小坪トンネルは事故も多発の心霊スポット!恐怖の心霊体験の数々をご紹介

鎌倉にある小坪トンネルは、昔から様々な心霊現象が噂されてきた有名な心霊スポットです。小坪トンネルに行くと一体どんな恐ろしい心霊現象に見舞われるのでしょうか。また、周りにあるいわくつきの場所や心霊スポットについてもご紹介します。

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小坪トンネルは鎌倉にある有名心霊スポット

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マニアの間では「言わずと知れた」存在である小坪トンネル(以下、「この場所」と略記します)。テレビでも幾度となく紹介され、現在でも数々の怪奇現象が報告されています。まずはその所在と概要について、簡単にご紹介いたしましょう。

6つのトンネルの総称

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小坪トンネルとは、県道311号線上、鎌倉と逗子の間にある、6つのトンネルの総称です。鎌倉から逗子方面に向かうか、逆方向かによって、それぞれ違う3つのトンネルを通過することになります。

心霊現象と不可解な事故が多発

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この場所ではさまざまな怪奇現象、およびそれを原因とする交通事故が頻発しています。その内容は千差万別ですが、とりわけ霊に遭遇し、しかもその霊が車に乗り込もうとしてきた、といった恐怖体験が数多く語られています。

小坪トンネルはキャシー中島の心霊体験で有名に

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小坪トンネルを語る上で忘れてはならないのは、タレントのキャシー中島さんが遭遇した怪奇現象。テレビでも紹介され、一躍有名となりました。次に、キャシー中島さんの恐怖体験について述べましょう。

肝試しでトンネルをくぐると大量の手形が

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その日、キャシーさんは知人である新人タレントの「ケンちゃん」を含む5人で、問題の場所へと車を走らせました。そして彼の運転する車でトンネルを通過しようとしたとき、突然衝撃音が鳴り響くと、フロントガラスにたくさんの手形がべたり、と張りついていたのです。

車の中に友人を1人置き去りにしてしまった

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慌てて車外へと飛び出したキャシーさんたちでしたが、逃げる途中、車を運転していた「ケンちゃん」の姿が見えないことに気がつきます。それから、偶然その場を通りかかったタクシーの運転手に事情を話し、キャシーさんたちは問題の場所へと戻りました。

残された友人は精神に異常をきたしていた

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しかし車へ戻ってみると、件の「ケンちゃん」はただただ薄笑いを浮かべるのみで、明らかに精神が崩壊していました。その後、彼は正常に戻ることはなく、現在でも精神病院に入っている……とのことです。

小坪トンネルの心霊体験

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キャシーさんの体験談もさることながら、小坪トンネルでは現在に至るまで、無数の心霊体験が報告されています。特に、内部を車で走っている際に、何らかの心霊現象が起きる、というケースが少なくありません。次に、そうした体験のうち、いくつかをご紹介いたしましょう。

心霊体験①トンネルを走ると何かが落ちてくる

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走行中、「ドーン」という衝撃音とともに何かが落下してくる……かと思いきや、停車して屋根やボンネットなどを調べてみても、何も見つからない、というもの。たしかに何かが落ちてきたはずなのに、車体に凹んだ跡すら見当たらないのです。

心霊体験②女性の霊が後部座席に座っている

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あるカップルの体験。夕食後にこの場所を通ったとき、急に彼女が強く手を握ってきて、見ると後ろを振り返っていた。その後しばらくして、何があったのか尋ねてみると、「女性が車の後部座席にいて、運転している彼をじっと見ていた」とのこと。車という閉鎖空間ならではの恐怖です。

心霊体験③老婆の霊が歩いている

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深夜にこの場所を車で通ったカップルの体験談。数々の噂を知っていた二人は、緊張しながら通り抜けますが、何も起こりませんでした。そこで彼女が「何もなかったけど、あんな時間におばあちゃん歩いてたら危ないよね」。しかし投稿者には、そんな老婆は見えなかったのです。

心霊体験④火葬場に潜む女の霊

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ネット上に投稿された、この場所の上部にある火葬場での体験談。友人たちとともに火葬場へと登ってゆくと、後輩が「出た!」と叫び、さらにその場にいた投稿者に向かって、青白いものが飛んできました。「それ」は長い髪をした女の顔で、投稿者の体を通り過ぎて行きました。

「それ」が通り抜けていった瞬間、投稿者は体が冷たくなって動けなくなり、その場に倒れてしまいますが、友人たちに助けられ、危うく難を逃れました。なお、投稿者たちはこの場所付近で写真を撮っていたのですが、現像された写真を持っていた後輩は事故死してしまったため、何が写っていたかは謎のまま……。

心霊体験⑤狐の人の顔

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同じくネットに投稿された、カップルの体験談。デートの帰り道、内部を走行中、いきなり運転していた男性が叫び声を上げました。その後しばらくして、何が起こったのか聞いてみると、彼はこう答えたそうです。

「運転席から右側に、狐と人間が混ざったような顔が見えた。」(引用:「神奈川県 小坪トンネル | 心霊スポット恐怖体験談」)

この場所にまつわる心霊体験は枚挙に暇がありませんが、身近な場所にも怪異は潜んでいます。そうした怪奇現象にご興味のある方は、以下の記事をご参照ください。

小坪トンネルにある井戸に女性の霊が出る?

