アシッドアタック(酸攻撃)の恐怖!日本やイギリスでも?攻撃の理由も

しかし、彼女が駆け込んだ病院では強酸による火傷の処置がわからず、45分間シャワーで酸を洗い落とし、痛み止めとワセリンの処方後に別の専門病院へと搬送されました。回復の分け目は最初の1~2時間の処置ですが、彼女が専門病院へ駆け込めていた場合は今以上の回復が見込めたかもしれません。

アシッドアタック事例⑤バングラディシュ

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18年連れ添った夫と離婚した後に夫から強い酸を投げつけられ、顔全面的に皮膚が爛れて失明までしてしまった女性がいらっしゃいます。夫は1年投獄され、その際に2人の息子に説得された彼女はこのひどい仕打ちを行った夫の元に戻ったとされています。

アシッドアタック事例⑥ネパール

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ネパールに住む女性は軍人であった夫に強酸をかけられました。しかし理由もわからず、どうして軍として国に尽くす男性が国民であり、一番に守るべき存在であるパートナーを傷つけてしまったのでしょうか。また仕事に関係なくこういった薬品が手に入ることがわかります。

アシッドアタックは男性が女性に対して犯行を咎める行為として使用される傾向にありますが、これはレイプでも同じことです。おっとい嫁じょというレイプし結婚する誘拐婚が存在します。おっとい嫁じょに関しては詳しくこちらの記事でご紹介しています。

アシッドアタックがイギリスで急増している

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近年ではアジア圏外でもこの行為が増加しているとしてニュースの話題となっています。そして急増しているイギリスは政府耐性も比較的しっかりしており、男尊女卑の精神が強い国ではありません。そんな国で一体なぜこのような現象が起きてしまっているのでしょうか。

アシッドアタック急増!3年で2倍超に

比較的安い薬品で簡単に手に入るもので、一生ものの傷を与え精神的苦痛を与えれるため、報復として使用されがちの手法です。イギリスでは2014年から急増を始め、3年で2倍を超えるほどまで発生件数が報告されています。

ギャングによるアシッドアタック

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女性への暴力として使用されていたアジア圏とは違い、イギリスにはギャングと呼ばれる集団が存在します。近年では銃刀の規制が厳しくなってきたため、こういった手に入りやすい攻撃方法は紛争の中でも相手の目を失す目的などで使用されているのです。

アシッドアタックの検挙率は低い

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外見的に外へ出られる容姿ではなくなることから、被害にあった方は精神的なダメージにより外へ出る事も億劫になり、被害を報告することすら出来ない方が多くいらっしゃいます。そのため、被害件数は実際のデータよりも多いと予想されています。

アシッドアタックを受けたイギリス人モデル

現在も元気な姿でメディアに露出しファンへ大きな影響を与えている元モデルの女性がいらっしゃいます。この方から元気や勇気が貰える理由は彼女の過去も関係していました。実は彼女は過去に酸を浴びせられた被害者女性の1人なのです。

イギリス人モデル「ケイティ・パイパー」

元はモデルとして活躍されていましたが、現在では過酷な経験もあり、現在はモデルとしての活動のみならず、テレビにも出演したり、執筆活動を行ったりと幅広く活動し、悲惨な過去を乗り越えた勇敢な女性としての姿を私たちに見せ、活力を与えてくれていらっしゃいます。

交際相手からアシッドアタック

彼女へ酸を浴びせた相手は、彼女がインターネット上で知り合い、交際を始めた男性でした。また、被害にあう前に、彼女はホテルで彼から暴行を受けていた事も報告されています。腕を何か所も刺され重傷を負った彼女でしたが、ショックのあまり警察や病院の関係者へ被害を報告することすら恐怖だったと言われています。

また、その後も彼から何度も謝罪の電話があり、インターネットカフェで自身が送ったメールを呼んでと彼女へ告げ、彼女はインターネットカフェへと赴きました。そこで待ち構えていたのが彼から攻撃を頼まれた実行犯の男であり、実行犯と付き合っていた男性は逮捕されました。

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