簡単なものとなりますと、円形などがあります。ただそこに工夫をするならば、わざと歪ませてみたり十字に縫ってみたりもできます。ステッチする箇所によって工夫の仕方も変わり、画像のように指の輪郭線上に縫ってみたりもできます。
ボディステッチ+ビーズ
もちろんステッチとは刺繍のことなので、ビーズをつけることが可能です。実際の裁縫を思い出してみると、工夫の幅が広がるかと思います。ただ何かを付ける場合は、糸が何かにひっかかって千切れたりする恐れもあるので注意が必要となります。
またボタンを工夫してつけてみたり、マスキングテープの柄を利用して何かを作ってみるのも面白いかとおもいます。マスキングテープとは柄の入ったテープのことで、使い方は無限大です。そんなマスキングテープのことをまとめた記事がこちら。
ボディステッチ+リボン
最後に紹介するのはリボンを使ったステッチです。この画像ではリボンを編み込む場所に糸をステッチして、そこにリボンを通しています。実際に使用している糸の長さは短く、つまり針を通す回数も少ないので痛さは最小限にできるかも知れません。
このようにいくらでも工夫が可能なので、自分だけのデザインを考えたりできるのです。糸の色を変えるだけでも同じデザインとは思えないほど変わってきます。ただオリジナリティを求めすぎるあまりの無茶はしないように注意しましょう。
Contents
実際の刺繍から学ぶボディステッチ
より個性的なステッチのデザインが思い浮かばない方は多いと思います。始めたばかりで前例がないものに手を出すのは非常に勇気がいるものです。パイオニアになるわけですから。それでもオリジナリティがほしいという方は実際の刺繍を参考にしてみてはどうでしょう。
文字を入れる
恐らく一番身近で刺繍されてきたものと言えば、名前ではないしょうか?学生時分のときの制服やカバンなど、いろいろなものに名前の刺繍が入っていたかと思います。社会に出てからはスーツにイニシャルが入っていたりもします。
ボディステッチでも同様に文字を入れることが可能です。ただ漢字は画数が多いので、アルファベットがおすすめです。書体は山ほどあるのでデザインに困ることもないので、簡単に取り入れられるものかと思われます。あとはどう工夫するかです。
多くの色を取り入れる
一つのデザインに多くの色を取り入れるのもいいかもしれません。好きな色というのは人それぞれなので十人十色です。裁縫に使われる糸の色も多く存在しています。暖色系や寒色系で統一してみたりも可能です。前述した文字を色とりどりにするのも可能です。
このようにいくらでも工夫することができます。たった一色違う色を使うだけで、たった少し糸の場所が違うだけでオリジナリティとなるのです。前例を自分なりにリメイクしてみるのも可能です。本来の刺繍にはステッチの可能性が転がっているのです。
ボディステッチは自傷行為?
いくらファッションだといっても、見る人によっては自傷行為ととれます。特に親の世代の方は理解に苦しむでしょう。しかし若者やコスプレをするコスプレイヤーの方たちにとってはあくまでファッションなのです。これについて考察していきます。
ボディステッチは自傷行為に当たる
これはファッションだ!といっても、やはり自傷行為でしょう。医療目的でもなく自ら体に針を刺していることには変わりないのです。世間に浸透していない分、ピアスなどと同等のファッションだと認識してもらうには時間が必要かと思います。
ボディステッチと肉縫い
しかしこれは自傷行為だ!といった定義は存在していません。が、肉まで縫い付けるほどのステッチとなると間違いなく自傷行為となるので注意してください。また上述したように感染症のリスクも当然上がりますので、肉縫いはご法度です。限度は大切です。
ボディステッチ依存
そしてステッチを自傷行為だと認識されてしまう要因としては、これに依存してしまう人が現れるからです。依存してしまうと何度も繰り返すようになり、ファッションではなく針を通すことに快感を覚えることになり、そうなったらもう病気となります。
リストカットの代用にする人も
つまりリストカットと同じ状況を生んでしまうのです。ファッションという大義名分があったり傷口が残りずらいことから、もしかしたらステッチの方が自傷行為としての危険性は高いのかも知れません。境界線が難しいものです。
ボディステッチ=メンヘラ?
世間にボディステッチが自傷行為と完全に認識されてしまった場合、メンヘラがとる行動と認識されてしまうかもしれません。実際にTwitter上ではステッチ画像と一緒にタグとしてメンヘラの文字が多い印象を受けます。このことについて解説していきます。
メンヘラとは
あまり関係がないので詳しくは説明しませんが、ネットスラングの一つで、メンタルヘルスの省略系が派生されたもので、ざっくり説明すると精神的に病んでいる人のことを指す言葉とされています。ではステッチとどのような関係があるのでしょうか?
