ここまで事件を追ってくるとどうしても気になるのは「AV業界とヤクザの関係」です。昔からヤクザの軍資金にはAV業界が絡んでいるとも言われるほど、有名な噂として出回ったこともあります。しかし実際はどうだったのでしょうか。
AV業界とヤクザ界①昔はスカウト場所代をヤクザに払っていた
ヤクザたちには縄張りというものが存在し、その領域の中で売上をあげなければなりません。事件当時のAV業界とヤクザの繋がりはそこにありました。AV女優や風俗に務める女の子を、AV業界にスカウトする仕組みにヤクザが絡んでいました。
スカウトマンはヤクザに利用料を支払い、初めてスカウト出来たのです。払えなければ追い出されてしまいますが、トラブルが起きた時には、後ろ盾になります。今は考えられないでしょうが、当時は本当にそのようにしてヤクザは資金を集めていたのです。
AV業界とヤクザ界②現在は「暴力団対策法」の効果を発揮
しかし、そんな時代も長くは続きませんでした。「暴力団対策法」ができたことにより、暴力団の行動に制御がかかったのです。そのおかげで今は、暴力団とAV業界でのつながりは、ほとんどないとされています。実際に現在活躍されているAV女優は、生き生きしている人も多いです。
里中まりあさんだけじゃない!AV女優の悲しい最期
彼女のように、AV業界にいた時期が悪かった、偏見や中傷に耐えきれずに亡くなる人、また原因もはっきりしない死に方、自殺をする方が多いのもAV女優の特徴です。悲しいことに、若くしてなくなる方が大勢います。今回はその中でも少ないですが、悲しい最期を遂げた女優を紹介しましょう。
悲しい最期を迎えたAV女優①桃井望
2002年10月12日に、車が炎上しているのが発見されました。焼死体で出てきた男女の女性が、桃井望さんです。灯油をかけての焼身自殺が疑われましたが、現在他殺であると分かり、まだ事件は続いています。享年24歳でした。
悲しい最期を迎えたAV女優②麻生美由樹
2008年4月18日に自殺をしたのが麻生美由樹さんでした。死に方も硫化水素自殺であり、前々から話題に昇っていて、世間を騒がせました。もともと舞台やグラビアアイドルとして活動していた彼女は、AV業界に転身します。
お笑い芸人50人と関係を持ったことを週刊誌に暴露をしたことで誹謗中傷の的となり、耐えきれなくなった彼女が選んだ最期の道でした。彼女の暴露行為に激しく避難したのがキングコングの西野亮廣さんと言われます。享年24歳でした。
悲しい最期を迎えたAV女優③林由美香
2005年6月26日に、林由美香さんは自宅で息を引き取りました。当時は自殺や事故の可能性も考えられたものの、自然死と発表されています。彼女は一回親にバレてAV界から引退も経験、ピンク映画にも出演、政界にまで進出しようと試みた女性として有名です。
数々の賞も受賞しており、亡くなった翌年2006年4月に、第18回ピンク大賞特別賞を受賞しています。最期までビデオが回っていたことがわかり、後に映画として公開されています。享年34歳でした。
悲しい最期を迎えたAV女優④倉沢七海
2004年8月19日に飛び降り自殺をしたのが倉沢七海さんでした。原因は恋人との結婚がなくなったとされています。亡くなる1週間前にも自殺未遂を起こしており、この段階でなんとか食い止めることはできなかったのか悔やまれます。享年28歳でした。
悲しい最期を迎えたAV女優⑤AYA
小室ファミリーとして華々しくデビューするも飛び降り自殺の道を選んだのがAYAさんです。2010年10月23日の出来事でした。数々のジャニーズの歴代彼女と噂されています。彼女はAV女優からでものし上がると本気で信じていて頑張っていました。
自殺の原因は様々噂されていますが、最後に部屋の非常ボタンを押している事から、自殺ではないのではないかとの憶測も出ています。最後には精神的にも追い詰められていたそうです。享年30歳でした。
悲しい最期を迎えたAV女優⑥飯島愛
誰もが知っている飯島愛さんも、もともとはAV業界から有名になった人です。2008年12月17日に自室で昏倒し亡くなりました。発見されたのは12月24日、亡くなってから一週間後に発見される孤独死として注目を浴びました。
精神的にもまいっていた彼女、引退する直前には体の不調も訴えていたそうです。彼女の孤独死は、世間を驚かせるとともに、深い悲しみに落としました。享年36歳でした。飯島愛さんのことについて、知りたい方はぜひこちらもご参照ください。
AV女優はなぜ薬物に手を出してしまうのか
里中まりあさんも実は手を出していたのではないかと言われていた、薬物。AV女優だけにとどまりませんが、AV業界で捕まる人も多いのも事実です。なぜ、彼女たちは薬物に手を出してしまうのでしょう。
薬物を購入できるほどの収入があるため
まず、薬物そのものは、そう簡単に手に入るものではありません。1回手を出してしまえば、ずっと使用していないと禁断症状が出てしまうほどです。しかし、続けるには結構多額な金額がかかります。
その条件が整ってしまうのが、手を出す原因の一つとも言えます。体を張った仕事なので報酬もそれなりにもらえるところが多いので、金銭感覚も狂うのでしょう。しかし、一回だけで辞めることが出来ないため、ずるずると薬物に落ちていくのです。
より強い刺激を求めるため
AV女優になるきかっけは様々ですが、稀に刺激を求めて、飛び込んで来る人もいます。または、途中で刺激に目覚める人もいます。その場合は、新たな快楽、刺激として薬物に手を出してしまうケースも少なくありません。
プレッシャーを紛らわすため
AV女優は普段、人前で行わない行為を撮影する仕事です。男優だけでなく、カメラマンや監督やスタッフ大勢の人の前で演技することにプレッシャーを感じる女優さんも少なくありません。ストレスがたまり、少しずつ溜まった心の拠り所に精神薬を服薬し、そのまま薬物中毒に溺れてしまう人もいます。
変わりゆくAV業界
これまでのAV業界は確かに、暗い闇が広がっているように見えて、なかなか偏見の目があったのも事実です。しかし、法が改正されてから、AV業界でもグラビアアイドル並みに扱われることも多くなってきました。そんな彼女たちは生き生きしているように見えます。
不動のアイドル明日花キララ
鉄壁の人気と知名度を持つ明日花キララさん、抜群のスタイルと持ち前の明るいキャクターでYouTuberにも度々ゲストで呼ばれることもあります。もう引退してしまいましたが、元関ジャニ∞の渋谷すばるさんが大ファンと公言したことで女性のファンも増えたそうです。
アイドル顔負けのビジュアル成瀬心美
アイドルよりも可愛いと言われる成瀬心美さん、高校生の制服がいつまで経っても似合います。可愛らしさと気さくな性格から女性のファンも多く存在し、何よりも彼女は友達を大事にしていることでも有名です。
誇りを持って出来る仕事へ
里中まりあさんがいた時よりも、今のAV業界はクリーンで、女性への思いやりをきちんとしてくれるようになりました。彼女たちは揃って、今の職業に誇りを持ち仕事にプロとして挑んでいます。このままAV業界での活躍と発展を期待します!
里中まりあさんの悲しい最期
笑顔が可愛く、歳よりも幼く見えた彼女は関西弁がトレードマークの女優でした。もし時代が変わっていたら、今でも輝かしい活躍をしていたかもしれません。暴力団と薬物にまみれた時代の中、AV業界でファンに愛され、今でも語り継がれる彼女。今後このような、悲しい事件が二度と起こらないことを祈ります。
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