狙ったポイントに届かないときにはフロートリグ!特徴と使い方のまとめ

近年にない勢いの今年の夏の暑さでしたが、朝晩は少しずつ過ごしやすくなってきました。もう少し冷え込みがすすめば、アジングやメバリングをターゲットとしたライトソルトゲームが魅力的です。このページではそんなアジングやメバリングに重宝する「フロートリグ」についてご紹介。「フロートリグ」を知ってこれからのシーズンに備えちゃいましょう!

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フロートリグってどんなもの?

簡潔にいってしまえば、「浮き釣りのルアーバージョン」です。フロート(浮き)をつけて餌ではなくてルアーを使います。使用する専用のフロートは、海面近くで浮くものから、ゆっくり中層まで沈むサスペンドタイプまであります。ですので、遠方の表~中層までの泳ぐメバルやアジを狙う場合に用いられます。針はジグヘッドの小さめのものが好んで選ばれます。

フロートリグの特徴

「もう少し遠くまで狙いたいけど、ジグヘッド単体の仕掛けじゃ届かないよな。。。」そんなことありませんか?そんな時に「フロートリグ」の出番です。「フロート」自体の自重があるのでジグヘッド単体よりもより「遠投」できます。また、フロートの浮力によって「狙ったレンジ(水中の層)でルアーをキープすること」ができます。ここではそんな「フロートリグ」の特徴についてもう少し深めていきましょう。

特徴① 遠投できちゃう!

遠くを狙いたい。。。

仕掛けを遠くへ飛ばすには、長くて大きいロッドを使ったり、上手なキャストの仕方に習熟したりといろいろな方法がありますが、、、それでも限界があります。最も簡単に飛距離を出す方法は、「仕掛け自体」を重くしてしまうこと。「フロートリグ」にはフロート自体に重さがあるので遠くのポイントでも楽に狙ったところまで仕掛けを運ぶことができます。

もっと遠くに飛ばしたい。。。

「フロートリグ」はもともとがメバリングやアジングでの遠投系リグとして用いられますが、さらに仕掛けの工夫により、より遠くへ飛ばすことができます。それが超遠投系リグシステムの「Fシステム」。別名「固定式フロートリグシステム」と言われています。従来のものと違いフロート、ジグヘッドを固定することで、キャストの際にフロートが先に飛ぶので空気抵抗が減少し、飛距離をさらに出すことが可能です。

遠投が必要なシーンで効果的!

以上のように遠投系のリグである「フロートリグ」は、遠浅の海岸でサーチするときや、メバリングでジグヘッド単体では届かない沖で沈み根近くを中心に探るときに有効です。

特徴② 狙ったレンジ(層)でキープできちゃう!

「フロートリグ」ではジグヘッドの上の部分に飛距離を得るための部品をつけていることは他のリグと同じです。しかし、他のリグではオモリに相当するパーツが「フロート」になっていることで、「フロート」が水面上あるいは中層にとどまり、そこを支点に後ろに繋がるワームが動きます。後はウキ下の長さを調整するだけで、狙うレンジを決められます。

表層~中層を狙うシーンで効果的!

タマズメから夜にかけて、表層付近で活発化するプランクトンや小魚に群がるメバルを狙うシーンでは、ちょうどその目の前にルアーを届けることができます。また、アジが深い層にいて、あまり上層まで上がってはこないような際に、中層付近に絞ってジグヘッドを集中的に上下させるシーンでも有効です。ジグ単体のように放っておくと仕掛けが沈んでしまうことのないフロートリグならではの釣り方ですね!

フロートリグの作り方

「フロートリグ」の作り方には仕掛けのかたちに応じて2種類の作り方があります。ひとつはこれまで一般的に使われてきたスタンダードな「中通し式」。もうひとつが先ほど紹介した飛距離をより出せるように開発された「Fシステム」です。

中通し式

ライトソルトゲーム向けの仕掛けの多くが採用しているのが「中通し式」です。道糸にフロートを通してその先にリーダーを繋ぎます。スイベルで動く範囲を制御して、そのあとにリーダー、ジグヘッドを繋ぐ方法です。作り方がとてもシンプルなので、ジグヘッドを用いたアタックを経験された方ならすぐに作ることが可能です。

Fシステム

「Fシステム」は飛距離をより&感度アップを実現できる新しいフロートリグシステムです。リーダーと道糸をノットで綱井だ。もうひとつが時にでる余りの海岸に行く事いとも、ジグヘッドに、さるかんのメリットを着けたフロートを結ぶことで作成できます。キャストの際にフロートが先行して飛ぶので、仕掛け全体の飛行姿勢がよくなり、飛距離を出すことが可能です。また、フロートがリーダー部分に干渉しないので、ジグヘッドからの感度も向上しています。

フロートリグの使い方

使い方は非常にシンプルです。基本的にはフロートがあり遠投が可能であることをいかして、フルキャストで広範囲を探ります。そこから「ストップ&ゴー」、あるいは「ただ巻き」で巻いてくるだけ。これだけで、表層付近にいるアジやメバルにアピールすることができます。

使い方① ストップ&ゴーではどう?