リストカットが要因
問題はリストカットです。この自傷行為をする人にたいしてメンヘラと投げかける状況がおおく、同じ自傷行為であるボディステッチもメンヘラだと言われることは少なくはないでしょう。メンヘラとは残念ながら物事に対して肯定的な言葉ではありません。
つまりファッションとしてステッチを楽しんでいる人にまでこの言葉が投げかけられてしまうのです。ステッチの画像とともにメンヘラを自称してしまうと、この先ステッチの定義はファッションから外れてしまうでしょう。このことも注意が必要です。
もちろんどう受け止めるかは自由
もしステッチを自傷行為として扱い実行している人がいるならば、少し考えてみてください。この先ファッションとして取り入れたくともメンヘラの文字が邪魔をしてできなくなる人がいるかも知れないという可能性があることです。
もちろんどう捉えるかは個人の自由です。しかしボディステッチがファッションの一環だと認識されているうちに、自傷目的ではないことを認識させないと、必ず誤解する人が出てきます。もうそのころには言い訳はできません。ファッションだという認識が大事なのです。
ボディステッチとピアスはどちらが痛い?
前述で幾度となく比例の対象として扱ってきたピアスですが、ボディステッチと比べてどちらが痛みを伴うのでしょうか?ピアスホールが開いていない方の方が多い印象のあるピアス、つまりピアスの方が気楽に手が出せるイメージです。解説していきます。
ボディステッチは表皮にするので基本痛くない
あくまで正しい手順を踏んだ場合は、ボディステッチの方が痛みは少ないです。肉に針を刺すわけではなく、表に糸をひっかけているだけなわけです。それに比べてピアスは肉を貫くのですから、必然的にピアスの方が大きな痛みを伴います。
ボディステッチの肉縫いならピアスより痛い
正しい手順を踏まない場合は、ボディステッチの方が圧倒的に大きな痛みを伴います。肉縫いを行った場合です。ピアスに比べて針を通す回数が多いからです。1回糸を通すだけで2つの穴が必要となります。また感染症のリスクも穴の数だけ増えるわけです。
ボディステッチの痛みは縫っている間続く
さらに、ピアスは安定すればある程度の痛みはなくなるのですが、ステッチの場合はホールが安定することがない為、糸が通っている間はずっと痛みが付きまといます。しかし肉縫いをしたときの話なので、肉縫いさえしなければ問題はないです。
コスプレならボディステッチもどきでOK!
ボディステッチのやり方を見てみると、やはり痛そうで怖いと思うのが普通だと思います。そんな方や、コスプレの為だけに縫いたくないといった方におすすめの方法があります。実際にステッチしない方法がありますので、紹介いたします。
ステッチ風のペン描き
まずはステッチをしていないのに、ステッチしている風に見えるペンがあります。ステッチカラーと呼ばれたりしているペンで、それほど高くもないです。ただもともと肌に使うものでないことと、長時間使用すると剥がれてしまうデメリットがあります。
細めの油性ペンで本物っぽく
特別これといったデメリットがない分こちらの方がおすすめできます。ペン先の細い油性ペンで、体にステッチ風にデザインを直接描くだけです。やり方によっては意外とリアルに見えたりもします。ただ絵を描く技術が少しだけ必要かも知れません。
ボディステッチに似たコルセットピアス
こちらはステッチの代用といったものとかではなく、ステッチに似たピアスを紹介いたします。見た目こそ似てはいますが、あくまでピアスとなりますので、ステッチとは全くの別物と考えてもらった方がいいかと思います。
コルセットピアスとは
それはコルセットピアスというもので、耳ではなく体にいくつかリング状のピアスをつけて、そのピアスのリングの中に紐やリボンを通して靴ひもののように結ぶピアスのことをいいます。リボンを通した後がコルセットを着用しているように見えることからそう呼ばれています。
イギリスで人気に火を付く
イギリスの若い女性の間で大流行し、いまでは世界的に人気です。男女問わないことも人気の一つです。しかし上述したとおり体に穴をあけることになるので、ステッチや普通の耳に開けるピアスよりも大きな痛みが伴うようです。
コルセットピアス風ストッキングも人気
しかし人気になったのは確かです。これが可愛いと言われる声も多く存在します。可愛いけど開ける勇気がないといった方にお勧めなのが、コルセットピアス風のストッキングです。足だけとなりますがこれを履くだけで手軽にコルセットピアスを経験できます。
ボディステッチのファッション性は高い
いかがだったでしょうか?恐らくボディステッチに対して理解できないといった方も少なくないかと思われます。前例がなかったので異様ととらえた方もいるかと思います。元ネタが漫画だということもあって、少し受け入れがたいかも知れません。依存などの危険もあります。
しかしボディステッチはこれからファッションの一環となり大流行する可能性もあります。ピアスとなんら変わらないのです。危険などもついて回ることですが、きちんとした知識があれば、個性あふれる最新のファッションアイテムなのです。