灰ヶ峰で起きた「広島LINE殺人事件」とは?少女の霊が出る心霊スポット?

灰ヶ峰は2013年に起きた通称「広島LINE殺人事件」で有名になりました。それ以外にも遺体が見つかるなど不穏な雰囲気のこの場所は、心霊スポットとしての知名度も高いです。この記事では灰ヶ峰で起きた殺人事件の概要と共に心霊現象についても紹介していきます

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灰ヶ峰は事件や心霊の噂が多い場所

灰ヶ峰は広島県呉市にある山で、標高737mからの夜景が絶景とされており、人気の観光スポットになります。しかし、人気の観光スポットと呼ばれている一方で事件や心霊現象が多く起きている場所になり噂もたくさんあります。

灰ヶ峰で起こった広島LINE殺人事件が話題に

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灰ヶ峰が夜景がきれいなことや事件や心霊現象が多い場所としてしられるようになったのは2013年に未成年のグループによる広島LINE殺人事件が発生したことがきっかけです。少女を集団で暴行した末死亡させた事件になります。

LINEでの些細なもめごとがきっかけとなり集団暴行と殺人事件にまで発展してしまった事件となり、また被害者・加害者も含めてほぼ全員が未成年であったことから、世間を震撼させた事件になりました。LINEだけに限らず小さないざこざからいじめや暴力に繋がっていくキレやすい若者という闇の一部だと考えられます。

灰ヶ峰は心霊スポットとしても有名

この灰ヶ峰は、標高が高いことから夜景が空中から眺めているようで綺麗だと観光名所でもあります。そのため夜景を見るために夜には多くの人で賑わう場所となっていますが、それ以上に数々の心霊現象が発生する場所としても有名な場所になっているところで数々の心霊現象の目撃談や報告談が上がっています。

灰ヶ峰で起きた「広島LINE事件」とは?

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広島市の専修学校の女子生徒が書いたLINEのメッセージの内容に対して友人が怒った事が原因で起きた事件となります。被害者の少女から送られてきた内容に怒った少女は、交際相手の男や友達等に呼びかけて集団で暴行をしています。中には、面識のない初対面の少女もいたと言われています。

灰ヶ峰にて集団暴行の末に少女が殺された事件

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元同級生同士による喧嘩だったことが発端となった事件となります。。加害者の少女は知り合いを集め合計7人の男女で被害者の少女を集団で暴行を行います。その後死亡したことがわかると、山頂付近に放置したまま逃亡しています。

7人もの人がいたにも関わらず、何故誰一人として暴行をやめさせようとしなかったのか途中で自責の念に駆られたり勇気を出して止めに入ればこのような痛ましい事件にまではならなかったと言われています。

犯人はほぼ未成年で構成された男女7名

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暴行を行った7人の少年少女は、7人のうち6人が未成年であり成人していたのは男性で1人だけでした。ほぼ未成年で構成されたグループで1人の少女を集団で暴行するという残虐性から世間に衝撃を与えました。

殆どが16歳前後の少年少女で21歳の男性は少年の1人と面識があったそうです。21歳であれば善悪の区別はつくものでありますが、この21歳の男性は車の運転を行い、結果的に灰ヶ峰で被害者の少女を置き去りにしています。

主犯の少女はその後自首、残り6名も逮捕された

事件から約2週間たったころ、主犯格の少女が母親に付き添われて自首したことにより事件は明るみになりました。少女の自供により被害者少女の遺体が発見され残りの犯行グループの6名も逮捕されることになりました。

「広島LINE事件」の動機と暴行の経緯は?

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1人の少女が7人のグループに暴行され死亡するという痛ましい事件になります。では、何故被害者の少女は暴行され殺害されることになったのでしょう。このような悲劇が起きた原因や動機等、事件の経緯について紹介していきます。

少女Aと被害少女がLINEで喧嘩をしたことが原因

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被害者の少女とは専修学校に通っており主犯格の少女も以前専修学校に通っていました。お互いの連絡先を知っており面識もありましがLINEで被害者の少女と主犯格の少女が激しい喧嘩をして主犯格の少女が激怒したことがこの事件のそもそもの原因となります。

