僅か1秒の1000兆分の1の1000兆分の1の10000分の1、という間にウイルスが銀河団以上の大きさに膨張するほど急激な膨張が起こります。インフレーションが熱を放出しながらおさまっていくと、長い時間をかけて冷えた事で電子や光子などといった素粒子が生まれました。膨張はどの仮説にも当てはまります。
宇宙の未来の仮説
終焉についての仮説はアインシュタイン方程式を解いたフリードマンによれば、膨張する力が物質の密度を上回った場合はいつか収縮していってしまう閉じた世界になり、同じだった場合は変化のない膨張を続ける平らな世界になります。下回った場合は膨張し続ける開いた世界になるでという3つの仮説が考えられているのです。
宇宙の構造はどうなっているのか
構造について考えてみましょう。私たちがいる地球は一つの銀河の中にある一つの星です。銀河は数十個集まると銀河群を作り、銀河群が100個以上集まると銀河団になります。銀河団の集まりは超銀河団になりますが、超銀河団も全宇宙の中の一部にすぎません。
宇宙は泡構造
80年代になると数億光年先の観測点に銀河というモノが全く見つける事が出来ない空洞(ボイド)が発見され、その後にも銀河が全く存在しないボイドが見つかります。この為、宇宙の構造はボイドと、その周りに銀河が存在する糸状の繋がりの様なモノがある事がわかりました。泡が重なった様な構造に似ているとされ、「泡構造」と呼ばれています。
グレートウォールとボイド
グレートウォールとは万里の長城の事をいいますが、宇宙にもグレートウォールと呼ばれている銀河団からなる壁がある事が分かっています。グレートウォールはダークマターの重力によって天体を引き寄せボイドと銀河の壁を作り出しており、泡構造の理由もまたダークマターが原因と考えられているのでしょう。
地球から見た宇宙はどうなっているの?
様々な生命が暮らす地球から見た宇宙はどの様になっているのかご存知でしょうか。空を眺めても青空が広がっているだけで、その先に広がり続けている空間がある事を確認する事は出来ません。地球を視点に、どうなっているのかご紹介します。
地球は太陽系にある
「太陽系」という言葉を聞いた事があるでしょう。地球を含んだ8つの惑星が太陽という大きな星を中心として回っており、その他のたくさんの衛星や小惑星などと一緒に「太陽系」というグループになっています。
太陽系は天の川銀河にある
天の川はミルキーウェイとも呼ばれており、たくさんある銀河のひとつです。私達のいる「太陽系」はこの天の川銀河の中にあります。天の川銀河の中心からは2万8000後年の距離に太陽系がありますが、天の川銀河もまた宇宙の中心ではないのです。
天の川銀河はラニアケア超銀河団にある
天の川銀河は麦わら帽子の様な形をしていて、太陽系は天の川銀河の中では外れの方に位置しています。天の川銀河だけでも1000億個以上の恒星がありますが、銀河同士が互いの重力によって集まったモノが銀河団です。銀河団はラケアニア超銀河団に含まれていると言われています。ラケアニア超銀河団はいずれ分裂すると予想されているのです。
地球から130億光年彼方にある『ヒミコ』
130億光年の彼方に発見された輝きが明るすぎて、はじめは130億光年先にあるとは信じられていませんでした。「ヒミコ」という星団は3つの天体からなり、ガスの雲で覆われているだけではなく星団が合体しようとしている姿だという事が発表されています。日本人によって発見され、邪馬台国の女王卑弥呼にちなんで名づけられました。
宇宙の外を目指して!①まずは宇宙に行ってみよう!
宇宙に関係するニュースは様々な形で見たり聞いたりする事もあり、興味を持っている方は大勢います。空よりも高い場所で何をしたいかなどを想像しながら宇宙へ行く方法をチェックしていきましょう。
宇宙に行く方法①宇宙飛行士になる
宇宙へ行く為の一番の近道は「宇宙飛行士」になる事です。宇宙飛行士になるためには様々な条件をクリアしていかなければいけませんが、もし宇宙飛行士としての訓練を終えてなれたとしても、スペースシャトルで宇宙へ飛び立つためのミッションがなければ待機状態のままな事もあるでしょう。