河内弁は怖い?怖いと言われる方言の特徴や例文一覧、大阪弁との違いまとめ

「河内のオッサンの唄」の歌詞は「ワレ」や「やんけ」「オンドレ」「何さらしとんど」「けつかんじゃい」等河内弁のオンパレードとなっています。そして曲の途中と終わりに「ワレ」と「やんけ」を」何度も繰り返しています。

昭和51年に発売し大ヒット!

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「河内のオッサンの唄」は歌手のミス花子が昭和51年にリリースして売り上げ80万枚を超えたヒット曲です。同年に東映で川谷拓三主演で映画化もされています。またダウンタウンの浜田雅功がミス花子のファンだったため浜田が司会を務めていた歌番組の第一回目のゲストに彼を招いていました。

作曲者は大阪を中心に活動

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ミス花子(本名:鍵谷和利)は大阪を拠点に活動していた男性のシンガーソングライターで奈良県出身です。「河内のオッサンの唄」の他にも昭和56年に発売された「好っきゃねん」もヒット曲として有名です。

古くから伝わる河内音頭

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河内音頭というのは河内地方に伝わる盆踊り唄のことで口説き形式と言って歌詞がその場で即興で作られることも多く様々な演目の音頭があります。現在では大阪の祭りの代表的な音頭となっています。

鉄砲光三郎

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鉄砲光三郎は古くから伝わる河内音頭を現代風にアレンジした音頭取りの名跡(みょうせき)です。昭和36年に発売されたレコード「鉄砲節河内音頭」はミリオンセラーになりその後東京浅草の舞台にも立ち更に河内音頭を広めました。

河内十人斬り

河内十人斬りというのは明治26年に実際に起こった殺人事件です。金銭や男女関係のトラブルにより10人(実際には11人)が殺害され当時大きなニュースとなりました。それが河内音頭の代表的な題目となり現在まで歌われています。

河内菊水丸

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河内菊水丸は八尾市出身で、古くから伝わる伝統的な河内音頭の継承者でありまた音頭取りです。同時に吉本に所属する芸人でもあります。甲状腺乳頭がんを克服し全国の盆踊り大会やイベントに参加して精力的に活動を行っています。

河内弁の良さを伝えるビデオが話題!

 

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八尾市では「YAOビデオコンテスト」という自作のビデオコンテストを行っていたことがあります。市内の街や街の人々の姿をビデオを通して伝えてもらおうという趣旨で市民から募集したそうです。

八尾市のビデオコンテストで河内弁を紹介するビデオが賞に

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第一回目のコンテスで最優秀賞の「フレンドシップ大賞」を受賞したのは河内弁の良さを伝えるビデオでした。「怖い」イメージの河内弁ですが、昔から伝えられてきた方言であり地元に住んでいる人々にとっては愛着のある大切な言葉だということには違いありません。

河内弁や河内の文化を守る八尾市

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八尾市では前にご紹介したコンテストのように河内弁や河内の文化を守る取り組みをしています。そしてNPO法人「やお文化協会」では八尾の歴史や郷土文化を学ぶと同時に地域社会の振興と触れ合いある地域作りを目標に活動を行っています。

河内弁のビデオ作成者が語る河内の町

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第一回目のフレンドシップ大賞受賞者は受賞時に、「街に河内弁を話す人の数が減って来ているので生の河内弁を残しておきたかった」というを話をしていたそうです。そして河内は人情味のある街だという言葉も残しており、河内弁がただきついだけではなく人情味のある方言だということがうかがえます。

河内弁以外の関西弁をご紹介!似ているようで違う方言

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これまで河内弁を中心に他の大阪弁についても紹介してきましたが、最後に大阪弁以外の関西弁についてどのような種類があるのか、また大阪弁との違いや特徴をその使用例も含めて紹介してみましょう。

河内弁以外の関西弁①神戸弁

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神戸弁は大阪の隣り兵庫県の神戸市周辺で使われている方言です。大阪弁が早口であるのと対照的に神戸弁はおっとりした話し方が特徴的です。大阪弁の語尾が「~ねん」を付けて「何してんねん」と言うところを神戸弁では「~しとぉ」とか「しとん」を付けて「何しとん?」とか「何しとぉ?」と言います。

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