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このように多数の心霊体験が語られている小坪トンネルですが、その近くにある井戸にも、また怪奇な噂がささやかれています。続いては、この場所付近にあるという井戸にまつわるエピソードをご紹介しましょう。

夜になると女性の顔が見える

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この場所近くに存在する井戸についても、多くの怪奇現象が報告されており、心霊関係の特別番組などでもしばしば取り上げられます。中でも有名なのは、夜になると、井戸に女性の顔が浮かぶ……というもの。

子供が落ちたため現在はフェンスで囲われている

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問題の井戸ですが、かつて子どもが転落して死亡するという事故が発生したために、現在は周囲をフェンスで囲われています。しかし、そのような事件が起きたにもかかわらず、井戸自体は閉鎖せず、フェンスで取り囲むのみにとどめていることには、何かしらの意図があるのでは……とも言われています。

小坪トンネルで心霊現象が多い理由を考察

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このようにさまざまな怪奇な逸話で彩られている小坪トンネルですが、なぜこれほどまでに多くの心霊現象が語られているのでしょうか。次に、この場所における奇怪な体験の原因はいったい何であるのか、考察していきましょう。

考察①小坪トンネルの上には火葬場が

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前述の通り、この場所の上側には、火葬場が存在します。この火葬場と、次に紹介する墓地に関係する霊が、この場所に出没しているのでは、という説が唱えられています。残念ながら火葬場と心霊現象を結びつける確たる証拠はありませんが、それでも無関係だとは言い切れません。

考察②小坪トンネルの山の上にはまんだら堂やぐら群

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また、この場所が通っている山の上には、鎌倉から室町時代にかけての墓地であった「まんだら堂やぐら群」がそびえています。この場所周辺では、武士の霊を見たという目撃談も語られており、これもやはりこの場所における数々の心霊現象の原因の一つと考えられています。

考察③トンネル内の交通事故で亡くなった方の霊が残る

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さらに、トンネル自体にも、本来はカーブであるにもかかわらず、「なぜか」直線であると錯覚しやすい箇所があり、交通事故が多発しています。この場所における「錯覚」が引き起こす事故において、亡くなった人の霊がこの場所に残り、その霊がまた事故を呼び寄せる……という説も語られています。

小坪トンネル付近にある「サリーちゃんの館」とは

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小坪トンネルにまつわる噂の一つとして、「サリーちゃんの館」と呼ばれる洋館のエピソードがあります。「サリーちゃん」とは、昭和中期にアニメ化もされた有名な少女漫画『魔法使いサリー』の主人公のこと。続いては、この「サリーちゃんの館」にまつわる逸話についてご紹介しましょう。

大きな洋館にサリーちゃんのパパが佇む?

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「サリーちゃんの館」の噂とは、小坪トンネルの近くにサリーちゃんが住んでいるのとよく似た洋館があり、その窓にはサリーちゃんのパパそっくりの、立派な髭をたくわえた老人がたたずんでいる……というもの。この噂を確かめるべく、肝試しを行う若者も多かったようです。

家主が鎌を持って若者を脅すトラブルも

また、この「サリーちゃんの館」にまつわる噂として、館の住人ないし管理人が、肝試しに来た若者を鎌で脅して追い払った、というものも。真偽の程は確かではありませんが、実際に近隣住民の間でトラブルが起こっていたとしても不思議ではありません。

現在は人が住んでいるため立ち入り禁止

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なお、現在「サリーちゃんの館」とされる建物には、噂とはまったく無関係の、ごくふつうの住人が暮らしています。もはや鎌を向けられることもないでしょうが、くれぐれも興味本位で近づいたりはしないようにしてください。

小坪トンネル付近にある心霊スポット「腹切りやぐら」

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その他、小坪トンネルの近くに存在する有名な心霊スポットとして、「腹切りやぐら」と呼ばれる場所があります。名前からして物騒な響きですが、れっきとした史跡の一つでもあります。続けてご紹介しましょう。

鎌倉時代に集団自決があった

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「腹切りやぐら」は、鎌倉時代末期、闘争に敗れた北条家の人びとが自害した場所として知られています。事実、過去に「腹切りやぐら」の近くで行われた宅地工事の際には、多くの焼けた人骨や、五輪塔が出土した、ともいわれています。

心霊写真が撮れたり不気味な音が聞こえる

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「腹切りやぐら」の周辺では、現在でも心霊写真が撮れる、夜中になると不気味な声や物音が聞こえてくる、などの怪奇現象が起こるとされており、小坪トンネルとはまた別の心霊スポットととしても有名です。

奇妙な声で「よく来たな」と声を掛けられる

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「腹切りやぐら」にまつわる心霊的な体験談も数多くありますが、そのうちの一つとして、この地に取材に訪れたジャーナリストが、何者かに奇妙な声をかけられた……というものがあります。以下にその記事の一部を抜粋します。

「なんだか、意外にのんびりした場所ですねェ」 取材班の一人が、そう呟いた瞬間だった。「よく来たなァ……」 子供のような中年女のような奇妙な声が、腹切やぐらのほうから響いてきた。

「聞こえ……たよな?」 お互い顔を見合わせ、やぐらの側に向かうが、近くには一人、青年がいただけだった。慌てて彼に尋ねたが、付近には誰もいなかったという。じゃあ、さっきの声は……!? 誰もが黙り込んでしまった――。

(引用:「『鎌倉の怪談』小坪トンネルに腹切やぐら…祟りで担当者の歯が1本腐り落ちた!? – ライブドアニュース」)

小坪トンネルの霊は川端康成の小説にも登場

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