ムター博物館(ホラー博物館)展示の見どころを紹介!グロきもグッズも

そして医学に欠かせないのが手術の際などに使われる医療器具です。鉗子やメスなどですね。実際に過去の手術に使われていたものがあるのはもちろん、過去の医療器具を見ることで、医療器具の進化も目で確認することもできます。

またロボトミー手術に使われていた医療器具も展示されています。ロボトミー手術とは精神疾患に対して外科手術を行うもので、その内容は前頭葉など大脳の一部を切除するといったもので、日本では事件に発展するほど問題があった手術のことです。

ムター博物館のコレクション⑤その他

その他には、実際に現在まで保存されているミイラの展示や手術中や患者の経過が写った医療的な写真も展示されており、医学に詳しくない方でも医学の発展などについて考えさせられるものがたくさんあるので、楽しめるかと思います。

ムター博物館の見どころを徹底紹介!見逃せない展示とは?!

大まかなセクションはこのようになりますが、展示されているものの中でもこれだけは見逃せないものや、展示名を見るだけで興味がそそられるものを、いくつか紹介させていただきます。それではご覧ください。

ムター博物館の見どころ①「アインシュタインの脳」

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まずはあの相対性理論で有名なアインシュタインの脳が展示されています。なぜここにあるのかは後述させていただきますが、天才と呼ばれた人間の脳を実際に見ることができるのです。とはいえここにあるのはほんの一部となります。

ムター博物館の見どころ②「石鹸おばさん」

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石鹸おばさんという通称の展示物があります。優しそうなおばさんを連想してしまいますが、実際は亡くなった後に腐敗せずに石鹸状になった女性のミイラです。これは死蝋と呼ばれるもので、生きていたころの面影は微塵もありません。

ちなみになぜ石鹸化されたかといいますと、埋葬された土に秘密がありました。その土はアルカリ性だったのですが、それが原因とされています。この女性は18世紀に亡くなったのですが、身元がある程度特定されています。

ムター博物館の見どころ③「タイの結合双生児」

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この博物館で最も有名と言っても過言ではない展示物が、胸部の繋がった双子の展示です。生まれたころから胸部が繋がっており、血管などを共有していたことがわかっております。死後、解剖されて後にこの博物館に寄贈されています。

ムター博物館の見どころ④「角が生えた貴婦人」

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19世紀に顔から角が生えた貴婦人がいました。角はタンパク質でできており25㎝もあったそうで、成分は爪と非常に似ていたそうです。ちなみに彼女の角は、無事手術により摘出されたそうです。世界にはいろんな病気があります。奇病の巨乳症についてはこちらをどうぞ。

ムター博物館の見どころ⑤「リンカーン暗殺者の脊髄」

なぜここにあるのかは不明なのですが、あのリンカーンを暗殺した人物の脊髄も展示されています。暗殺後彼は射殺されているのですが、解剖後になぜかここに送られたそうです。しかしリンカーンを手にかけた男の脊髄ということで人気の展示物です。

ムター博物館の見どころ⑥「世界最古の外科手術痕」

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そしてなんと旧石器時代に行われた手術の跡が残った、頭蓋骨が展示されています。発掘元はアステカ文明の遺跡で、頭蓋骨に穴が開いていることから判明したそうです。様々な方法で穴があけられた痕跡があるそうで、その痕跡も確認することができます。

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