山地悠紀夫の生い立ちや異常性に迫る!【山口母親殺害事件・大阪姉妹殺害事件】

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蝉が生まれたあとの抜け殻のように、姿あるものの心と合致しない部分がありました。それは少年院に入っていたときから見られた状態ではありました。

自分でも「生まれてこなければ良かったのかも」と言葉に出しています。幼いころから家にも学校にも居場所が見つからず、劣悪な環境から自分が生きている価値のない人間だと思ってしまったのでしょう。

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生きることに執着のなかった彼は、もっと人が苦しんで息絶えていく方法を探りたいと後に発見されたノートには記されています。

25歳という若さで死刑執行

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大阪にある拘置所内で、2007年ゴールデンウィークの最中である5月31日、刑が執行され死をもって罪を償いました。20代の若い死刑囚は珍しく30年ぶりに記録更新されたのです。

自分から望んだとされる死刑ではありますが、最期まで反省の姿は見られなかったとされます。殺された姉妹は還ってくるわけではなく遺族の悲しさは晴れることがなかったことでしょう。

女性初の死刑囚について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

山地悠紀夫死刑囚の垣間見える異常性とは

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彼の思考はどこで道を反れてしまったでしょうか?壮絶な家庭環境ではありましたが、彼自身がどこかで生きがいを持ち、価値を見出すことができていれば未来は違ったことでしょう。

人間の心というものは姿形ないもので目には見えないものであります。それ故に発見できず成長していったまでに罪のない命までを奪い人々を悲しませてしまったのです。

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到底理解しがたい心理をご紹介していくと共に、彼の心の闇について考察します。

刺すことに性的興奮を感じる

明らかとなったのは、母親を殺めた際に血で汚れた体を洗うため、シャワーで流していたときでした。殺めたことに対して、肉体的に興奮を覚え、絶頂をむかえたことに気付いたと語っています。

異常な心理は、この時から生まれ出たものか幼少期からの家庭環境で徐々に形成されていったものなのか定かではありませんが、世の中には貧困層と呼ばれる家庭はたくさんいます。

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全員が異常者かといったら違います。神様が今世に彼を出したとき、異常な心理状態も一緒に持たせたのでしょうか?もともと生を受けたときから兼ね備えたものだったのかと考えられます。

殺人欲求を認める

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小さなことから居場所がなかった彼は、生きるということにも意味を見つけることができませんでした。唯一、人間を殺傷しいくプロセスで苦しんでいる顔つきや姿を見て自分が生きていることを確認していたのでしょうか?

残酷な殺し方を探っているような言葉を生前ノートに綴っています。心が正常に育たず無の状態で、暴力を加えることが刺激となり自分が生きていることを身をもって感じていたのでしょうか?

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いずれにせよ異常な心理は理解しがたいものであります。彼は人間の姿をしただけの悪魔のように見えてなりません。

名言続出!「死刑でいいです」の深層心理とは

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今までも凶悪犯は数知れずおりました。判決が死刑と告げられると回避しようとジタバタするものです。彼は違いました。自ら希望しているような発言もしていますし、投げやりな言い方に聞こえてしまいます。

以前から生まれてきてはいけない人間だとも語っており、小さなころから酒乱な父に痛めつけられて育った心の傷は大きな傷跡として残っていたのでしょう。

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最期の手紙には事件を起こしたことに関係はなく、自分が生そのものが存在してはいけなかった人間だったと書いています。どんな思いで綴ったでしょうか?

本来なら母に甘えて、父とキャッチボールなどで遊んで、家族の団らんがあって、楽しい思い出が心に刻まれている光景がどの家族でも少なからずあることでしょう。

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母ともっと話がしたかったとポツリ呟いたことから汲み取れるように、これらが一切なかった彼は、哀れではありますが誰かと共有していく時間がなかったことが、自分の価値観を失せてしまった原因なのではないでしょうか。

また自分にはもう身寄りが全くいませんでした。表社会に出れたとしても頼る肉親もいない背景は、より自分を虚しい気持ちにさせたことでしょう。

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もはや居場所も待ってくれる人もいないことが、さらに生への思いを遠ざけ無感情にさせたのかもしれません。

山地悠紀夫死刑囚は日本で一番のイケメン犯罪者!?

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テレビで移動しているところが映し出されたときに、かっこいいと密かに話題となりました。薄ら笑みを浮かべて不気味な表情をしていましたが、そこが陰のある儚い男性に映ったのでしょう。

本当に陰のある男ではありましたがファンができるほどでした。

山地悠紀夫死刑囚は儚い美少年!?

