マンゴーワーム以外の寄生虫を集めてみました、世の中には色んなタイプの寄生虫がいます。こういう生き物ばかり見ていると、長い年月をよく人や動物たちが生き抜いてきたことに驚きすら感じてしまいます。
アカラス症の原因ニキビダニ
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アカラスとは毛包虫の別名で動物の毛穴に寄生するダニの仲間でニキビダニともよばれます。アカラスは0.2~0.3㎜で細長い形をしたダニで動物に常在しています。毛穴の中で産卵し生涯を終えるのでいなくなることはありません、免疫力低下などでダニが増えてしまうと発症してしまいます。
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目や口の周辺など顔面、四肢の先端にも脱毛の症状が現れ悪化すると全身に症状が広がります。二次感染を起こすと痒みを伴い化膿や出血、浮腫を起こして重症化してしまいます。治療法は薬浴や外用薬、内用薬などの治療法となり細菌などの二次感染が起これば抗生物質を投与します。
ニキビダニは、人にも寄生していてストレスなどで免疫が低下すると発症するようです。ニキビ治療をしていても改善しないようであれば、ニキビダニの増殖を疑ってみてください。人もペットもストレスを感じないよう、楽しく清潔にして生活することが大事な事だと思います。
人にも感染するウマバエ
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人にも寄生するウマバエがいる事を皆さんはご存じですか、「人間に寄生した事例はなし!」で紹介したウマバエとは種類が違いますので新たに紹介します。このウマバエは蚊やダニの腹部に卵を産み付けます。卵内にできた幼虫を蚊やダニは、吸血するときに人や動物に付着させてしまいます。
動物の体に付着し、その体温によって孵化し1時間程で皮膚の中へと入っていくのです。幼虫は半月から三ヶ月で発育し皮膚からでてきます、皮膚から出た幼虫は3~4週間で蛹になり成虫になると一回の産卵で死んでしまいます。寄生されると患部は赤く腫れ、寄生虫が入った穴からは膿のようなものが出てきます。
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患部は動物と同じように皮膚の下になにかが居ると一目でわかるように膨らんでいます。治療法は動物と同じで、押し出す圧出法、穴を塞いで出てくるのを待つ方法、外科的切開などです。おもに南米(メキシコ、ブラジル等)に生息していますが日本では生息が確認されていませんのでご安心ください。
目に入る寄生虫ロア・ロア
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ロアロアとはフィラリア(糸状虫)の一種で、西および中央アフリカの熱帯雨林地帯に限り発生する。ロアロアはアブを媒介する事によって感染し、ヒト宿主の皮下組織で成虫になり皮下組織および眼の結膜下を移行する。感染によって心筋症、腎症、脳炎を起こすこともある。
感染すると体のいたる所に血管性浮腫が生じます。腫脹は1~3日ほど続き虫が眼の結膜下を移行することもありますが眼に傷がのこるのはまれだそうです。ヒトは唯一ロアロアの病原体保有生物だそうです、現地へ行かれる方は虫除スプレーや長袖のシャツ、長ズボンなどでアブから咬まれないよう気をつけてください。