些細な言い争いが殺人事件にまで発展してしまった事件です。LINEなどのSNSなどでやり取りをすることは現代社会では大勢の人が使用しているツールになりますが、お互いの顔をみて話をするわけではないので軽い気持ちで発したメッセージが悪い方向へ行き取り返しのつかない事態を巻き起こしてしまうことも事実です。

少女Aの仲間が被害少女を灰ヶ峰に呼び出す

主犯格の少女は、被害者少女との喧嘩で激怒し交際相手などの仲間を集めます。主犯格の少女の仲間の16歳の少女2人が被害者の少女を遊びに誘い呼び出しています。少女2人と被害者の少女とは初対面であったとされており、メッセージの閲覧を見て連絡を取り始めたとされています。

会った事ない人からの遊びに行こうという誘いに乗ってしまった被害者の少女にも非はあると言われていますが、素性を何もしらない人と簡単に連絡を取り合うことができ、犯罪に利用されてしまう現在のネットワーク環境にも賛否の声は上がっています。

7名で集団暴行を加え死亡させる

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被害者を呼び出して車に乗せた後隠れていた他のメンバーが車に乗り込み逃げ道を塞いでいます。車の中で暴行を加えながら現金とキャッシュカードを奪っています。途中でカッターを買ったり、料金所で助けを求めた被害者の少女の顔を壁に押し付けるなどして見つからないように行動をしています。

車内で暴行を繰り返しカッターで腹部を刺したりライターの火であるぶなどの暴行を次々と行います。主犯格の少女は謝ってもうらおうとしただけと語っていたそうです。しばらく車を走らせ海に行くか山に行くか考えた末、車を山に向かわせ、暴行を繰り返し最終的には被害者の少女の首を絞めて殺害するという最悪の結果となりました。

死体は灰ヶ峰にそのまま遺棄して帰宅

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当初は暴行をするだけで殺害する意思はなかったと話しています。あくまでも自分に発した言葉を謝ってほしくて少し痛い目に合わせる程度と考えていましたが、行為はエスカレートしてしまい殺害をするまでになってしまいました。殺害したことに気づいた主犯格の少女たちは被害者少女の遺体を山の脇に投げ捨てそのまま家に帰宅しています。

後日、母親に連れられて少女Aが自首

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主犯格の少女は後日、被害者の少女の遺体を確認しに行っています。主犯格の少女は自分が人を殺したことを母親や友人に打ち明けています。そして母親に打ち明けた翌日少女は母親に付き添われ警察に自首をしています。

自ら、人を殺してしまったと自首した少女ですが、この時は少女の供述する場所から遺体が発見できなかったことから一時帰宅となっています。この時少女は逃亡しようとしますが失敗していると言われています。

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後日再び任意同行で警察署に行き再度取り調べを行った結果、被害者の少女の遺体が発見されたことにより主犯格の少女は殺人と死体遺棄罪で逮捕となります。主犯格の少女の供述によりその後の仲間全員も逮捕となりました。

「広島LINE事件」の裁判と判決は?

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犯行グループの7人のうち6人が未成年であったことから少年法により氏名は非公表となっています。少女4人、少年2人、成人男性1人のグループとなりますが、主犯格の少女以外の少女と少年1人は中等少年院へ送致となります。主犯格の少女と少年の1人は未成年でしたが刑事処分が妥当とされ逆送致となり刑事裁判となっています。

未成年の少年少女は犯行を認めていましたが、唯一成人していた男性は車を運転していたことは認めていますが車を運転していただけで暴行や死体の遺棄などには加担してはいないと一部の犯行については否認をしていましたが、この男性も強盗致死や窃盗の罪などで起訴されています。

少女Aの供述が何度も変わった

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母親に付き添われて自首をした際に少女は始め、1人で行った犯行だと自供をしていましたが、その後車に乗って灰ヶ峰に行き暴行の上遺体を遺棄したと話しています。少女は16歳で車の運転免許も持っていないため、当然車も所有していません。自供に矛盾点が生じていることから警察はさらに詳しく取り調べを行います。

少女の供述は二転三転していますが、車を運転していた人間がいるはずだと警察から言われても少女は口を閉ざしていたそうです。しかしその後、取り調べを続けるうえで自分を含めた7人の犯行であることを自供したため、他のメンバーへの逮捕へとこぎつけることができました。

