マックスヘッドルーム事件とは?その真相と犯人について徹底解説!

多くの人達が観ているテレビで謎のマスクの男性は視聴者に何を訴えかけたかったのか、2度も、時間帯とチャンネルを分けて起こした奇怪な行動は何のためだったのか、謎が多く残されています。

マスクの男は意味不明な言動や行動を繰り返す

johnhain / Pixabay

1度目は無音でした。途中で番組の技術者によって止める事ができたのですが、2度目は音声もあり、技術者が不在だったことから誰にも止められずに最後まで放送されてしまう事になりました。2度目の1分22秒間の行動についてポイントに分けて解説していきます。

チャック・スワースキーを罵倒

Ashish_Choudhary / Pixabay

フルネームの名指しで一人の人物を罵倒しました。相手は9チャンネルでは有名なスポーツ解説者のことを指しているとのこと。「奴よりこの俺が優れている」「リベラル野郎」と、罵るのです。

リベラルとはよく政治的表現として使われる言葉なのですが、「右翼・左翼」とあれば、「保守・革新」です。リベラルは革新にあたる意味になります。フルネームで訴えかける程なので相当気に入らなかったとされています。

性的表現も多かった

derneuemann / Pixabay

性具をはめた中指を立てたり、自分の痔について視聴者に向けて訴えかけたり、マスクを剥ぎ、その口に性具をはめて見せつけ、叫びます。彼は突然お尻を横に突き出したかと思えば、テレビ右側に女性が登場し、ハエ叩きで女性に罵倒されながらそのお尻を叩かれ、悶絶するという生ナマしいシーンになります

。9時のジャックで放送されなくてよかったというべきでしょうか。叩かれるのが好きで見せびらかすのも好き、異常な性癖が覗えるシーンでした。

マイケルジャクソンの手袋

DayronV / Pixabay

当時は生きていたマイケルが使用していたグローブと似たものを見せつけ、「俺の兄弟は違う方をはめている」と言ったかと思うと、自分ではめて「汚いんだよな」と投げ捨てました。本人は血のりがついたみたいで汚い、と言い放ったそうですが、どのような意味をもって放った言葉なのか謎です。

謎の歌っているシーン

HugoAtaide / Pixabay

1曲目は、5人グループのソウルグループの王者とも言われるザ・テンプテーションズの曲を歌っていました。「I’m Losing You」という歌です。ざっくり説明すると、男性目線の失恋ソングになります。マックスヘッドルームの元ネタはコカコーラですが、ペプシの缶を握りしめて歌っていました。後に缶を投げ捨てます。

2曲目は、テレビアニメのクラッチ・カーゴ(登場人物の口元の部分だけが人間の唇の切り抜きの実写)のテーマソングを歌います。「俺にはXが見える!」とアニメのセリフを言い放ちます。

結局何が伝えたかったかは謎のまま

qimono / Pixabay

1分半までに及ばない時間の中でより多くの衝撃的な内容を詰め込み、彼は視聴者の頭の中に爪痕をしっかり残しました。意味不明な言動等が多かった為、結局何を言いたかったのか、何を伝えたかったのかはっきりした事がわかっていませんが、事件としてはとても話題となり、今でも尚有名な事件として語り継がれています。

男が被っていたマスクの元ネタは?

先程もちらっと述べましたが、マックスヘッドルームがそもそも何なのかこちらで具体的にご紹介していきます。アメリカのテレビをジャックしておきながら、元ネタは他国であるイギリスです。変な行動や言動は別にして、着用しているマスクや、しっかり背景まで似せていて当時としては表現方法としてはクオリティが高いな、と思わせます。

人気番組のキャラクター「マックスヘッドルーム」のマスク

イギリスの音楽番組の司会者のCGキャラクターとして誕生しました。このモデルは記憶に新しい映画、ピクセルやナイトミュージアムにも登場する俳優のマットフリューワーをモデルにしています。ピクセルではマックスヘッドルームとして登場しています。コカ・コーラのCMにも登場する等、活躍しているキャラクターです。サングラスと金髪、きれいに並んだ白い歯が特徴です。

NEXT 背景も番組に似せていた