アシッドアタック(酸攻撃)の恐怖!日本やイギリスでも?攻撃の理由も

Array

外見的に外へ出られる容姿ではなくなることから、被害にあった方は精神的なダメージにより外へ出る事も億劫になり、被害を報告することすら出来ない方が多くいらっしゃいます。そのため、被害件数は実際のデータよりも多いと予想されています。

アシッドアタックを受けたイギリス人モデル

現在も元気な姿でメディアに露出しファンへ大きな影響を与えている元モデルの女性がいらっしゃいます。この方から元気や勇気が貰える理由は彼女の過去も関係していました。実は彼女は過去に酸を浴びせられた被害者女性の1人なのです。

イギリス人モデル「ケイティ・パイパー」

元はモデルとして活躍されていましたが、現在では過酷な経験もあり、現在はモデルとしての活動のみならず、テレビにも出演したり、執筆活動を行ったりと幅広く活動し、悲惨な過去を乗り越えた勇敢な女性としての姿を私たちに見せ、活力を与えてくれていらっしゃいます。

交際相手からアシッドアタック

彼女へ酸を浴びせた相手は、彼女がインターネット上で知り合い、交際を始めた男性でした。また、被害にあう前に、彼女はホテルで彼から暴行を受けていた事も報告されています。腕を何か所も刺され重傷を負った彼女でしたが、ショックのあまり警察や病院の関係者へ被害を報告することすら恐怖だったと言われています。

また、その後も彼から何度も謝罪の電話があり、インターネットカフェで自身が送ったメールを呼んでと彼女へ告げ、彼女はインターネットカフェへと赴きました。そこで待ち構えていたのが彼から攻撃を頼まれた実行犯の男であり、実行犯と付き合っていた男性は逮捕されました。

アシッドアタックの犯人「ダニエル・リンチ」

SJJP / Pixabay

交際相手の詳細については名前が知れ渡っている事から調べれば沢山の情報が出てきます。彼や彼から頼まれ攻撃を実行した犯人は今どのように過ごしているのでしょうか。また、イギリスという国であったからこそ逮捕へ及びましたが他の国では男性が罪に問われない場合もあるのです。

ダニエル・リンチ終身刑へ

方がきちんと整備されている国であるため、犯人の男性は逮捕され、暴行を加えた事実もあったことから終身刑を実行されています。しかし、彼女の中に残った深い心の傷や、容姿の変化は一生消えることがないというのもこの悲劇の結末なのです。

実行犯はすでに釈放

そして頼まれ実行を行った、実行犯の男は既に釈放され社会へと出てしまっています。女性へと一生残る傷跡を残した男性が今も人々に紛れ、生活していると考えると女性の方だけではなく、男性の方もぞっとしてしまうのではないでしょうか。

アシッドアタックは日本でも起こった

実はこの恐ろしい行為は日本でも起こっていたのですが、その事件をご存知でしょうか。幸い被害にあった女性の方々は海外の様な重症を負う事はありませんでした。しかし、見ず知らずの男性から街中でそういった攻撃をされたという恐怖は決して拭えないでしょう。

2015年無差別アシッドアタック(群馬)

bella67 / Pixabay

つい最近起きた事件ですが、事件が起こった場所は群馬県高崎市でした。女性会社員が知らない男性に液体をかけられ、左足のくるぶしが赤く腫れて痛み、また液体がかかったカバンなどの所持品が解けていた事から警察へ赴きました。

女性4人がアシッドアタック被害に

Engin_Akyurt / Pixabay

そして警察が調査した結果、男性がかけた液体は硫酸である事が判明し、他にも3名の女性が被害にあっている事もわかりました。女性の証言から同一犯である男性の特徴がわかり、1人の男性が実行犯であるとし、防犯カメラに写っていた男性を重要参考人として連行しました。

犯人「北村宣晃」逮捕

4711018 / Pixabay

連行された男性は無差別連続傷害事件の実行犯として逮捕されました。日本での被害では不幸中の幸いとして、狙われたのが顔ではなく脚であり、ストッキングや靴下をまとっていた事から脚の怪我も大事には至りませんでした。

 

昭和の歌姫「美空ひばり」もアシッドアタックの被害に

実は日本の大物歌手も硫酸を浴びるという悲惨な被害にあっています。顔や首、胸元へ大やけどを追い、全治三週間という怪我による休止を強いられ、また犯行場所が舞台中であったことから、現地にいたファンの方々へも大きな衝撃を与えた事件でした。

美空ひばり硫酸事件

この事件は当時の方々には大きなショックを与えました。国民的な歌姫であった彼女がファンから与えられた無慈悲な攻撃に世間がざわめき、ひばりのあの顔をもう二度と見られることはないと落胆したと歴史にも残る大事件です。

客席からファンに硫酸を投げられる

当時19歳であった美空さんは舞台で素敵な歌声を披露するべく、人前へと立っていました。そして謡いだそうとした瞬間、犯行へ及んだ同い年の女の子から酸を浴びせられたのです。美空さんだけではなく近くにいたスタッフや俳優の方も硫酸の被害に合っています。

