植草一秀とは?今現在なにをしている?ミラーマンと呼ばれた理由や冤罪説も

手鏡事件の約1年前の2003年に、高田馬場駅で痴漢事件が起こりました。午前8時頃、男性は会社に行くため電車に乗ります。男性は周りの人の迷惑にならないよう、右手にリュックを左手に傘を持ち電車に乗り高田馬場駅で降りようとすると男性の近くに立っていた女子高生に「てめえ触っただろ!」と腕を掴まれました。

すぐに駅員が来て男性と女子高生は事務室へ連れていかれました。しかし男性は痴漢をしていなかったので、後ろにいた外国人男性ではないかといったのですが、聞き入れてもらえず警察を呼ばれ警察署に連行されました。

無実を主張し続けた男性

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男性は「痴漢はしていない」と言い続けましたが、証拠もなかったため信じてもらうことができず留置所に入れられました。初公判でも無罪を訴え、2回目の公判の時被害に遭った女子高生の尋問が行われました。

女子高生によると、被害当時後ろには男性と女性が立っていたため男性が犯人だろうと思った、外国人男性もいたが外国人男性では届く距離ではなかったと主張。この公判が終わった後男性は保釈金200万円を払い釈放されました。

不安定になっていく家族

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男性には植草一秀と同じように妻子がいました。子供には拘束されてからの105日間一度も会っておらず保釈されて久しぶりに会うと、長い間会っていなかったためか子供は男性に懐かなくなっていました。

事件から1年後には妻が洗い物をしている時、いきなり皿を割り「私の命の代わりに無実を証明して」と破片でリストカットをし自殺をはかりましたが、未遂で終わりました。妻は男性が冤罪をかけられていることで精神的に追い込まれていたのでしょう。

無罪を勝ち取った男性

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ここから植草事件と違う結果になります。事件から約3年後、男性は逆転勝ちし無罪になりました。3年間も冤罪で苦しめられる人生を送っていた男性と家族でしたが、よい結果で終わりました。このような事件がもう二度とないことを願います。痴漢の冤罪事件に巻き込まれないよう電車内ではくれぐれも注意しましょう。

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真相は闇の中?ミラーマンと呼ばれた植草一秀

ここまで植草一秀の事件と経歴について紹介しました。輝かしい人生から一転、痴漢事件を起こしてしまいネット上では冤罪ではないかと色々な憶測が飛び交っていますが、真実は本人しか知りません。しかし苦境にあったにも関わらず乗り越え今でも経済に関する仕事を続け活動しています。またテレビで植草一秀を見る日がくるかもしれません。

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