手はサヨナラヒットを放ちヒーローインタビューを受けました。ここで出た言葉は、「3、2、1、必死のグッチー!」でした。

この「必死のグッチ」という言葉は「必死のパッチ」と原口選手の愛称である「グッチ」を掛けたもので、ファンイベントで決まった原口選手のキャッチフレーズです。この言葉は闘病中の原口選手を励ます言葉としてよくファンが使っていました。今後も原口選手のキャッチフレーズとしてファンに愛されていくに違いありません。

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