美空ひばりは軽傷

美空さんの怪我は顔の左半面や首、胸の鳩尾あたり、背中の左側へとやけどを負い、全治三週間の怪我を負いました。そして、他の近くにいた3名の中には顔へと硫酸を浴び、危うく失明の恐れがあった全治二週間の怪我を負った方もいらっしゃいました。

アシッドアタックの被害は女性だけでなく男性にも

Comfreak / Pixabay

被害にあうのは国の特徴から女性が多いのですが、勿論女性だけが被害者という訳ではありません。誰しもが容易に酸を入手できる国では女性が男性へと加害してしまう場合もあるのです。男性よりも力の弱い女性が男性へ攻撃するにはもってこいの方法なのかもしれません。

振られた女性の腹いせにアシッドアタックを受ける

Counselling / Pixabay

バングラディッシュで起きた事件では長らく言い寄られていた女性の申し出を断り続けていた男性が被害者となってしまった事件があります。酸を浴びせた女性は直ぐに逮捕されましたが、被害にあった男性の傷は一生残るものとなってしまったのです。

17歳青年の顔が大やけど

Comfreak / Pixabay

被害にあった男性の年齢はこれから人生を謳歌するであろう17歳という若さでした。その若さで彼は人生を大きく変えられる被害へとあってしまったのです。そして犯行を行った女性は彼よりも1つ年下の16歳であり、彼女もまた愚かにも人生を棒に振ってしまったといっても過言ではありません。

アシッドアタックを受けてしまった時の対処法

wal_172619 / Pixabay

実際に日本へ棲んでいる私たちが日常で酸を浴びる可能性は低いかもしれません。しかし日本でも無差別傷害事件が起こっており、旅行で海外へ行った際に街中で何が起こるかわかりません。特に酸でのやけどは最初の処置が要となるため、自身で保身のために対処法を知っておくことが大事なのです。

とにかく大量の水で洗い流す

Fifaliana-joy / Pixabay

硫酸や強い酸が掛かってしまった場合、何よりも大切なのは迅速に酸を洗い流すことです。衣服などの上から浴びてしまった場合は衣服ごと、大量の水で洗い流しましょう。少量の水では洗い流すまでに時間がかかってしまうため、有無を言わさず一気に大量の水で洗い流すようにしてください。

流し台に張った水につけて落とすというデマに注意

kpuljek / Pixabay

インターネット上で硫酸へ水をかけると発熱する、流し台に水をはって洗うのが良いという情報が流れていますが、これは真っ赤なウソです。厚労省から出されている対処法にも、迅速に洗い流す事が記載されており、水をはった状態ではその水へ浸透するため、薄める事しかできないのです。

アシッドアタックをする心理

ElisaRiva / Pixabay

レイプや暴力といった様々な方法により女性を傷つける男性は後を絶ちません。そしてそういった犯行心理の研究も日々行われています。高崎市で起こった日本のアシッドアタック事件で、犯人はどのような心理状況にあり、女性を傷つけてしまったのでしょうか。

犯人の声「むしゃくしゃしていた」

AbsolutVision / Pixabay

犯人の実際の供述では仕事でのストレスがたまり、犯行に及んだと語られています。女性をレイプしたり、傷つけたりという行為で性的な快楽を得る男性もいる事や、仕事のストレス発散という理由だけでは無差別な連続性の犯行に動機が弱すぎるという見解も上げられています。

女性はモノである、女性劣勢心理

makunin / Pixabay

昔の日本でも男尊女卑という社会があったように、世界各国のこういった事件が起こっている社会では男性が女性を低く見られがちです。先進国や現在の日本では女性が既に社会進出を果たし、男性と同等な成果を残している事から、そういった意識が薄れていますが、人間の心理として日本でも根深く残ってしまっている事も原因の1つかもしれません。

アシッドアタックにより酸を飲んでしまった場合

insightzaoya / Pixabay

顔へと強い酸を浴びせる攻撃であるため、その酸を口から飲んでしまう可能性も大いにあります。強い酸を口から飲んでしまった場合はどうなってしまうのでしょうか。実際に自殺の方法として硫酸を飲む症例もあり、そちらを参考にご紹介させていただきます。

意識消失、吐血、血圧低下

GDJ / Pixabay

120mLの硝酸を飲んで自殺を図った男性は、2時間後に家族が意識がなく吐血している状態で発見されたとされています。病院へ搬送された時には既に意識がなく、吐血し血圧も低下、不整脈という危うい状態だったようです。

その後回復は見られず多臓器不全に

Elionas2 / Pixabay

集中治療室にて治療が行われましたが、そのまま2日後に肺炎を発症し、肝臓や腎臓など主要臓器の機能も低下、搬送された4日後には多臓器不全となり、意識が戻らないまま危篤状態となってしまいました。このように強い酸であるため、体内に入ってしまった場合には生命を脅かすほどの重症をおってしまうのです。

アシッドアタックの恐怖は今も続く

Anemone123 / Pixabay

比較的容易に他者へ精神的ショックと一生外へ出れず人生を狂わせるほどの変化をもたらす攻撃であるこの行為は未だ世界から絶えることなく、増え続けています。特に立場が弱い女性が被害者であり、自殺してしまうほどのショックを受けさせられえているのです。

白丁にに関する記事はこちら

おっとい嫁じょに関する記事はこちら