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日本の殺人犯には、山地悠紀夫以外、イケメンがいない気がするのですが…山地の中学時代の写真なんて、まさに美少年かなと。私は初めて彼を見たとき、綺麗な顔だなと思い驚いてしまいました。彼に関して検索しても「鼻筋が通っていて綺麗」というコメントを見つけます。(引用元yahoo知恵袋)

ネットでは彼を称えているコメントが多数見受けられます。行動はイケメンではありませんが、儚げな心あらずの風格が、世の女性の母性本能をくすぐる魅力が隠れているのでしょうか。

違った分野で注目されれば、彼も生きる気力を取り戻し自信を持って歩んでいくことができたのかもしれません。

一体なぜ?山地悠紀夫死刑囚のファンが続出

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冷酷な事件を起こしている人物なのにファンがいるとは耳を疑ってしまいますが、彼自身の外見が気に入って引かれているのではなく、生い立ちが似ているから何か力になりたいと望む人がいました。

現在、毎日のように子供を虐待する報道が絶えません。近年いきなり発生した問題ではなく、昔から存在しており公にされていなかっただけです。

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彼と自分の境遇を照らし合わせ、苦しかった時代を思い出してしまい、いてもたってもいられなかったのでしょう。そして辛かった当時を思い出し、支えになれることがあればと感じたようです。

当時は差し入れを行いたい人も

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彼が題材となっている著作を読んで、生い立ちや身寄りのないことを哀れに思い、昔の自分の姿を見ているようで一人ではないということを伝えたくて、差し入れを熱望する人がいました。

彼が犯した罪は許されるものではありませんが、近くで応援をしたり気にかけてくれる存在がいることをアピールすることが彼にとって心の安定になるのではないかと思ったのでしょう。

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実際に差し入れをしたかどうかは定かでありませんが、残された遺族の気持ちを考えると罪人には同情も支えもいらないと偲ぶものではないでしょうか。

実際は、血縁関係ではない間柄の相手から差し入れや面会は一切できません。

イケメンと言われたもう一人の犯罪者の市橋達也

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警察官を振り切って裸足の逃走劇は、まるでフィクションドラマを見ているような衝撃を世間に、与えていました。かつてリレー選手だった彼はあっという間に姿をくらまします。

なかなか居所が発見できずメディアも世間も注目が薄れていった中での、逮捕劇はまた深く関心を与えたのでした。2年7カ月もの潜伏をやり抜けていたのです。

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逃走劇も気になった要素でありますが注目を集めたのは彼がイケメンだという声です。自分の顔を自らの手で整形をしながら逃げたことで公開されていた参考顔写真とは別人のような風貌となっています。

移送される際の目まで伸びた長い前髪とあまり満足のいく食事が摂れていなかったことがうかがえるやつれた顔が、世の女性たちからイケメンだと騒がれ有名人に似ているとまで話題になったほどでした。

ファンクラブができる

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多くの女性からの黄色い視線を浴びた彼には、密かにファンクラブを発足しようとする動きがありました。ですが相手は犯罪者ですので、反対する声も多く叶うことはなかったようです。

熱烈なファンからは通称イッチ―とネット内では呼ばれていました。

どこを整形した?

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一番最初は、病院のトイレで顔の中心であり自分の顔の特徴でもあった大きな鼻を施術し裁縫セットで縫い合わせます。その後も場所を定期的に変えて居所をキャッチされないようにします。

次はたらこ唇を薄くしようとハサミを使って切ったといいます。報道で黒子が特徴だと流れれば自分で取り除き縫合しました。一重だった鋭い目は二重にもしています。

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土木作業員で貯めたお金を使って美容整形外科にて眉間を高くし人相を変えていきます。麻酔もなく自身の顔を施術する根性は凄まじいものです。

自分で施した整形手術は、変貌を遂げてはおらず足取りを掴まれることとなるのです。警察の執念の捜査の結果、逮捕となり現在も塀の中にいます。

市橋達也について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

共感できる!?山地悠紀夫死刑囚を追った書籍が出版

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世間を賑わせた彼の人生は、本の題材となっており多くの人が目にしました。そして壮絶だった家族環境を知ると共に、子供時代の負った傷がどれほどの期間まで長引いてしまうのかが浮き彫りとなりました。