主犯格のうち3名が実刑判決

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犯行グループ7人の内未成年の4人の少年少女は中等少年院送致となりましたが、加害者の少女とこの少女の交際相手の少年は未成年でしたが犯行の残虐性などから刑事責任能力妥当とされ逆送致となり刑事裁判となりました。

主犯格の少女には懲役13年の実刑判決が地裁で言い渡され控訴をしますが、棄却されています。交際相手の少年には懲役10年の実刑判決が下っています。犯行メンバーの中で唯一成人していた男性は懲役14年の実刑判決でになります。少年も成人の男性も控訴をしていますがいずれも棄却されています。

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3名の内2名の未成年に刑事裁判での実刑判決が下されたのは、事件の残虐性や未成年に対する実刑判決などから当時大きくクローズアップされました。若者の犯罪に警鐘を唱えた事件になります。

近年ではLINEなどでも一度に複数の人間と会話ができるシステムが導入されており仲間外れなどからいじめに発展するケースが増えており、子どものSNSの利用制限が必要なのではなどの社会問題にもなっています。他、いじめが原因で起きた事件に関する記事はこちらをご覧ください。

「広島LINE事件」の主犯格少女Aの生い立ち

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些細な言い争いから友人を殺害してしまった主犯格の少女の生い立ちはどのようなものだったのでしょうか。人の命を奪ってしまったことは許されることではありませんが、主犯格の少女もまた複雑な家庭環境の中で成長をしていたようです。少女の生い立ちについて紹介していきます。

両親が離婚し母親に引き取られる

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主犯格の少女の両親は少女がまだ幼い時に離婚して父親と引き離されています。少女は母親に引き取られ、母親の実家で暮らすようになりますが、母親は居酒屋を営んでいたため連日忙しく、少女と過ごす時間も短く家に帰らない日も多かったそうです。

幼いころに父親と離れてしまい、母親も留守がちだったことから親の愛情を受けずに成長してきたことは想像できます。このような家庭環境から少女は相手の感情を読み取ることが難しかったのではと推測できます。

母親と祖母からの虐待

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また、母親と祖母の仲はあまり良くなかったとさ、週に一度は流血を含む喧嘩をしていたと言われています。止めに入った主犯格の少女が投げつけられるようなこともあったそうです。また母親、少女が体調不良を訴えていても長時間病院に連れて行かないなどネグレクトに近い行為もあったそうです。

精神鑑定を担当した医師は「愛着形成、人としての安心感がなく健全な育成環境で育つことができなかった」と指摘しています。しかし、少女の母親もかつて祖母から殴られていた為、自分の子どもに対する愛情表現が分からなかったと語っています。

母親の交際相手からは性的虐待を受けていた

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主犯格の少女は、母親の交際相手から日常的に性的虐待を受けていたと言われています。母親からの身体的虐待だけではなく、母親の交際相手からの性的虐待など健全ではない家庭環境が及ぼした影響が今回の事件の根本的な原因ではという考えもあります。

事件40日前に家を出て友人たちと共同生活を送る

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主犯格の少女のは事件の40日前に母親や祖母と暮らす家を出て友人たちと共同生活を送っていました。少女は共同生活を送る友人たちの事を「かけがえのない存在」として感じていました。同じような境遇の少年処女が集まりお互いを必要とすることで「家族」と呼び心の安定を図っていたそうです。

被害者の少女に暴行を加えている途中で、加害者の少女は一度はここで辞めようと考えたそうですが、自分が家族と呼んでいる人たちに嫌われたらどうしよう、嫌われたくないという思いから暴行を続けてしまったと供述しています。

灰ヶ峰は事件が多い

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灰ヶ峰は今回起きてしまった少女暴行事件だけではなく、他にも過去に事件や事故が多発している場所となっています。また、知られていないだけで他にも今回のような事件の現場になっているのではとの憶測もあります。

今回は比較的最近灰ヶ峰で発見された遺体を2つ見ていきます。事件なのか事故なのか自殺なのか、身元が不明のものもあり現在警察により身元提供の募集をしているものもあります。

灰ヶ峰で母子とみられる身元不明の遺体が見つかる

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