「キモッチ」は検索してはいけない言葉?Youtubeの動画が怖い!

「キモッチ」とはNHKで放送されていた『わたしのきもち』に登場するキャラクターです。しかしネットでは“検索してはいけない言葉”とされています。この記事では、なぜ「キモッチ」と検索してはいけないのか、検索するとどうなるのかなど詳しく紹介します。

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ROCKとマンガと家事が大好きなイケてるパパ(自称)
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「キモッチ」とは紙コップを使用したキャラクター!

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本人?は紙コップ呼ばわりを完全否定する、犬は苦手な紙コップの男の子。それがNHKの「わたしのきもち」のメインキャラクター・キモッチ。声の担当は個性的なキャラで知られる人気のマルチ俳優、阿部サダヲさんが演じてます。

「キモッチ」が登場するNHKの番組『わたしのきもち』とは

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幼稚園児くらいの5,6歳の子供達が対象の番組で、ストーリー仕立てのアニメーションなどを通じ「人間関係を結ぶヒントを提示してコミュニケーション能力を高めよう!」のコンセプトに基づき、NHK教育テレビにて2004年4月から2010年3月までの放映でした。

コミュニケーション力を高めることを目的に制作

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相手と理解し合う為に意思伝達を会話などの言葉を用い、お互いの感情や考えを伝え合うコミュニケーション能力。『わたしのきもち』は、番組を見た子供達が独り善がりにならずに相手と自分の気持ちを上手に理解し合えるようになる事が目的の番組です。

「キモッチ」の声優を担当するのは阿部サダヲさん

劇団・大人計画のメンバーで知られ俳優と歌手で活躍する阿部サダヲさんがキモッチのCVを担当。カメラの向こう側のテレビを見ている子供たちに語りかけるような、会話しているような独特の間が絶妙な声の演技でキモッチを演じました。

そのキモッチが”検索してはいけない”ワードとしてネットで問題になっています。当時リアル視聴されていた世代の方には、不思議な現象ですが何故あの「わたしのきもち」のキモッチがそのような事になっているのか?ある動画がカギでした。

検索してはいけないとしての「キモッチ」とは?

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子供達のために生まれた番組「わたしのきもち」やキャラクターのキモッチが、検索すると実にたくさんある動画の中に、海外のアカウントに紛れ「キモッチ」というアカウントの「わたしのきもち・数字」が数本リストに上がります。これらは”検索してはいけない”類のキモッチです。それは何故?

検索してはいけない言葉?「キモッチ」

キモッチを検索にかけるとどうしても候補にのぼる「キモッチ」というチャンネルは、アップロードしている動画はすべてキモッチを残虐なやり方で潰すものばかり。子供向けのキャラクターを暴力的な表現で改変する、広告収益目的のエルサゲートの可能性が非常に高いので注意しましょう。

「キモッチ」はエルサゲートの1種ともいわれている

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今欧米で問題視される、有名な子供向け作品の登場キャラクターをわざと暴力的や異常性癖のような常軌を逸した表現で演じさせ、視聴者を不快にさせる事を目的として制作されるエルサゲートの一つと考えられます。それはYouTubeにある動画にも見つかりました。

「キモッチ」と検索するとYouTubeの“とある動画”が見つかる

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投稿者が同じとみられる「わたしのきもち・数字」の動画が多数ヒットしますが、それらは全てエルサゲート表現を用いて「キモッチ」を滅茶苦茶に潰して楽しむ動画です。近年そのほかにも多数の投稿者がエルサゲート表現のキモッチをアップロードしています。エルサゲート表現で放送禁止になったリアルポンキッキに関する問題記事はこちら

子どもに不適切なエルサゲートってどういう意味?

問題のエルサゲートとはディズニー・アニメ「アナと雪の女王」に登場するキャラクター・エルサ(Elsa)と、英語で事件や不祥事を表すゲート(gate)を組み合わせて作られた造語です。子供に人気のキャラクターに暴力的、性的、残虐性の高い行為をさせる動画は2017年ころから欧米を始め日本でも問題になりつつあります。

キモッチをはじめ人気キャラクターの動画に注意

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サムネイルだけでは一見見分けが付きにくいのですが、注意して見ると不自然なタイトルであったり、明らかに子供の目に入れたくない猥褻で不適切なポーズのものがあります。大人が視聴しても気分が悪くなる動画が多数、子供向けの動画に紛れ込んでいるのが現状です。

キモッチ以外にも海外ではディズニーキャラクターのほとんどやスパイダーマン、日本ではアンパンマンやドラえもんなどが登場し残虐で卑猥な表現を繰り広げる動画がアップされ、Googleでも問題になり対策中です。

Googleでも対策が遅れる

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Googleでも事態を重く見て、2017年6月以降に15万以上のエルサゲート動画を削除する対策を講じていますが、子供向けとして2017年11月から開始したサービスYouTubeKiidsでも多数の不適切動画が見つかり対策中です。一時期Googleでも問題になった残虐性の高いひよこミキサーに関する記事はこちら

子どもに悪影響のある動画を見つけたら報告を!

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Googleでは「気づいたら子供が不適切な動画を見ていた」という報告を多数受けています。現代では子供にネットの動画をまったく見せないのは無理があり、なるべくYouTubeKidsやAmazonprimeの子供向けチャンネルなどを利用するのがおすすめです。

現在Googleでは不適切動画排除への対策に尽力しています。子供と視聴中、問題ありの動画を見つけたら迷わず報告して、子供達に悪影響を与える不適切なエルサゲート動画から子供たちを守りましょう。

1.YouTube にログインします。
2.報告する動画のプレーヤーの下にある [その他] をクリックします。
3.プルダウン メニューから [報告] を選択します。
4.動画の違反内容に最も合う報告理由を選択します。
5.タイムスタンプや違反の説明など、審査チームによる判断の際に役立つと思われる詳しい内容があれば入力します。(引用:YouTubeヘルプ)

 

YouTubeに投稿されている「キモッチ」の内容を徹底紹介

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「キモッチ」や「わたしのきもち」の関連動画は多数アップロードされ、タイトルのみでエルサゲートか否かを判断するのは難しいケースもあります。不適切と報告を受けた動画やチャンネルは処分対象なのでいつチャンネルが停止になるか不明ですが、現時点で確認できる限りの「わたしのきもち・数字」の動画を紹介します。

「キモッチ」の内容①踏み潰される『わたしのきもち』

お隣の中国の動画共有サイト「youku」の劣化した動画ファイルをタイトルコールに使用した、「キモッチ」というアカウント名の投稿者による動画です。無慈悲にも土足でキモッチを踏み潰すだけの16秒ほどの動画になります。

「キモッチ」の内容②引き裂かれる『わたしのきもち2』

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