高山正樹の生い立ちと現在は?仙台女児連続強姦事件の判決やその後に迫る

高山正樹の犯行詳細③「猫を探して」と誘い出して犯行

male96 / Pixabay

男は犯行現場や被害女児の物色をし、目当ての女の子を見つけると、「怪我をした猫を探している。手当をしなければならないから、一緒に探して欲しい」と声を掛けました。幼心にも同情を買うような文句を並べて人気のない場所へ誘い込み、犯行前には怖がられないようつとめて優しい態度を取っていたといいます。

男の行動を理解できないまでも、異変に気づいて泣きじゃくり嫌がる女児に対しては、「ここから薬が出る」と口淫させたり、性交に至らずともそのような姿勢を強要したり、他人の気配を察していち早く現場から逃走するなど、自身の欲を満たしてしまえばあとはどうでもよく、また同じ犯行を何度も繰り返していたことから極めて悪質で身勝手であると分かります。

高山正樹の犯行詳細④犯行の様子をビデオ撮影

geralt / Pixabay

高山受刑者は犯行に及ぶ際、ビデオカメラを携帯していました。己の行なった暴行の模様をテープにおさめ、自宅へ持ち帰って保管していたのです。逮捕後の家宅捜索によると、その数は45人分にも及びました。何の目的でテープを保管していたのかは文字にするのもおぞましくありますが、小児性愛者の犯行では多く見られる行動とのことです。

高山正樹の犯行詳細⑤「誰かに喋ったら殺す」と口止め

ROverhate / Pixabay

暴行後、犯行前に見せていた優しさとは打って変わって女児を恫喝し、「誰かに喋ったら殺しに行く」「絶対に秘密」と口止めを行いました。脅された女の子たちの中には、恐怖のあまり、高山受刑者から受けた凶行を両親にすら打ち明けられずにいた子もいました。こうしたことを鑑みるに、表沙汰になっていない事件も少なからず存在すると言えそうです。

また、犯行後に被害者へ口止めをするだけではなく、犯行現場やターゲットをあらかじめ下見して吟味を重ねていたことも分かっています。おびただしい事件の数々が、いかに冷静で計画的に遂行されていたかは明白で、これらが決して衝動的な犯行ではないことを裏付けるものでもあります。

高山正樹が起こした「仙台女児連続暴行事件」裁判の様子と判決

succo / Pixabay

逮捕後の公判では、一旦認めた犯行を精神疾患のせいにして口を閉ざし減刑を求めるなど、どこまでも見苦しい様子を晒していました。結果として弁護側の主張は跳ね除けられ、執行猶予や減刑も認められることはなく、とうとう無期懲役を言い渡されることになったのです。

被害者への反省の色を見せることよりも先に自分の身を案じて保身に走る姿は実に滑稽で許しがたく、起こした犯罪の悪質さに加え、裁判中も減刑を狙って詐病を演じるなど、初犯とは言えど情状酌量の余地に乏しく再犯の可能性が極めて高いと言わざるを得ないものでした。

高山正樹の裁判①女児11人に対する強姦罪等で起訴される

rocheva / Pixabay

裁判では、1999年から2000年にかけての暴行事件について起訴されました。検察側は、このとき起訴された11件のほかにも、3年間でおよそ100人以上の女児に暴行を繰り返し45人への犯行をビデオカメラで撮影、保管していたことを指摘しました。一回目の公判前までは、男は自身に問われた罪を認める供述をしています。

しかし、この時点ですでに弁護側は心神衰弱による刑の減軽を狙っていたようで、第一回の公判では「男に接見をおこなったが公訴事実について認否の確認ができなかった」として、弁護側の意見を述べず、引き延ばしを行なっています。この間、口裏を合わせて詐病を演じる段取りを決めていたのでしょう。

高山正樹の裁判②第二回公判では心身耗弱を装い減刑を狙う

geralt / Pixabay

第一回の公判前には己の罪や犯行を認めていた高山受刑者でしたが、続いて開かれた第二回の公判では様子が一転し、なんと車椅子に乗って現れました。前回とは打って変わって終始うなだれた様子を見せ、事件に関してはどんな問いかけに対しても口を利かず、罪を認めようとはしませんでした。その代わり、急に「幻覚が見える」「幻聴が聞こえる」などと、精神分裂病(現在の統合失調症)に罹患していることを主張し始めます。

一般的に、はじめから病識のある精神分裂病患者はいないものです。こうした男の主張に対しては裁判官も、「目に見えるもの、耳に聞こえるものが幻覚・幻聴であると自覚がある(=病識がある)うえ、その内容も場当たり的で具体性に乏しく信用できない」と述べました。

高山正樹の裁判③二つの精神鑑定を精査し精神状態は正常と判断

弁護側はこの男を犯行時精神衰弱であったとして減刑を求めましたが、行われた2回の精神鑑定においては、捜査段階と鑑定時とで供述の内容が異なるがそれが精神疾患のせいであるとは認められないこと、犯行時や逮捕時には事態に即応した行動を取っていたことから精神衰弱の疑いはないとして、男の主張は何一つとして認められませんでした。

男は精神鑑定にあたり「犯行を行なったのは性欲とは関係のないことであり、むしろ苦痛だった。汚れのない優秀な遺伝子を残すためだった」などと荒唐無稽な供述も行いましたが、もちろん認められませんでした。犯行は自身の欲を満たすために行われたものであり、衝動的ではなく至って計画的であったことからも、精神分裂病であるとは診断されなかったのです。

高山正樹の裁判④死亡者は居ないが犯行の残忍さから無期懲役判決へ

succo / Pixabay

男は精神衰弱に関してしつこくアピールを繰り返しましたが、精神鑑定の結果は正常であることと、反省の色は全く見えないことなどから、裁判所はこの男に情状酌量の余地はないとし、「犯行はおぞましいの一言に尽き、鬼畜にも劣る」と糾弾、無期懲役を確定しました。死亡者のいない性犯罪で、前科がない人間が無期刑に課せられるのは異例のことでした。

被害者に対する謝罪の念が一切ないことや、裁判中の詐病や、やりとりから見える人格の偏りからすれば再犯の可能性は極めて高いこと、社会に与えた影響も看過することができないとされ、弱冠26才であったことや前科がなかったことを最大限に考慮しても、最高刑を科す以外にすべはないと判断されたのです。

NEXT 性犯罪における一般的な刑の重さは?