灰ヶ峰で起きた「広島LINE殺人事件」とは?少女の霊が出る心霊スポット?

主犯格のうち3名が実刑判決

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犯行グループ7人の内未成年の4人の少年少女は中等少年院送致となりましたが、加害者の少女とこの少女の交際相手の少年は未成年でしたが犯行の残虐性などから刑事責任能力妥当とされ逆送致となり刑事裁判となりました。

主犯格の少女には懲役13年の実刑判決が地裁で言い渡され控訴をしますが、棄却されています。交際相手の少年には懲役10年の実刑判決が下っています。犯行メンバーの中で唯一成人していた男性は懲役14年の実刑判決でになります。少年も成人の男性も控訴をしていますがいずれも棄却されています。

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3名の内2名の未成年に刑事裁判での実刑判決が下されたのは、事件の残虐性や未成年に対する実刑判決などから当時大きくクローズアップされました。若者の犯罪に警鐘を唱えた事件になります。

近年ではLINEなどでも一度に複数の人間と会話ができるシステムが導入されており仲間外れなどからいじめに発展するケースが増えており、子どものSNSの利用制限が必要なのではなどの社会問題にもなっています。他、いじめが原因で起きた事件に関する記事はこちらをご覧ください。

「広島LINE事件」の主犯格少女Aの生い立ち

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些細な言い争いから友人を殺害してしまった主犯格の少女の生い立ちはどのようなものだったのでしょうか。人の命を奪ってしまったことは許されることではありませんが、主犯格の少女もまた複雑な家庭環境の中で成長をしていたようです。少女の生い立ちについて紹介していきます。

両親が離婚し母親に引き取られる

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主犯格の少女の両親は少女がまだ幼い時に離婚して父親と引き離されています。少女は母親に引き取られ、母親の実家で暮らすようになりますが、母親は居酒屋を営んでいたため連日忙しく、少女と過ごす時間も短く家に帰らない日も多かったそうです。

幼いころに父親と離れてしまい、母親も留守がちだったことから親の愛情を受けずに成長してきたことは想像できます。このような家庭環境から少女は相手の感情を読み取ることが難しかったのではと推測できます。

母親と祖母からの虐待

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また、母親と祖母の仲はあまり良くなかったとさ、週に一度は流血を含む喧嘩をしていたと言われています。止めに入った主犯格の少女が投げつけられるようなこともあったそうです。また母親、少女が体調不良を訴えていても長時間病院に連れて行かないなどネグレクトに近い行為もあったそうです。

精神鑑定を担当した医師は「愛着形成、人としての安心感がなく健全な育成環境で育つことができなかった」と指摘しています。しかし、少女の母親もかつて祖母から殴られていた為、自分の子どもに対する愛情表現が分からなかったと語っています。

母親の交際相手からは性的虐待を受けていた

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主犯格の少女は、母親の交際相手から日常的に性的虐待を受けていたと言われています。母親からの身体的虐待だけではなく、母親の交際相手からの性的虐待など健全ではない家庭環境が及ぼした影響が今回の事件の根本的な原因ではという考えもあります。

事件40日前に家を出て友人たちと共同生活を送る

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主犯格の少女のは事件の40日前に母親や祖母と暮らす家を出て友人たちと共同生活を送っていました。少女は共同生活を送る友人たちの事を「かけがえのない存在」として感じていました。同じような境遇の少年処女が集まりお互いを必要とすることで「家族」と呼び心の安定を図っていたそうです。

被害者の少女に暴行を加えている途中で、加害者の少女は一度はここで辞めようと考えたそうですが、自分が家族と呼んでいる人たちに嫌われたらどうしよう、嫌われたくないという思いから暴行を続けてしまったと供述しています。

灰ヶ峰は事件が多い

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灰ヶ峰は今回起きてしまった少女暴行事件だけではなく、他にも過去に事件や事故が多発している場所となっています。また、知られていないだけで他にも今回のような事件の現場になっているのではとの憶測もあります。

今回は比較的最近灰ヶ峰で発見された遺体を2つ見ていきます。事件なのか事故なのか自殺なのか、身元が不明のものもあり現在警察により身元提供の募集をしているものもあります。

灰ヶ峰で母子とみられる身元不明の遺体が見つかる

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平成12年、灰ケ峰の山中で親子とみられる白骨化した死体が見つかっています。事件の可能性もありますが身元を所持するものがなく身元の特定には至っていないそうです。母親とみられる遺体は、年齢おそよ25~35歳身長は152~163㎝、子どもの遺体は3~4歳程とみられています。

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