やはりプロというだけあって、すさまじいトレーニング量です。ここまで…とは思わなくても、少しやってみたいと思われた方もいるのではないでしょうか?「恵体」という言葉がありますが、彼はまさしくそれにピッタリ。恵体について詳しくまとめた記事がありますので、よろしければこちらもごらんください。
Contents
ロニーコールマンが残した名言
歴史に名を遺した偉人たちにはおおよそ名言がありますが、コールマンも例外ではありません。コールマンの言葉はもちろんボディビルを通して世界を見たものですが、我々の生活にも通じるところがあります。彼の言葉で日々のモチベーションを上げていきましょう!
名言①「真のトレーニングとは」
”The real workout starts when you want to stop.”「真のトレーニングとはやめたいと思った時から始まる」。やめたいと思うほどつらいものを選べということでしょうか。
名言②ボディビルダーのあり方をとして
”Everybody wants to be a bodybuilder, but don’t nobody wanna lift no heavy ass weight.“「皆ボディービルダーになりたがるが、誰もバカ重い重量を扱おうとしない」上のものと通じるものがありますね。
名言③「短時間でパンプを引き出す」
「私がワークアウトで重視しているのは、時間でも、あつかうウエイトでもない。最も重要なのは、筋肉を最大限に収縮させて、できるだけ短時間でパンプを引き出せるようにすることだ。」こちらは原文が見つかりませんでしたが、彼のトレーニングのポリシーを感じます。
ボディビルダー界の怪物ロニーコールマンとステロイド疑惑
コールマンは優れたボディビルダーでしたが、その発達した筋肉に対してドーピング疑惑が常に存在していました。彼は現役時代にはドーピング疑惑を否定していましたが、引退後に一度だけドーピング使用を認める発言をしています。
ステロイド疑惑を否定したロニーコールマン
2007年にプロを引退しましたが、現役時代は常にステロイドの使用を否定していました。ボディビルダーはサプリメント会社のスポンサーがついているため、ステロイドは暗黙の了解でありなががら公言することはできません。サプリメントの力を否定することにつながるからです。
また、警察官出身というクリーンなイメージと、法の実行者という意味でも認めることはできませんでした。コールマンは栄光の道を歩む傍ら、常にこのような目と向き合っていかねばなりませんでした。
2011年ロニーコールマン公にステロイド使用を認める
コールマンは2011年に現役時代のステロイド使用を、雑誌Muscular Developmentのインタビューで認めました。ドーピングをしていたという事実がありながら、彼が最高のボディビルダーであるという評価は下がりません。
ロニーコールマンのステロイドサイクル
あくまで一般的な話で憶測にすぎませんが、コールマンが使用していたと思われるステロイドは、サスタノン・デカデュラボリン・ボルデノン・メタンジェノン・ソマトロピンというものだったようで投与量は少し多かったようです。彼はステロイド使用をやめてから、身体が半分近くまで縮んでしまいました。
筋肉とサプリメントの関係に興味がわいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?下記の記事ではミオスタチンという体内生成のたんぱく質と筋肉の関係てをまとめたものになっていますので、ぜひご覧ください。
そもそもステロイドとは?
日本ではステロイドは治療目的で病院で処方される印象が強いですが、スポーツ選手にとってステロイドとはいったいどのような存在なのでしょうか。そしてどうしてコールマンにステロイド疑惑があがってしまったのでしょうか。
薬としてのステロイド
ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にあります)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。
副作用も多く、代表的な例を挙げると易感染性、ステロイド骨粗鬆症、ステロイド糖尿病、ステロイド潰瘍、精神症状、緑内障・白内障、血栓症など、生活や将来に長く影響を及ぼすものがあります。
ドーピングとしてのステロイド
ステロイドとはホルモンということを説明しましたが、ドーピングで使われるステロイドは男性ホルモンです。男性ホルモンであるテストステロンは、男性器の成長や精子を作り出す働きの他に「蛋白同化作用」、すなわち筋肉を増強する作用があります。
ステロイドは長期間使用すればするほど、肝臓にも負担がかかり、深刻な病気を引き起こす可能性もあります。ステロイドは筋肉を増強させるイメージばかりが先行していますが、非常に危険な側面も持っています。
ロニーコールマンの年収
タイトルホルダーのロニーコールマン、いったいいくら稼いだのでしょうか?そして引退後の現在はどうやって生計を立てているでしょうか?彼は引退後はボディビルの経験を活かして、サプリメント会社を設立。経営は順調のようです。
2019年「歴代ボディビルダー」年収トップ20にランクイン
2007年に現役を引退したコールマンですが、2019年「歴代ボディビルダー」年収トップ20にランクイン!数多のタイトルを取っている彼なので、上位に入っているのは間違いありません。彼はタイトル賞金のほかにも、自社のサプリメント会社の収益が入っています。
ロニーコールマンは4位!
コールマンの詳細な順位はなんと4位!推定年収は10億円(1千万ドル)です!彼のInstagramには高級車のロロールスロイツや豪邸の写真がアップされており、かなり稼いでいることがうかがい知れます。しかしながら、彼の上に3人もいることも驚きです。
1位はアーノルド・シュワルツェネッガー
みんなご存じシュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガー氏が堂々の1位となっています。その総資産額なんと30億円(3億ドル)!2位以下を圧倒的に引き離しての優勝です。俳優業に大統領にまで上り詰めたシュワちゃん、圧巻です。
ボディビルダーのお仕事とは
さて、コールマンのバックボーンをお話してきましたが、ボディビルダーとはどのようなお仕事なのでしょうか。アスレチックスポーツとしてのボディビルは、なんと11世紀のインドにまで遡ることができる、歴史のあるスポーツなのです。
黄金時代
1940年から1970年はボディビルの「黄金時代」と呼ばれています。トレーニング技術が発達し、出版物やコンテストが増加したからです。その後、ウィーダー兄弟が国際ボディビルダーズ連盟(IFBB)を発足。1965年には第1回のミスター・オリンピアが開催されます。
ポージング
ボディビルといえばポージング。競技会では、多くの参加者を選抜する為に最初に規定ポーズで審査します。これを通過した者だけが、自分で選曲した音楽で芸術性を込めたポージングするフリーポーズをすることができます。
ボディビルの選手はみなさん日焼けして肌が輝いている印象ですが、白い肌より黒い肌の方が筋肉の陰影が出るためです。海外のコンテストで認められているカラー(肌に日焼け色を付けるもの)は、日本のコンテストでは禁止されており、その代替策として肌を焼く選手が多くいます。
怪物ロニーコールマンは現在もすごかった!
いかがでしたか?何度も怪我をしても、手術を繰り返してもトレーニングを続け、50代になっても「現役復帰」と口にするロニーコールマン。彼のストイックさとメンタルの強さは、その肉体に負けず劣らず「怪物」級!彼の活躍を今後も注目していきたいですね。