セックスでカロリーは消費されるの?
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女性であれば、誰でも痩せてスマートな体を維持したいと一度は思ったことがあるでしょう。男性であっても、引き締まった体を維持したいと思うのは珍しいことではありません。痩せるといえば、食事の制限を課したりジョギングで汗を流したりといった行動が思い浮かぶかもしれません。
アメリカの研究機関がセックスのカロリー消費量を発表
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ですが、何もそういった典型的なダイエット方法だけがカロリーを消費する方法ではないのです。実はアメリカの研究機関が、セックスによる効果を発表しており、これがダイエットに非常に効果的なのではないかと言われているのです。これから詳しく見ていきましょう。
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セックス1回に消費するカロリーは?
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性行為でカロリーが消費される量が、研究機関によって具体的に示されたということをご紹介しましたが、気になるのはその消費量が実際にはどれくらいなのかということでしょう。実は男女間で使われるエネルギー量は異なっているということが分かってきました。
セックスのカロリー消費量①男性は110カロリー
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まず、男性の方が性行為を一回行ったフィニッシュまで達した際の消費するカロリーは、110キロカロリーという結果となったようです。目安とすると、この110というのは一人前のうどん一杯分ということになりますので、主食一回分を消費したと考えてよいでしょう。
セックスのカロリー消費量②女性は70カロリー
続いて女性の消費量に関してですが、こちらは70キロカロリーとなっています。性行為の際に大抵積極的に動くのは男性ですので、やはり女性の方がどうしても消費量は小さくなるようです。ですが、行為中の体位によってはこれ以上消費するというのも十分に考えられます。
また、この70キロカロリーの消費というのは体重が50キロの人が20分の早歩き、1.7キロを歩いたのと同等の消費量とされています。性行為を行うだけで20分間のウォーキングと同等の成果を得ることができるというのは、特に女性にとってはうれしいのではないでしょうか。
セックスのカロリー消費は大きい!ジムよりもベッドに向かえ!!?
カナダにおいても性行為に関する研究がされており、18歳から35歳までの21組の男女を募集して、それぞれに一か月間同じ頻度でセックスをしてもらい、結果どれだけエネルギーを消費したのかを計測する機器を取り付けながら行ってもらったようです。
そしてその結果、計算してみると両方とも上り坂をウォーキングしたのとほぼ同じくらいのエネルギー消費をしたという結果になったのだそうです。これによって、下手にジムで鍛えるといった方法よりも、性行為をする方が効率的かつ効果が高いということが分かりました。
セックスでカロリー消費が行われる理由は?ダイエットに繋がる理由も!
このように、実際に行って痩せる効果というのは皆さんの想像以上に大きかったのではないかと思われるほどでした。それでは、どうしてこんなにも効果を発揮してくれるのでしょうか。その理由についていくつかご紹介していきましょう。
セックスのカロリー消費①筋肉を使うから
まず、性行為中には筋肉を使用しているからというのが挙げられます。自分で思っているよりもたくさんの筋肉を使用しており、また普段は使用しないような部位の筋肉でも知らず知らずのうちに相当使用していますので、その分エネルギーを使っているのだろうとされているのです。
セックスのカロリー消費②相手に見られているから
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パートナーに見られているから、というのも大きな理由の1つとされています。一人での自慰行為の時などではそこまでではありませんが、パートナーに見られている時には興奮したり、恥ずかしがったりと心拍数も上昇するので、結果的にエネルギーを使っているというわけです。
セックスのカロリー消費③ホルモンが分泌されるから
性行為を行っている最中には、特殊なホルモンが体内から分泌されています。まず、人間の体内では筋肉を脂肪へと変化させるコルチゾールという物質が働いており、ストレスなどが影響してこのコルチゾールが活発に動いてしまいます。
しかし、オキシトシンという特殊な物質が性行為を行うことによって分泌されます。恋愛ホルモンとも呼ばれているこのホルモンは、前述の物質を減らし、脂肪を増やすのを止めてくれます。更にエンドルフィンやドーパミンなども同時にぷんぴつされることにより、ストレスを発散し良好な精神状態を作ってくれるのです。
セックスのカロリー消費④食欲減退
性行為によって興奮すると、これまた特殊な物質が体の中で作り出されます。この物質はタバコを吸ったり食事をしたりといった欲を抑えることができるという作用があり、結果的に自分が余分なカロリーを摂取するのを抑えてくれているのです。
ご存じの方も多いかと思われますが、性欲と食欲は睡眠欲を入れた三大欲求の1つとされています。性行為をしたことによって得られる快感というのは食べる幸せともつながっているとされ、この2つは近しい関係にあるようなのです。
セックスのカロリー消費⑤ノンストレス
ストレスというのは様々な形で自分の体に現れます。うつ病になってしまったり食欲が減衰してしまったりというのもその1つですが、前述した通りそんなストレスも性行為を行うことによってある程度発散することができます。
また男女ともに絶頂を迎えると、心拍数が上がって血液の流れが良好になり、筋肉を緩めることにもつながっています。実際に行っている最中は筋肉が締まった状態ですが、これが緩まることでリラックスできるというのもストレスを軽減するのに一役買っているのでしょう。