「フロートリグ」を用いたアタックで「ストップ&ゴー」をすると、ジグヘッドが「カーブフォール」していきます。なぜ「カーブフォール」が起こるかというと「フロートリグ」リトリーブしてる間は水の抵抗をうけるので、ジグヘッドは表層付近に浮上します。そこでストップすると、フロートを起点にジグヘッドはカーブを描いて沈んでいくからです。この「カーブフォール」を利用して魚を惹き付け、バイトを誘発していきます。

使い方② ただ巻きではどう?

より簡単な方法は表層を「ただ巻き」していく方法です。巻くスピードは釣るその日の天候や場の活性度によりますが、同じ速度でリトリーブすることがポイントです。早めに巻けば、ジグヘッドは水面近くに浮上してきますし、ゆっくりと引けば、ジグヘッドは水面より少し下の層を進むことになります。当たりはコツコツと散発的に連続するので、慌てないでしっかりとティップに重みがかかってから合わせるようにしましょう。

フロートリグのターゲット

「フロートリグ」では水面付近を回遊している魚が主なターゲットです。特に現在のライトソルトゲームの代表格である「メバリング」「アジング」、つまり「メバル」と「アジ」がそのメインターゲット。ここでは人気の高い2つの魚に焦点をあてていきます。

メバル

メバルを釣ること、つまり「メバリング」ではキャストして魚に誘いをかけていきます。ですので、いかに広範囲でポイントを探索できるかで釣果が大幅にかわってしまいます。しかし、表層付近を回遊するメバルを誘うにはオモリで飛距離を出しても沈んでしまっては意味がありません。このように、キャストの飛距離がものを言う「メバリング」では「フロートリグ」がよく用いられています。

アジ

アジングも「フロートリグ」がよく用いられています。メバルに比べてタナは少し深いことが多いため、「フロートリグ」の中でもシンキングタイプが採用されることも多く見られます。

フロートリグのメリット、デメリット

「フロートリグ」を使う場合のメリットについては、なんと言っても「飛距離」をだせるのにフロートすることで「遠くの場所の表~中層」という狙いたいところへ届かせられることです。ここでは他のメリットとフロートリグを使う時のデメリット、注意したい点についてご紹介します。

フロートリグのメリット

例えば、明かりがない岩場などの暗闇の中でアタックする場合、ルアーなどの仕掛けが波動をだすものを採用することは有効です。「フロートリグ」は、体積の大きいフロートを使うため、対象となる魚に存在を気づいてもらいやすいです。また、ジグヘッド部分の沈む深さを調節しやすいので、根掛かりを回避しやすくなるのも大きなメリットです。

フロートリグのデメリット

「フロートリグ」ではその構造上体積の大きいフロートを使うため、風が強い日にはフロートが流されてしまいやすく、また潮が早い日も同様に潮にフロートが流されてしまうため、狙った場所に届かせにくいというデメリットがあります。強風の日ではキャストの際にもあらぬ方向に飛んでしまうこともあるため、周囲に迷惑をかけないよう注意を払う必要があります。

フロートリグのおすすめ3選!

シャローレンジを幅広く攻略するのに有効な「フロートリグ」。ここではいくつかのおすすめをご紹介します。

ハヤブサ メバルロケット

「フロートリグ」の中でも昔からある定番であるハヤブサの「メバルロケット」。「メバル」という名前ですがアジングにも適応可のスグレモノです。フローティング、シンキング、ファストシンキングの3種類があるので、シーンに応じて状況にあったものを選べます。

アルカジック シャローフリーク

アルカジックジャパンから販売されている「シャローフリーク」。Fシステムを採用していることから飛距離を出せるのが魅力的です。様々な重さの種類があるので、使用するロッドや状況に合わせて使い分けられます。

TICT(ティクト)Mフロート

「フロート(浮き)」なのに飛距離がゆうに50mを超えるので有名なティクトの「Mフロート」。キャスト中の空気抵抗がとても少ない形状で、空中姿勢もよいために飛距離がかなり稼げます。沖近くの遠いポイントを狙いたい時におすすめの一品です。

フロートリグの特徴と使い方のまとめ

シャローラインを広範囲に攻めていくことができる「フロートリグ」。メバリングやアジングに最適で、現在のライトソルトゲームの王道を行きます。使い方も手軽で、仕掛けの作り方も比較的楽なので、初心者にもおすすめです。これからがシーズンになっていくので、リグにロッド、リールと少しずつ準備してもまだまだ間に合います。いろいろ準備するのもルアーフィッシングの楽しみですしね!シーズンの到来を待ちつつ、ワクワクしていきましょう!

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