価格も安いのに、ソリッドティップを使用。食い渋る鯛の小さなアタリを性格に捕らえる設計になっています。繊細なタイラバロッド用にオリジナルのガイド配列がラインとロッドをバランスよく保ちます。食い渋るすれた鯛、さらに低価格帯の激戦区。厳しい状況にプロックスが打って出た一手です。
リフト力をアップするパッド
タイラバロッドを選ぶ場合には、デザインももちろんですが、実際にパッド(ロッドの手で支える部分)を握ってもいることも大切です。力を入れて鯛と格闘するのですから、リフト力はもちろん、手にフィットして力が入れやすくなければなりません。この価格帯のロッドでも最近はパッドがよく考えられています。
詳細
- ソリッドティップ
- 全長(cm) 454
- 仕舞寸法(cm) 157
- 継数(本) 2
- 標準自重(g) 119
- 先径(mm) 1,1
- 元径(mm) 11,2
- ルアーウエイト(g) 20~80
- 適合ライン(PE/号) 0,8~1,5
おすすめのタイラバロッド: その⑧
シマノ ベイトロッド炎月BB鯛ラバB69MH-S
ベイトロッドのおススメの最後に紹介するのは、シマノ炎月シリーズの入門機種です。上はこのモデルを使用してのカヤックタイラバ。入門機種として低価格帯激戦区に投入されたこの竿は、上級モデルの血統を受け継いでいるばかりではありません。
最初に買って損しないロッド
入門ロッドというよりはスダンダード。なかには入門ロッドのつもりで買ったのにずっと使い続けているという人も少なくありません。また、例え違うテイストの高級機種を買ったとしても、予備の1本として持っていける1本です。
柔軟で力強いティップを実現
竿先の径を落とさずに、つまり強度を十分に確保しながら柔軟でセンシティブに仕上げることに成功したタフテックαを搭載。幅広いタイラバウエイトに対応。しかもルアーウエイトによって、加重がロッドに適正に移行する設計です。鯛を確実にフッキングし、激闘にも対応できるソリッドティップとなっています。
詳細
- 全長(m) 2,06
- 継数(本) 2
- 仕舞寸法(cm) 157,9
- 自重(g) 106
- 先径(mm) 1,3
- 適合ルアーウエイト(g) 40~130
- 適合ライン(PE/号) MAX1.2
おすすめのタイラバロッド: その⑨
シマノ ベイトロッド17ゲーム 炎月鯛ラバB70M-S
おススメ10本のラスト2本は、掛け調子のロッドを紹介します。釣りに慣れている人にとっては、乗るまでアワセを入れないというのは欲求不満が募ります。本アタリなら当たり前、前アタリでもアワセて釣上げる「掛けタイラバ」こそが、その要求に応じます。
柔軟な掛け調子を実現したロッド
「掛け調子」(調子とはロッドの曲がり方の特性です)のロッドで「掛けタイラバ」をする。当初「掛ける」ことに重視したこの種のロッドは、どうしても硬めになりがちでした。その流れを断ち切った革新的なロッドがこの1本です。
釣れる掛けタイラバ
アタリを確実にとらえ、しっかりフッキングし、ファイトする。いわば「乗せタイラバ」のコンセプトを「掛けタイラバ」で実現しています。釣れる「掛けタイラバ」はここから始まりました。
より攻撃的なタフテックα
炎月BB鯛ラバB69MH-Sでも紹介したタフテックαを採用。パワーと繊細さ、柔軟さを兼ね備えたティップを実現している。バーチカル、つまり船から真下にたらしても、どてら流し、これは船を流れに任せてナナメにラインを引く方法ですが、どちらでも威力を発揮します。水深も80mまでとほとんどのフィールドを網羅しています。
詳細
- 全長(m) 2.13
- 継数(本) 2
- 仕舞寸法(cm) 166.2
- 自重(g) 125
- 先径/元径(mm) 0.9・11.9
- 適合ルアーウエイト(g) 40~130
- 適合ライン(PE/号) MAX1.2
おすすめのタイラバロッド: その⑩
ダイワ 紅牙 K67XHB-METAL
ダイワのタイラバ・タックルである紅牙シリーズから今回チョイスしたのは、メタルトップを装備した、最も攻撃的で「掛け調子」に徹底して開発された究極の1本です。上の動画で「早掛け」に徹した釣りでのインプレッションもぜひご覧ください。
最も攻める紅牙モデル
紅牙シリーズで最も攻めの機能を充実した掛け調子のロッドです。独自のカーボンガイドAGS、曲がりはネジレ、つぶれる力に対して高い強度を持つX45、強度と粘りが共存する超高密度SVFカーボンを使用。目でも辺りが見やすいイエローのガイド糸巻きも採用されています。
信頼のメタルトップ
おススメロッドの③AGS N69MHB-METAL でも紹介した繊細で力強いメタルトップが搭載されていますので、繊細なアタリに反応し、力強く粘るティップを実現しています。同時に脇に挟むのに楽なフライス形状グリップになっていますから、強烈なファイトも戦い抜けます。早い潮流や深場でも頼りになるロッドです。
詳細
- 全長(m) 2,02
- 継数(本) 2
- 仕舞寸法(cm) 118
- 先径/元径(mm) 2,5/10,9
- 適合ルアーウエイト(g) 60~150
- 適合ライン(PE/号) 0,8~1,5
竿の長さ
タイラバのロッドは大体7フィート前後が標準となります。水深が深いと長さが長くなると書いていることもあるようです。ほとんどはタイラバの重さを重くすることで対応できますから、船頭さんや船宿に聞いてみましょう。
ルアーウエイトに注意
水深ばかりでなく、潮の流れが速いときや二枚潮、つまり海の浅い位置と深い位置で潮の流れの向きが違うときなど、底を取りにくいときにはタイラバを重くして調整します。ルアーウエイトは幅広いほうが使いやすいといえます。
タイラバリールについては書きの記事を参考にしてください。