セックスのカロリー消費【イチャイチャ編】
このように、エネルギーが消費される理由にはいろいろとあるということがお分かりいただけたでしょう。こういった効果が複合されることによって、単に快楽を得るだけではない、健康にも影響を及ぼしてくれるのです。そして、行為の内容によっても消費量は変わってくるとされています。
セックスのカロリー消費①服を脱ぐ・脱がせる
セックスをする際には、お互いに服を脱がせたり、脱がせ合ったりというのがあるかと思われます。着衣のままであるというならば中途半端になってしまいますが、こういった必然的に行うことになる行為でも消費エネルギーが違ってくるのです。
この服を脱ぐ、もしくは相手のを脱がせるというだけでも、8キロから10キロカロリー相当を消費するといわれているのです。日常的にこれくらい消費しているということにもなりますし、男性が女性のブラジャーを脱がせる時にはなんと80キロも消費するのだとか。
セックスのカロリー消費②フレンチキス
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本番に入る前の前座としていろいろと行うことはあるかと思われますが、まずは入り、雰囲気作りのために軽い所から始めるというのもよくあるでしょう。単純に唇を重ねるだけのこの軽いキス1回だけで17キロカロリーを消費するといわれています。
ちなみにフレンチキスというと軽めのキスを想像する方が大半かと思われますが、その本質は全く違います。本当はお互いに舌を絡め合うもので、そうなるとどちらかといえばディープキスに入るでしょう。方々で誤解されていることが多いですが、この機会に覚えておきましょう。
セックスのカロリー消費③ディープキス
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雰囲気が作れてきたところで、いよいよ情熱的にディープキスをして愛を確かめるというのも自然な流れといえます。軽めのキスだと20キロ弱といったところでしたが、濃厚なキスをすると65キロ程度と、約4倍ほどの消費量になるのだそうです。
また、単に唇を重ね合うだけではなく、ボディタッチを含めたりといったテクニックを併用することをおすすめします。相手も体を触られることで少々でも興奮し、心拍数が上がってエネルギーを消費することになるでしょう。
セックスのカロリー消費④オーラル
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オーラルセックスは本番ほどではありませんが、それでも相当量のエネルギーを消費するとされています。例えばフェラチオは30キロほど使うとされており、明確に何回やればそこまで消費するのかというのは分かっていませんが、男性側が耐えられる限り続ければこれ以上消費する可能性も大いにあるでしょう。
前述しました通り男性が耐えられなくて射精に至ってしまうと本番へ行けなくなることもあります。連続で行けるとしても少し間を置く必要があるかと思われますので、カロリー消費の効果があるとはいえ男性が絶頂に達しない程度にしておきましょう。
男性も同じく痩せられる
このときにエネルギーを使うのは、何も女性だけとは限りません。男性側もただオーラルを受け入れるだけではなく、あおむけになった状態で女性に跨ってもらい、相手の性器を同時に舐め合ういわゆる「シックスナイン」の体制であれば、双方がカロリー消費をすることができます。
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セックスのカロリー消費【セックス編】
前座の段階でもいろいろと行うでしょうし、中にはそちらの方で凝ったプレイをするという場合もあるでしょう。そういったときにもそれ相応のエネルギーを消費することになりますが、いよいよ本番となってくれば最も大きくエネルギーを消費していくことになります。
セックスのカロリー消費①喘ぐ
単に体を動かすだけがエネルギーの消費に関係しているわけではありません。快感によって喘ぐというのは主に女性側にあることかと思われますが、この喘ぎ声を出すというだけで20キロ弱から30キロほど消費するようなのです。
なぜこれだけでカロリーを消費するのかというと、それは声を上げるために息を吸って吐くからというのがその主な理由です。加えて普段の生活では上げないような声を出すわけですから、通常よりもエネルギーの消費が激しいというわけです。
セックスのカロリー消費②体位
後に詳しくご紹介しますが、実際に性行為をするにあたって最初から最後までずっと同じ体制のままということは無いでしょう。いろんな体位に変えて続けるというのがスタンダートなやり方でしょうが、そういった体位もエネルギーの消費に関係しています。
特にこれも後述することですが、体位と継続時間によってはなんと200以上使うともいわれているのです。冒頭辺りでご紹介した平均的な男女の消費エネルギー量が70キロから110キロでしたから、それをはるかに上回る消費量ということになります。
セックスのカロリー消費③オーガズム
そして、男女ともにあるオーガズム、絶頂に達した時には、100キロカロリー近くのエネルギーが消費されるようです。行為の中で全体で見てもダントツの大きさとなっていますので、それだけ絶頂を迎えた時には快感と同時にカロリーを消費できるというわけです。
セックスのカロリー消費量をあげるコツや体位は?
ご紹介してきましたように行為中は様々な形で体力を消費しています。ここまでご覧いただいたみなさんはセックスを単なる快楽を得たりだとか、パートナーとの愛を確かめる手段ではなく、理想的な体を維持するためのスポーツの一種であるという捉え方をされているかもしれません。
セックスのカロリー消費量をあげる方法①セックス前にマッサージ
そして、何もしないまま性行為をするよりも、消費するエネルギーを上昇させるコツや体位といったものがあるのです。まずコツの方についてですが、例えば性行為を行う前に男女両方ともマッサージを行っておくことをおすすめします。