ヒトに寄生した場合、成虫になれず幼虫のまま、宿主体内で分裂して増殖していきます。宿主の皮膚全体に膨隆がみられ、やがて脳にまで達し破壊して行きます。治療法も確立していない事から致死率は100%に近いのではないかと言われています。まだまだ解らない事が多いスパルガヌム、カエルや蛇を食べるのはひかえましょう。
別名ゾンビ菌!タイワンアリタケ
タイワンアリタケ、こちらも寄生虫なのでしょうか。タイワンアリタケはアリを襲う菌の仲間です。この菌は数種類あり一つ一つの菌が、各自一種類のアリを襲うといいます。胞子としてアリに付着しアリの体内へ寄生し体重の半分くらいまで増殖します。こうして体を乗っ取られたアリはタイワンアリタケの思うがままの行動を取ってしまいます。
アリをコントロールし、自分たちが次のアリを捕まえるのに都合がいい場所えと移動させ、25センチほどの高さの葉っぱえと誘導します、その葉脈に咬みつかせるとタイワンアリタケはそのアリを殺し子実体としてアリの後頭部よりでてきます。そして、胞子を降らせて新しいアリに寄生していくのです。
性別なんて関係なしのボルバキア
ボルバキアとは節足動物やフィラリア線虫に生息する共生細菌です。多くの昆虫においては遺伝的に伝わり、驚くことに宿主の生殖システムを操ってしまいます。例えば感染したキイロショウジョウバエの話になりますが、メスがオスを必要とはせずにメスを産み繁殖出来たりと不思議なことが起こってしまいます。
ボルバキアはオスの宿主から子孫に遺伝することができず、宿主と共に死んでしまい役には立ちません一方子孫を残してくれる、メスの宿主はありがたい存在なのです、自分自身が生き残るためにオスを死滅させた方がメスの餌も増える訳で宿主が産んだ卵の半数を殺してしまう「オス殺し」というやり方で生存してきたようです。
マンゴーワームに弱点はあるのか?
どんな生き物にも弱点はありますよね、マンゴーワームにはどんな弱点があるのでしょう。熱帯地域で生息する生き物なので一年のうち3~4か月は寒い日本においては生息できないようです。ですが、これ以上温暖化が進むと対岸の火事ではすまされなくなりそうです。怖いマンゴーワームですが寒さにはかてないようです
家にいるハエは悪さをするの?
五月蠅い、ホントにハエってうるさいですよね。暖かくなってくると昼寝の邪魔はするし食べ物にとまったりと迷惑ものです、このイエバエ、昼寝の邪魔をするだけじゃなくサルモネラ菌や病原性大腸菌o-157などの病原菌を媒介します、直接寄生する事はありませんが私たちにとって気をつけなければならないハエの仲間なのです。
寄生虫マンゴーワームから愛犬を守ろう!!
マンゴーワームの脅威から大事なペットを守っていただくには、飼育する環境であったり、散歩をした後はペットのからだの傷などをこまめにチェックしてあげる事が、ペットを守るために必要なことです。そして、ようすがおかしい時には迷わずお医者さんに診てもらう事が、一番の予防につながります。
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