家族とは何か、貧困から招く問題を考えさせられる2作品をご紹介します。

とある記者がまとめたノンフィクションノベル

我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人

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ジャーナリストが入念に9年もの月日をかけ取材をし、実際に起こっていたことを詳細に書き綴っています。彼とこの事件の一連について無知な人でも、よくわかる時系列となっており凶悪犯罪の怖さを思い知ることができる作品です。

ドラマのような内容でありますが、全て実話であり家庭環境から起こる少年犯罪の怖さと心の闇についても考えさせられます。

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読んだ読者は、彼も被害者だと感じたり、彼の壮絶な生い立ちから、家庭を大切にしようと改めて実感したと思ったようです。

人気作家あさのあつこ氏も絶賛

死刑でいいです―孤立が生んだ二つの殺人 (新潮文庫)

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人の精神構造について考えさせられる作品です。食べ物を買うにも住むところを確保するにもお金が必要です。お金がないということは心まで貧しくさせます。

彼だけが起こったものではなく、明日は我が身となる可能性を否めない問題です。そして困っている人がいたら手を差し伸べられる優しい社会であってほしいと今後の日本について考察する機会にもなるでしょう。

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読者は、彼を被害者だと思ったようで、親がもっとしっかりして子供を育てていくことができれば事件は防げたのではないかという想いを抱いたようです。

山地悠紀夫のような事件を防ぐには?

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日本は比較的安全で治安の良い国と世界では認知されています。ですが近年、毎日のように罪ない人の命が絶たれる報道を目にします。誰一人無駄な命はないものです。

山地も自分では生を受けてはいけない者だったと告げていますが、決してそうではなく初めは母のために必死で働いた姿があり母は助けられたことでしょう。

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なにかの歯車が掛け違えてしまったことで悪の道に歩んでしまいました。どうしたら悲しみのない日本へ導くことができるでしょうか?彼のように貧困から起こる心の不健康を改善できる道はないのでしょうか?

孤立を防ぐ社会に

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彼の場合は、誰にも劣悪な家庭環境を発覚されず育っています。少しでもおかしいなと感じたら助けの手が差し出される環境に改善できていけたら、救える命があるのかもしれません。

市町村の行政では、買い物やアルコール依存症の人を対象とした相談窓口が設置されており、無料なので気軽に話すことができます。

なかなか顔を合わせて相談しにくいナイーブな内容なので、自宅にいながら顔を見せなくても悩みを打ち明けられることは少しでも前向きな改善へと導くことができるのではないでしょうか。

彼の両親は共に依存症でした。それ故に子供であった彼の発育環境は悪かったです。人間は依存しやすい習性があります。誰がいつなるかもわかりません。対処法を見つけることで明るい未来が開けるのです。

子供から逃げられる環境

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幼い子供が親からの虐待で命を落とすケースが増えています。彼のように命あっても人格異常で成長してしまうパターンもあるでしょう。

親は子供を保護し養育する義務がありますが、難しい親がいるために悲しいニュースが後を絶たないのです。

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夫からの暴力から逃れるためのシェルターがあるように子供も自分の意思が発信できる年齢になったら離れられる権利があったとしたら助かる子供も増えるのではないでしょうか。

近所との関りを親密に

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共働きが増えたので日中に家にいる母親は微々たる数になっている傾向があります。そのため近所の様子が把握できておらず孤立しがちです。子供の状態などもわからず暮らしていることがほとんどです。

忙しさに感けて自分たちの家族のことをやり繰りするだけで目いっぱいでしょう。でもサインは至るところに隠れているといいます。笑顔が少なくなったことや服装や髪の毛などの汚れは、パッと見ても発見しやすいでしょう。

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いつ何時、自分がネグレクトをしてしまうかもしれませんし、子供が急に非行に走ってしまうかもしれません。誰にも未来は知ることができませんが、誰かと繋がりがあることや理解を示す人がいるという安心感は心の安らぎとなることでしょう。

山地悠紀夫死刑囚の貧しい生い立ちと犯した罪の大きさ

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心の悲痛な思いは誰一人悟ってもらうことなく、犯してはいけない茨道に入ってしまいます。温かい家庭を夢見ていたでしょうか?

彼が実行した悪ではありますが、彼自身も被害者であり両親からの愛情を受け取り、心も健康に育つことができていたら変わっていたのかもしれないとさえ感じる社会問題であります。

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貧しさは目に見えた現況の他に、心までも蝕み人を悪魔化させてしまいます。世間に衝撃を与えた山地はすでに姿ありません。

ですが今後同じような事が起こらないようにするためには、助けてと言える環境と、サポートする環境の両者を強めていくことが課題となることと思います。

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